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百蛇堂 怪談作家の語る話 の商品レビュー

3.8

20件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

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2014/07/14

蛇棺葬から続く怪異。 二転三転する結末。 ホラーとミステリの融合というよりも、そうとうな上質のホラーです。 単なるホラーではなく、怪異は怪異ですが、解決もつくようなつかないような。 不思議な感覚です。

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2014/06/12
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蛇棺葬から繋がる謎と怪異の解決編、とは言いにくい解決編。 「蛇棺葬」は作中作みたいな位置付けだった。 「蛇棺葬」を読んだ編集者やその友人達にも怪異が侵食してくる感じは禍々しく怖いし、ホラーミステリーとして優れた作品だとは思うけど、「蛇棺葬」ほど引き込まれず何というか読んでいて楽しくなかった。 私には合わなかったようです。

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2014/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

不可解で恐怖に充ち満ちた現象を無条件に受け容れるのではなく、その謎を理性的に解明しようと試行錯誤する その上で合理的で科学的な説明と対処法が存在しないという事実に気づいてしまう残酷で恐ろしい結末に打ちのめされる 怪異に対する解釈を二転三転させながら展開するミステリー小説的な謎解き要素があるからこそ、この作品に纏わる怪奇現象の怖さが際立つのだと思う 例の一面アレの見開きの部分は、他の小説でもあるような少し安易な表現方法なのかもしれないけど、物語にのめり込んでいた分突然の視覚的な仕掛けにぎょっとした ”蛇足”のあの人物の言葉にうすら寒さを覚え、後味の悪さが残される ……勘弁して下さい、怖いです、としか言いようがない

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2014/02/25

本作を読破した後、お風呂に入ったら、案の定目をつむるのが怖くてシャンプーが目に入りまくりました<○><○>カッ 安定の三津田作品です。夜中に1人で読まないほうがいいと分かっているのに、一度ハマるとやめられない止まらない。あーあ、また御不浄いけなくなるよ知らないよ〜\(^o^)/...

本作を読破した後、お風呂に入ったら、案の定目をつむるのが怖くてシャンプーが目に入りまくりました<○><○>カッ 安定の三津田作品です。夜中に1人で読まないほうがいいと分かっているのに、一度ハマるとやめられない止まらない。あーあ、また御不浄いけなくなるよ知らないよ〜\(^o^)/と、何故か他人事で済まそうとするけど、勿論そうはいかない今日この頃です。 長編ホラー小説・蛇棺葬の続編にして回答編である今作は、 「今回は謎解きメインだろうから、前作に比べたらホラーの部分なんてきっと軽くいけるわ〜ε=ε=ε=┌( ^o^)┘うほほーい」 と考えていた甘ちゃんな私の予想の遥か上をいってくれました。 シャンプーが前作に増して目に染みます、三津田先生! 「奇妙な男が語る実話怪談」という体裁を取っていた前作に対し、今作はその実話怪談を聞かされた「作家・三津田の周囲を襲う怪異」と、「怪談の中で語られた不可思議な人間消失現象に対する合理的な謎解き」がメインです。人ならぬ物が平気の平左で(古)ウヨウヨズルズルしてるのに、この部分は本格推理小説しちゃうのね、ってのは毎回思うことなんだけど、本作では一入だったなあ、いつにも増して怖すぎたから(笑)。 前作の少年の目を通して描かれる不気味な家族や因習も恐ろしかったですが、ある日突然、自分と同じ話を聞いた人々が次々と消えて行き、やがて風景の片隅や建物の暗がりに人ならぬ物を見出してしまった主人公の視点を追うのも、ひたすら怖かった。 肝心の謎解きは、ものすごく乱暴なトリックが物語中盤で一案として出てきた時は思わず閉口してしまいました。 が、その後の怒濤の恐怖描写に惑乱されたかと思うと、直後に提示された意外に呆気なさすぎるトリックの真相と、物語の核を根底から覆すような事実が明らかになったところで、「あ、人間消失トリックがメインじゃないわこりゃ」と遅まきながら確信に至ったのでありました。…なんか文の区切り方へったくそで申し訳ない…(°_°) 最終章で「逆転」する立ち位置。 そして、その後の「蛇足」と銘打たれた章の最後の一文で示される驚愕の真実。 でもって、解説の柴田先生の悪ノリ!(笑) 相変わらず、終盤で畳み掛ける三津田先生の剛腕に、今回もただただねじ伏せられるのでありました。 …「三津田信三」は、ずるっ、果たして、「どちら」だったのか?…ずるっ…おっと、誰か来たようd

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2014/02/23

蛇棺葬の続編。いやぁ、面白かった。全ての謎が解かれるわけでも、結局科学的には説明が付かないことも色々あるんだけど、面白い。最後は、そう来るかー、とやられた感があり。個人的には前半が特に怖かった。例のアレが忍び寄ってくるところの描写が堪らなく怖い。

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2014/02/07

『蛇棺葬』を作中作とした続編。前作で積み残された伏線が回収されることで、さらなる恐怖が……。何気ない日常が徐々に怪異に侵食され、過去と現在、現実と幻想が入り乱れていく酩酊感に酔いしれる。508〜509ページなんて反則レベルの厭さだよ。

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2014/01/16

『蛇棺葬』の後編に当たる1冊。 次々と起こる怪異や死体消失について、一応の合理的な決着がつけられる……が、ラストの『蛇足』と題された章が素晴らしい。 この短いパートが恐怖をかきたてる。

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2014/01/16

怖かった〜。本当に怖かった。夜、後ろを振り向けなくなった。ラストの結末の恐ろしさにブルブル震えた…。

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2014/01/01
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キング、ラブクラフト好きにはたまらない一作。 作家シリーズはこれで打ち止めなのだろうか? まだまだ続いて欲しいと心底思う。 百々山が死者を生者に換える装置で生者がそこへ登ってしまったために 起こることは、メイン州の田舎町のルイスクリードが猫を埋葬した場所 でも起こりえるかもしれないと思い一人にやりとしてしまった。

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2022/07/10

伝染していく怪異に終始背筋が寒い。どんどん恐怖が膨れ上がるのを実感する。 もっとゆっくり怖さを味わいたかったけれど、ページをめくるスピードを最後までとうとう緩められなかった~。 想像もできないオチには「えーっ!」と心の中で絶叫。謎が全て解決とまではいかないモヤモヤも残るが、これも...

伝染していく怪異に終始背筋が寒い。どんどん恐怖が膨れ上がるのを実感する。 もっとゆっくり怖さを味わいたかったけれど、ページをめくるスピードを最後までとうとう緩められなかった~。 想像もできないオチには「えーっ!」と心の中で絶叫。謎が全て解決とまではいかないモヤモヤも残るが、これもまた三津田ホラーの後味だと噛みしめた。

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