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ペテロの葬列 の商品レビュー

3.8

365件のお客様レビュー

  1. 5つ

    57

  2. 4つ

    148

  3. 3つ

    98

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

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2014/01/26

Σ(д゚||)ガーンΣ(  ||)ガーンΣ(||゚д)ガーンΣ(||゚Д゚||)ガーン 衝撃・・・的・・・過ぎます・・・、み、宮部さん・・・ったら・・・・・。

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2014/01/29

 ラストシーンは賛否両論があるようですが、私は これも「あり」なのではないかと思います。  菜穂子さん 愛人の子どもだけど 素直で か弱くて 綺麗で お金持ちで よい奥様。 「ちょっと暗転してみました」 というような ラストのほうが 大きな川の流れを感じます。    宮部みゆき氏...

 ラストシーンは賛否両論があるようですが、私は これも「あり」なのではないかと思います。  菜穂子さん 愛人の子どもだけど 素直で か弱くて 綺麗で お金持ちで よい奥様。 「ちょっと暗転してみました」 というような ラストのほうが 大きな川の流れを感じます。    宮部みゆき氏は 「小さなささくれ」と「ぽっとした温かなもの」を読者に届けてくれる。

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2014/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ものすごく分厚くて、表紙もイラストもユニークでわくわくしながら読んだ。 でも、ドラマを先に見ていたせいか(名もなき毒)小泉孝太郎や室井滋の顔がちらつく~ 内容は、あの犯人の言い分がいまひとつ説得力がないような、自分も教育係りとして片棒を担いでたのは事実じゃん。 そしてあの菜穂、な・な・なんで浮気を、夫に肩身の狭い思いをさせてたのが負い目になって? しかも同じ部署の橋本と  なんでこうなるのかまったくわからない。 離婚されて、仕事も失って、三郎は今後どうなるの? 宮部さん、続きまってます。

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2014/01/23

受動的トラブルメーカー杉村三郎シリーズ第3作 バスジャック事件に杉村自身が巻き込まれたところから物語がはじまる いくつかの謎の点が結ばれて線になり、面になったときその全貌が判明する 探偵小説の醍醐味は十分に味わえる ただし、一件落着したあと杉村自身に起こるラストシーンはなんと...

受動的トラブルメーカー杉村三郎シリーズ第3作 バスジャック事件に杉村自身が巻き込まれたところから物語がはじまる いくつかの謎の点が結ばれて線になり、面になったときその全貌が判明する 探偵小説の醍醐味は十分に味わえる ただし、一件落着したあと杉村自身に起こるラストシーンはなんとも納得しづらいもの なんじゃこれ! 「赤い自転車」の正体はこれだったのか?ということは作者はこれを言いたかったのか それはないだろう、宮部先生。と思わず愚痴りたくなる あのラストシーンがなければ★★★★★ 残念でなならない

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2014/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

厚さに少々圧倒されてズルズル時間がかかってしまいましたが、義父が園田編集長の過去を語る辺りからペースアップ。 まさか最愛の妻との離婚が最後に待っているとは予想外でした。随所に妻からのシグナルがあったのは、このラストへの伏線だったわけですね… 個人的には、夫婦関係においては森閣下のようなロマンチストの道を歩みたいものです…閣下の最後は賛否両論でしょうが。 悪は連鎖する…でも、善も連鎖しているような気がします。悪の連鎖が目立ちますが、足立氏が立ち直り、坂本くんが自ら投降する様子を通じて、作者は性善説を信じたいのでは…

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2014/01/20

ほろ苦い内容だった… 様々な人物が登場するぶん、悪意に満ちた人たちも独善的な人たちも出てきて、読んでいて少し疲れてしまった。人間関係の渦の中や事件に巻き込まれ易い、お人よしの主人公と同調して、辛くなってしまったのだ。 「世間」というもの、「人間」というものについて考えさせられた。...

ほろ苦い内容だった… 様々な人物が登場するぶん、悪意に満ちた人たちも独善的な人たちも出てきて、読んでいて少し疲れてしまった。人間関係の渦の中や事件に巻き込まれ易い、お人よしの主人公と同調して、辛くなってしまったのだ。 「世間」というもの、「人間」というものについて考えさせられた。 次回作がどうなるのか、楽しみだ。

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2014/01/20

二日間夜通し夢中になって読んだ。 以下は、本の感想というより個人的な備忘録である。 前作「名もなき毒」は、 私の高校時代に読んだ本の中でbest of bestだった。 当時、私は人の心(もしくは自分の心)に巣食う毒に対して敏感であり 自分の言葉にならない悩みを「名もなき毒」...

