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殺人犯はそこにいる の商品レビュー

4.5

154件のお客様レビュー

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2014/03/11

実に面白かった。足利事件の冤罪。そういやしばらく聞かないけど、冤罪ってことなのに、真犯人は野放しのままなのか。警察とか検察とか、新聞社とかマスコミとか、基本的に普通の組織なんだよな。正義の味方じゃなくて。過去の自分とか組織を守るという特別な意識はなくても、やはり守ってしまうんだよ...

実に面白かった。足利事件の冤罪。そういやしばらく聞かないけど、冤罪ってことなのに、真犯人は野放しのままなのか。警察とか検察とか、新聞社とかマスコミとか、基本的に普通の組織なんだよな。正義の味方じゃなくて。過去の自分とか組織を守るという特別な意識はなくても、やはり守ってしまうんだよなぁ。自分は悪くなかったって。過去が悪いかどうかは問わないで、目の前の問題を正そうっていうのは難しいのだろうか。本書では著者がどうやってルパン(真犯人)に行き着いたかが説明されていないのが不満だが、それを説明すると本人が特定されてしまうからかな。著者は完全に犯人と確信してそうだけど、やはり特定したらダメなんだろうか。

Posted byブクログ

2014/03/11

「事実」が作られていく過程がすごい。俯瞰して物事を見ること、偏見を持たず物事を見ることの大切さを改めて感じた。

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2014/03/10

とにかく、仕事をさぼって読む本ではないなと思った。罪悪感がすごすぎる。爪の垢を煎じて飲みたい。それだけ。

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2014/03/09

この本が事実だとすると自分が立ち回る場所に犯人がまだいる事になる。 そして、たまたま近くに住んで幾つかの条件が重なれば犯人に仕立てられる可能性もある。 いち記者が2週間で真犯人と思われる人物を特定しているのに、警察は自己保身のために捜査は進まない。 間違いは分かった時点ですぐに認...

この本が事実だとすると自分が立ち回る場所に犯人がまだいる事になる。 そして、たまたま近くに住んで幾つかの条件が重なれば犯人に仕立てられる可能性もある。 いち記者が2週間で真犯人と思われる人物を特定しているのに、警察は自己保身のために捜査は進まない。 間違いは分かった時点ですぐに認めて起動修正しないと、また次の間違いを生む。 ごめんなさいが言えなくてどうするの。

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2014/03/06

すごい!著者の信念と執念。ジャーナリストである前に一人の人間としての行動。 しつこつしつこつ現場に足を運び、蜘蛛の糸を手繰り寄せ、途方もない調査を積み上げていく。 下手なミステリーを読むよりよっぽどいい。

Posted byブクログ

2014/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者のジャーナリストとしての魂や生き様を感じる。執念の取材でこの本が出来たのではないかと思う。冤罪による誤認逮捕で17年半も警察によって人生をめちゃくちゃにされた菅谷さんも北関東幼女連続誘拐事件の被害者である。警察の杜撰なDNA鑑定や取り調べや捜査が無ければ、被害者や被害者家族や菅谷さんが傷つかずに済んだのではないだろうか。まだ、見つかっていない子が見つかる事を願う。被害者の女の子達のご冥福を心からお祈り申し上げます。このような痛ましい事件が無くなるといいのに。

Posted byブクログ

2014/02/19

年末に、清水さんから連絡をいただき、拝読しました。 冤罪ってことに目がいきがちですが、真犯人は逮捕されていない、いや、逮捕できない理由があったなんて、考えさせられました。

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2014/02/16

連続幼児殺人事件の凶悪犯を独自に特定。なぜ野放しのままにするのかと問う衝撃の書。足利市、太田市近辺に住む人たちは必読。地域の書店も解決されるまでコーナーを設けてほしい。事ここに至っては、住民が警察、検索に圧力をかけ、事態を動かさなければならない。 冤罪、死刑、司法の無謬性の問題、...

連続幼児殺人事件の凶悪犯を独自に特定。なぜ野放しのままにするのかと問う衝撃の書。足利市、太田市近辺に住む人たちは必読。地域の書店も解決されるまでコーナーを設けてほしい。事ここに至っては、住民が警察、検索に圧力をかけ、事態を動かさなければならない。 冤罪、死刑、司法の無謬性の問題、報道倫理といったテーマを考える上で、重要なノンフィクション。情報価値としては一級。だが、行間から露骨に飛び出てくる著者の姿や、大仰な表現が鼻につくのが玉に瑕。熱量が高く、一気に力技で読ませられるのだが、抑制が効いていたら、訴える力はより深みを増したと思う。 2014.2.16読了

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2014/02/16

一気にに読み切ったが、なんという読後感。 これはフィクションではないと菅谷さんが無実となった事で明らかなのだが、作者は真犯人までたどり着いている、しかも野放しのままだという。 あの組織はつじつまを合わせているうちに何を守るのかわからなくなったのだろうか?

Posted byブクログ

2014/02/13

最後の1ページまで食い入るように読んだ。いまだ真犯人が逮捕されていないという事実が大変理不尽であり、憤りを覚えた。これは、素晴らしいノンフィクション。特定秘密保護法下ではこうした著作も減ってしまうのか。ジャーナリストのみなさまには不屈であって欲しい。

Posted byブクログ