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注文の多い注文書 の商品レビュー

4.1

144件のお客様レビュー

  1. 5つ

    45

  2. 4つ

    51

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

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2018/02/17

手っ取り早くでなく、時間をかけないと触れられないもの。「探し物」にはそのぐらいのハードルがあるといい。見つけた時の高揚感に差が出てくる。それにしても、なんともワクワクさせてくれて楽しい小説なんだろ。これ描いてる時の著者も楽しかったろうな。

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2017/12/30

クラフト・エヴィング商會ずっと気になってて、この小川洋子との共作のやつ図書館で見かけたので借りたー。 めっちゃ面白かった。 注文書にまつわる話自体は、ちょっとふしぎなものを求めてるものでそれだけではこんなに面白くならんのやけど、クラフト・エヴィング商會が「見つけてきた」実物がめっ...

クラフト・エヴィング商會ずっと気になってて、この小川洋子との共作のやつ図書館で見かけたので借りたー。 めっちゃ面白かった。 注文書にまつわる話自体は、ちょっとふしぎなものを求めてるものでそれだけではこんなに面白くならんのやけど、クラフト・エヴィング商會が「見つけてきた」実物がめっちゃいい。納品書と受領書と合わさってめっちゃ素敵な話になっとるー。ほんと「ないもの、あります」やった。 小川洋子もいいけど、長野まゆみとかと共作しても面白いと思うけどな。クラフト・エヴィング商會の作品もっと見たいわ。 この本とは直接関係ないけど、これに出てくる小説いっこも読んだことないんよね。内田百閒の「冥途」は読みたいと思って、持っとるような気がしていたので本棚漁ったけど持ってなかったわい。その代わり「ノラや」が出てきた。おかしい。「ノラや」は絶対読まないと思っていた本やのになぜ。間違って買ったんと違うか。えええ。

Posted byブクログ

2017/05/14

 小川洋子さんとクラフト・エヴィング商會による共作。5編の小説をモチーフに、小川さんが注文書という形式で、様々な事情でその小説にまつわる品物等を依頼する人の物語を書き、それを受けてクラフト・エヴィング商會が依頼されたものを何処からか取り寄せて、写真と文章からなる納品書と共に送り、...

 小川洋子さんとクラフト・エヴィング商會による共作。5編の小説をモチーフに、小川さんが注文書という形式で、様々な事情でその小説にまつわる品物等を依頼する人の物語を書き、それを受けてクラフト・エヴィング商會が依頼されたものを何処からか取り寄せて、写真と文章からなる納品書と共に送り、品物を受け取った依頼人の結末を小川さんが受領書として締めくくる(1編のみ受領書なし)。本の構成が個性的で面白い。  元となった小説はいずれも知らない作品だったが、中でもボリス・ヴィアン『うたかたの日々』は興味を持った。5編の中でもそれを題材とした「肺に咲く睡蓮」が気に入った。人体に寄生する植物専門の標本商という職業に魅力を感じ、また、依頼人である指圧師の穏やかな語り口も心地良かった。  後書き(?)で指摘されていたが、なぜ「物語」が「者」でなく「物」なのか、興味深い疑問も生まれた。

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2017/05/10

小川洋子とクラフト・エヴィング商會のコラボですからね、そりゃ読み応えがありますよ。 粋ですね。 そして、なんとも言えない雰囲気。 物語らしい物語です。

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2017/04/12

人体欠視症治療薬のみ読了 有名小説と絡めてできた不思議な世界観は小川洋子氏独特のものだと思う。 純粋な中にある空恐ろしい空気感がなんともたまらない。

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2017/03/04

小川洋子さんの作品が好きで、手に取りました。まさかこんなに惹き込まれる本だとは‥!不思議な話と独特の空気感に浸って、あっという間に読み終えました。クラフト・エヴィング商曾も始めて知りましたが、他にも色々読んでみたくなりました。手元に置いて、また読み返したい本です。

Posted byブクログ

2017/02/16

久しぶりに 「こんな本がこの世にあったのか!」 と嬉しくなった。 この本のコンセプト、構成、物語… 読書の楽しみと不思議さが詰まっている。 ぜひ手にとって、味わってほしい。

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2016/12/10

現実は小説よりも奇なり…不思議な商店クラフト・エヴィング商會と依頼人との不思議なやり取りが始まります。

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2016/10/06

小川さん独特の不思議な世界に引き込まれ、いつまでも見ていたくなるような不思議な品物に見とれて読み終わる幸せ。こんな本は初めて読んだ。クラフト・エヴィング商會も初めて知りました。出てくる物語もどれも不思議で、じっくり読んでみたくなります。

Posted byブクログ

2016/09/04

実在する本に纏わる物品を扱うクラフト・エヴィング商會が舞台の連作短編集。元になった本は実は1冊も読んでないけど楽しめた。要は架空の物品なのに、写真や入手までのエピソードも細かくて本当にあるんじゃないか?探し求めている人たちがいるんじゃないか?とワクワクした。 同作者の最果てのアー...

実在する本に纏わる物品を扱うクラフト・エヴィング商會が舞台の連作短編集。元になった本は実は1冊も読んでないけど楽しめた。要は架空の物品なのに、写真や入手までのエピソードも細かくて本当にあるんじゃないか?探し求めている人たちがいるんじゃないか?とワクワクした。 同作者の最果てのアーケードが好きな人はこちらもハマると思う。 特にバナナフィッシュの話が1番好き。

Posted byブクログ