二日間夜通し夢中になって読んだ。 以下は、本の感想というより個人的な備忘録である。 前作「名もなき毒」は、 私の高校時代に読んだ本の中でbest of bestだった。 当時、私は人の心(もしくは自分の心)に巣食う毒に対して敏感であり 自分の言葉にならない悩みを「名もなき毒」で言語化してもらったような気持ちだった。 そのため、今作を読むことを非常に楽しみにしていた。 一方で、期待しすぎちゃいけないと思う気持ちもあった。 というのも半年ほど前、「英雄の書」を読んだ際 驚くほどおもしろくなく、宮部みゆきに裏切られた気分になっていたからだ。 そのため複雑な気持ちで読み始めた今作。 読んでみたらやはり面白かったし 人の心に巣食う毒が広がっていく様子は、私の心を掴んで大きく揺さぶった。 しかし、高校生の時には気付かなかったが 宮部作品は少し書きすぎかもしれない。 多くの人に読まれるために、人の心理描写を わりとストレートに書きすぎていて 読者側の想像力を狭めている感は否めない。 と、偉そうなことを思いながらも とにかく読んでよかった。 「毒」は私の中で永遠に向き合っていくテーマだと思う。 次回作がのどから手が出るほど待ち遠しい。

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2014/01/19

あいかわらず上手いし、テーマも深いものがあるし、読みごたえもあるけど、このラストには納得しない。めずらしく不快。このシリーズこのまま終わったら、とっても嫌だ。

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2014/01/19

杉村シリーズ三作目。今回は被害者が加害者になるマルチ商法を題材にした社会派ミステリー。前半苦労しましたが全貌が見えてくる中盤からは流石の面白さ。悪の連鎖を描いた物語がラストまで続く展開にはため息が出るばかり。続編がどうなるのか楽しみ。

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2020/05/28

河北新報夕刊に連載されていたのだが、基本的に連載小説は単行本化されるまで読まない人間なのでずっとスルー。 それでも昨年12月25日に発売されたのが、早くも三週間後に借りられるのだから図書館はありがたい。 しめしめと発行日を再確認していたら、巻末にいきなり誤植発見!! “初出 こ...

河北新報夕刊に連載されていたのだが、基本的に連載小説は単行本化されるまで読まない人間なのでずっとスルー。 それでも昨年12月25日に発売されたのが、早くも三週間後に借りられるのだから図書館はありがたい。 しめしめと発行日を再確認していたら、巻末にいきなり誤植発見!! “初出 この作品は2010年9月12日~14年10月3日の期間掲載されたもの”と記載されているが、14年10月ってまだ来てないじゃん。 なんと単純な誤植でしょう。笑った。 早速、集英社に電話したら、やはり私のようなお節介焼の人間は多いらしく、すでに電話で何度か指摘されたようで、先方は平謝りでした。 ま、それはともかく、700Pにも届こうかというこの分厚い長編。 前半の150Pあたりでクライマックスを迎え、バスジャック事件が一応の結末を見ることから一度事件は収束するように思える。 この先500P以上もあるのに、いったいどのように話が紡がれていくのか?  読者としては半ば不安を覚える。 しかし、ここからが宮部みゆきという作家の独壇場。 読み進めていくにつれ、意外なストーリー展開に一言一句も見落とせなくなり、ページを捲る手がどんどん早くなっていく。 彼女のデビュー作から読み続けている私としては、彼女の類まれで緻密な構成力と読者を魅きつける展開力に流石と感嘆せざるを得ない。 さすがに長すぎるので一晩とはいかなかったが、結局二日で読み終えてしまった。 もっとゆっくり小説の楽しさを味わいながら読みたいのに、そうはさせてくれない宮部みゆき。 本当に罪作りな人です。 この作品は「誰か Somebody」「名もなき毒」に続く、今多コンツエルンの娘婿杉村三郎シリーズの三作目。 人間の持つ悪意や毒、それに対してスポットを当てているのだが、先の二作では杉村の家族にまでそれは存在しなかった。 ところが、この三作目では------。 最後まで手に汗握る展開で十分に小説の面白さを堪能させてくれるのだが、このラストはないよなあ。 第二のバスジャック事件で終わりと思ったが、まだ残り50P以上ある。 嫌な予感がした。そこから思いもがけぬ方向に急転換し、怒涛の展開へ。 うわあ、あのお姫様、可愛いお嬢様である愛妻菜穂子までもが。 杉村三郎、どこへ行く。 読み終わって辛くなってしまった。 宮部さん、この三作目で終わりにせずに、是非次作を書いて、杉村家を元の鞘に納めてください。 お願いですから。 そうじゃないと心が休まりません。

Posted byブクログ