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ムーミン谷の冬 新装版 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2023/03/07

冬眠中ひとり目を覚ましてしまったムーミンのお話。お母さんは起きてくれません。 冬の世界にはムーミンの知らない命がいました。ちびのミイはソリやスキーではしゃぎますが、ムーミンはおっかなびっくりです。ヘムレンさんが無理矢理スキーを教えようとしてきます。 可愛い挿し絵にほっとしますが、...

冬眠中ひとり目を覚ましてしまったムーミンのお話。お母さんは起きてくれません。 冬の世界にはムーミンの知らない命がいました。ちびのミイはソリやスキーではしゃぎますが、ムーミンはおっかなびっくりです。ヘムレンさんが無理矢理スキーを教えようとしてきます。 可愛い挿し絵にほっとしますが、ひっそりとした見知らぬ世界に飛び出したいくムーミンの勇気、北欧の自然の厳しさと春の待ち遠しさが印象的です。

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2022/08/08

図書館利用。友人との話題に出て読んでみたくなって。 初めて読んだムーミン。 ムーミンが想像してたより喜怒哀楽激しかったのが意外。 挿絵もよい。

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2022/03/04

真っ白な雪にうもれたムーミン谷。みんなと一緒に冬眠に入ったムーミンは、どうしたわけか、ひとり目を覚ましてしまいます。 家族のみんなが眠っている間に(起こしても起きてくれない)、外の世界に飛び出して冬の自然やいろんな他者(ムーミン谷やよその谷の人々、えたいのよくわからない生きもの)...

真っ白な雪にうもれたムーミン谷。みんなと一緒に冬眠に入ったムーミンは、どうしたわけか、ひとり目を覚ましてしまいます。 家族のみんなが眠っている間に(起こしても起きてくれない)、外の世界に飛び出して冬の自然やいろんな他者(ムーミン谷やよその谷の人々、えたいのよくわからない生きもの)と交流しながら、冬を乗り越えてしまいます。その中で大切なこともいっぱい経験したり感じたりします。 みんながうっとうしいと思っているヘムレンさんを、どうやって追い出したらいいか…そんなヘムレンさんも、ちょこちょこ走りのサロメちゃんにとっては憧れの対象なんですが…おしゃまさんと話し合って考えたはずなのに、いざヘムレンさんに話すとなるとどうしてもその騙すようなやり方ができなくて本当のことをしゃべってしまうムーミン。だけど、その後の清々しい気持ちといったら‼️ 本を読んで、こういった気持ちを経験できるととってもいいてすね。

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2021/01/13

冬眠中に目を覚ましちゃうムーミン。みんなが寝静まる暗い中をひとりでもしくは限られた冬の仲間と過ごす。北欧の冬はお日様が出ず一日中暗い日もあるらしい。お日様が出ない毎日がつづくっていうのはさすがに鬱々としてくるだろう。でもムーミンははじめて冬を知る。寂しさや絶望を知り危機に直面しな...

冬眠中に目を覚ましちゃうムーミン。みんなが寝静まる暗い中をひとりでもしくは限られた冬の仲間と過ごす。北欧の冬はお日様が出ず一日中暗い日もあるらしい。お日様が出ない毎日がつづくっていうのはさすがに鬱々としてくるだろう。でもムーミンははじめて冬を知る。寂しさや絶望を知り危機に直面しながらも何とかやり過ごす。乗り越えたらその先に光があることを知ったからきっともう大丈夫。起きていたムーミンやその間の出来事を明るく丸ごと受け止めてしまうママも素晴らしい。ママも春の光なんだなあ。

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2021/01/06

ムーミンシリーズ原作第6弾。 原題は「Trollvinter」(1957年)=妖精の冬。 例年どおり長い冬を冬眠でやり過ごすムーミン一家だったが、 何故かムーミントロールだけが月光に顔を照らされた途端、 目覚め、軽く寝直すことは出来ても、 深い冬籠もりの状態には戻れなくなってしま...

ムーミンシリーズ原作第6弾。 原題は「Trollvinter」(1957年)=妖精の冬。 例年どおり長い冬を冬眠でやり過ごすムーミン一家だったが、 何故かムーミントロールだけが月光に顔を照らされた途端、 目覚め、軽く寝直すことは出来ても、 深い冬籠もりの状態には戻れなくなってしまった。 彼はムーミン屋敷を守らなければならないという使命感に燃え、 秩序を保とうと苦心しながら、新しい出会いと別れを経験し、 あるいは生と死と再生をも目の当たりにする。 自然の神秘と、その前においてはいかにも無力な生きものたち。 だが、季節は必ず廻って移り変わるということを、 冬眠から弾き出されたがために身を以て実感し、 春の訪れと共に少し成長したムーミントロールの姿が描かれる。 一つだけ気になったのは、 ママとスノークのおじょうさんは後から起き出してくるけれど、 最後までパパの動静がわからない点。 まさか放浪癖のせいで 家にいなかったなんてことはないよね……(笑)?

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2020/11/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

冬眠から一人目を覚ましてしまったムーミン。 はじめて知る冬の世界。 「ぼくがねむっているあいだに、なにもかも死んでしまったんだ。この世界は、きっと、ぼくの知らない、だれかほかのやつに、占領されちまったんだろう。きっと、モランのしわざだぞ。もう、この世界は、ムーミンのものじゃないんだ。」 はじめのムーミン冬に対する絶望感や恐怖、寂しさから、だんだん冬を好きになり、春が訪れるまでの流れがすごくいい。 好きなセリフ おしゃまさん 「どんなことでも、自分でみつけださなきゃいけないものよ。そうして、自分ひとりで、それをのりこえるんだわ。」 ムーミン ことしはじめて出たクロッカスの芽が心配で、夜中に寒くないようにガラスをおいてあげようとするスノークのおじょうさんに 「自分の力で、のびさせてやるのがいいんだよ。この芽も、少しはくるしいことにあるほうが、しっかりすると、ぼくは思うな。」 ムーミン成長した! そしてムーミンママが冬眠から覚めたときの圧倒的な安心感。ムーミンの気持ちになってほっとして少し涙が出ました。ママってすごい。こんなママに私もなりたい。 「ママ、ぼく、とってもとっても、ママが大好きさ。」 はじめてのことって不安でいっぱいだけど、体験してみないとわからないことってたくさんある。自分の息子たちもこういう経験たくさんして、たくさんの人とであってほしい。そして私はいつでも帰ってこられるようなムーミンママみたいな安全基地でありたい。 大学生の頃、冬のフィンランドに行って、どこまでも続く雪道や湖の氷を歩いたことを思い出しました。

Posted byブクログ

2015/04/28

世の中に確かに存在しているけど、自分の知らないことはものすごくたくさんあって、それに自分で気づけることの喜びっていくつになっても変わらない感動だし、周囲も何でもかんでも教えてあげるのではなくて、気づくように仕向けて見守るという方法をとるようにしてあげないといけないなと改めて感じさ...

世の中に確かに存在しているけど、自分の知らないことはものすごくたくさんあって、それに自分で気づけることの喜びっていくつになっても変わらない感動だし、周囲も何でもかんでも教えてあげるのではなくて、気づくように仕向けて見守るという方法をとるようにしてあげないといけないなと改めて感じさせられた。

Posted byブクログ