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ヤンキー経済 の商品レビュー

3.1

124件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

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  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

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2014/07/30

夫が出版社の方と話題になった本だそうで、私も新聞の広告欄でみかけ、図書館で予約してました。 我が家の近所に出来た大型ショッピングセンターの客層と出店ブランドについてこの本を読む前から思うところがあり、また、EXILEや西野カナのファン層についても考えるところがあったので、妙に...

夫が出版社の方と話題になった本だそうで、私も新聞の広告欄でみかけ、図書館で予約してました。 我が家の近所に出来た大型ショッピングセンターの客層と出店ブランドについてこの本を読む前から思うところがあり、また、EXILEや西野カナのファン層についても考えるところがあったので、妙に納得感がありました。データづくしの本ではありませんが、感覚的にはちょっと理解出来ちゃう。 とはいえ、読後感が悪く、憂鬱な気分にさせられました。 著者の、マイルドヤンキーは乗せやすいアホであり、彼らをターゲットにしたらおいしいぜ、との見下した態度がすごくって。 エリート層が、マイルドヤンキーを嗤って楽しむような悪意をひしひしと感じるのです。 なのに、ところどころ微妙に納得感があるから 「私は何のためにこの本を読んでいるのか?小バカにしたくて?見下したくて?」 という罪悪感にも似た気持ちを覚えてしまうという・・・ こんなふうに見下した論調にしないで書けなかったのかい。今のトレンドを知ると言う意味では読んで後悔する本ではなかったのに。

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2014/07/26

マイルドヤンキーとカテゴライズした若者の実態に迫る。実際に彼らへのインタビューを通じた内容になっており、彼らの内面が深く分析されている。 生まれたときから「失われた20年」を生きる彼らにとって、社会が下向きになっていく中で横ばい・安定性を求めるのは新たな上昇意欲のひとつなのかも...

マイルドヤンキーとカテゴライズした若者の実態に迫る。実際に彼らへのインタビューを通じた内容になっており、彼らの内面が深く分析されている。 生まれたときから「失われた20年」を生きる彼らにとって、社会が下向きになっていく中で横ばい・安定性を求めるのは新たな上昇意欲のひとつなのかもしれない。非常に示唆に富む一冊。

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2014/07/24

○博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーの原田氏の著作。 ○「ヤンキー」をテーマに、最近の若者の考え方や消費動向を分析した作品。 ○最近の若者の例が多く取り上げられているが、これほどまでに地元志向というのはビックリした。極端な例かもしれないが、電車がキライとか、安定志向とか、印...

○博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーの原田氏の著作。 ○「ヤンキー」をテーマに、最近の若者の考え方や消費動向を分析した作品。 ○最近の若者の例が多く取り上げられているが、これほどまでに地元志向というのはビックリした。極端な例かもしれないが、電車がキライとか、安定志向とか、印象が全然違う。 ○また、一言で「ヤンキー」と言っても、昔と今では全くイメージが違うんだなぁと、意外に思った。

Posted byブクログ

2014/07/14

話題のマイルドヤンキー本。とてもおもしろく読めたが、ちょっとおもしろく書きすぎだと思う。あとマイルドヤンキーがこれからの消費のキーってのはわかるんですが、その割合って人口の何%くらいなんでしょうか?

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2014/07/13

さらっと読めた。世の中的には昔のこわいヤンキーがいなくなって、犯罪率が減っているのだとすればよくなっているのではないか。 ただ、仲間内だけの付き合いで、向上心がないのは、 ヤンキーの子供はヤンキーになる確率が高い。 ただ、地方に行くと娯楽というか文化というか新しいもの、刺激的なも...

さらっと読めた。世の中的には昔のこわいヤンキーがいなくなって、犯罪率が減っているのだとすればよくなっているのではないか。 ただ、仲間内だけの付き合いで、向上心がないのは、 ヤンキーの子供はヤンキーになる確率が高い。 ただ、地方に行くと娯楽というか文化というか新しいもの、刺激的なもの、教養的なものが少なくなるのは仕方がない。 半径5キロにとどまり、その圏内え生活できるのであれば、必然的にでなくなる気持ちもわかる。 自分も街に出よう。

Posted byブクログ

2014/07/06

この著者、土地勘や金銭感覚がちょっとずれているのではないか? そのずれている人が「ずれ」を論じても説得性が少ない感じがする。同時に「持論」に無理やり持ち込もうとしているところが多すぎる。

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2014/07/04

平成26年7月4日読了。序盤はマイルドヤンキーを若干小馬鹿にしつつ読み進んでいたが、自分自身に合致する要素が多々見られ、外見こそ符合しないが殆ど自分がマイルドヤンキーであることに気付かされた。私自身、名古屋 千種区をこよなく愛し、日本で五指に入る住環境であると誇りに感じている一人...

平成26年7月4日読了。序盤はマイルドヤンキーを若干小馬鹿にしつつ読み進んでいたが、自分自身に合致する要素が多々見られ、外見こそ符合しないが殆ど自分がマイルドヤンキーであることに気付かされた。私自身、名古屋 千種区をこよなく愛し、日本で五指に入る住環境であると誇りに感じている一人である。何事も起こらず、現状維持の平穏な生活を希求することが、この国にとってはもはや身の丈の願望ではなく、叶え難い希望になりつつあることに、日本の未来を心配せずにいられない。

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2014/07/02

EXILEがなぜまだ人気なのかよく分かった。マイルドヤンキーとの親和性が高かったのだ。この仮説はおもしろかった。マーケティングって色々市場を読む必要があるんですなぁ。

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2014/06/04

文化系トークラジオLIFEの「マイルドヤンキー限界論」を聴いて、マイルドヤンキーの実態に興味を持ち本書を購入した。 http://tunein.com/radio/Life-talk-radio-culture-system-p416198/ マイルドヤンキーを本書では「上京志...

文化系トークラジオLIFEの「マイルドヤンキー限界論」を聴いて、マイルドヤンキーの実態に興味を持ち本書を購入した。 http://tunein.com/radio/Life-talk-radio-culture-system-p416198/ マイルドヤンキーを本書では「上京志向がなく、地元で強固な人間関係と生活基盤を構築し、地元から出たがらない若者たち」と定義付けている。地縁を大事にする「新保守層」とも言い換えている。 具体的にいうと以下の事項 ・ろくでなしBLUESの価値観が成立しない ・夢は「あと5万円給料が上がること」 ・休日はイオン(夢の国)に通う ・東京に行く意味がわからない ・EXILEが大人気 ・喫煙率が高い/焼酎が人気 ・SNSはLINEのタイムライン ・大学コンプレックス ・一軒家を持って初めて一人前 ・「安定」を望む ・あこがれの車は高級外車とミニバン(大きいほど良い) 著者は自分と同世代ということもあり、地方と東京を知っている人からしてみると、確かに物凄くわかる。自分の地元に多いイメージでもあるし、共感できることがたくさんある。最近の地方の若者の構図は概ね合っていると思った。 ただ、マイルドヤンキーに対し、どことなく見下しているような表現が気になった。地方から上京組の価値観からしてみると、自分と違う価値観であることは解るんだけど、片一方の価値観からの目線で地方若者を語る構成になっているので平等さに欠けている。 地方も東京も知っている2,30代なら共感できて、ニヤリとする地方のあるあるもあるのでオススメ。

Posted byブクログ

2014/05/31

遅ればせながら読了。「マイルドヤンキー」という言葉だけが一人歩きしてしまっている感がありますが、なかなかの良書でした 失われた20年をへて、日本でも階級社会化が相当なレベルで進んできているのではないか、という肌感覚を見事に裏付けてくれる内容でした。成り上がる事が既に難しく、維持す...

遅ればせながら読了。「マイルドヤンキー」という言葉だけが一人歩きしてしまっている感がありますが、なかなかの良書でした 失われた20年をへて、日本でも階級社会化が相当なレベルで進んできているのではないか、という肌感覚を見事に裏付けてくれる内容でした。成り上がる事が既に難しく、維持する事が目的になった世代。さらに20年後は維持する事すら難しくなっているのかもしれない。否応なくこの現実に立ち向かうしかないのですが

Posted byブクログ