ペテロの葬列 の商品レビュー
悩んだ末、ドラマを見てから小説を読んだ。 ドラマは面白かったが、やはり原作の方が面白い。こんな事ならドラマを見ずに小説だけにしたほうが良かったかも…とも考える。 娘とのストーリーに、トールキンの指輪物語が出てきたのも嬉しかった。しかし小さい娘に原書のプレゼントとは、英才教育だなぁ...
悩んだ末、ドラマを見てから小説を読んだ。 ドラマは面白かったが、やはり原作の方が面白い。こんな事ならドラマを見ずに小説だけにしたほうが良かったかも…とも考える。 娘とのストーリーに、トールキンの指輪物語が出てきたのも嬉しかった。しかし小さい娘に原書のプレゼントとは、英才教育だなぁ。
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令和6年8月 息子の病院の待ち時間用に手に取る。 宮部みゆきさんは、きらいではないんだけど、そんなに積極的に読もうとは思わない。 何となしに手に取ってみたら、ドラマでやってたみたいね。読み終わってみるとドラマも見てみたいかもなー。 財閥の令嬢と結婚した一般人の人の話。 何だけ...
令和6年8月 息子の病院の待ち時間用に手に取る。 宮部みゆきさんは、きらいではないんだけど、そんなに積極的に読もうとは思わない。 何となしに手に取ってみたら、ドラマでやってたみたいね。読み終わってみるとドラマも見てみたいかもなー。 財閥の令嬢と結婚した一般人の人の話。 何だけど、その人がバスジャックに巻き込まれ、そこから探偵みたいなことをし始める。ネズミ講の詐欺事件。 そして、最後にこれかーって感じで終わる なんか、最後の方、あるなーって思ってたら、それかよーでした。それは、ダメダメ。
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バスジャック事件から、ねずみ講、殺人事件と複雑に絡み合う要素が最後に一つになるのは宮部作品ならでは。 一度終わったと思われる事件が再び息を吹き返す。 起伏が多くて読むのにも少し苦労した。 主人公が最後に離婚するところも物語として、やり過ぎ?を少し感じた
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杉村三郎シリーズ第3弾。バスジャックに遭遇した三郎。バスジャック犯の老人が持っていた拳銃の暴発ということであっけない幕切れ。そこから運転手や乗客たちの人生が展開していく。そして意外な結末。この結末は本当にビックリした。なんとも辛い。
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爆発的に感情が揺さぶられるとかはないのだけども、人物描写や背景描写がとにかく丁寧で細かくて、それを冗長ととらえられなくもないのだけど、それがじわじわ効いてきて、最後は感慨深さにつながるというのが宮部みゆきさんぽいのでしょうか。わからんけど。 ただ最後は衝撃でした。悲しい。悲しいけ...
爆発的に感情が揺さぶられるとかはないのだけども、人物描写や背景描写がとにかく丁寧で細かくて、それを冗長ととらえられなくもないのだけど、それがじわじわ効いてきて、最後は感慨深さにつながるというのが宮部みゆきさんぽいのでしょうか。わからんけど。 ただ最後は衝撃でした。悲しい。悲しいけどこれでよかったのかも?!と思わせられる、スッキリもやっとな感じでした。ドラマ化されてるのかな?見てみたい
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事件があっさり急に解明されて、このあとのページどうするの?ってかんじだったけど色々ええ…ってかんじだった。姫やば。それは前向き…?なの?同じ母としては引くけど…?
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このお話しは、単なるバスハイジャックを起こした人の人生を紐解いているのかと思って読んでおりました。 人を騙した側が、改心して悪を正す。 にしても、どうだろ、理由にパンチがないなぁ〜って思っていました。 しかも、まだまだ、半分しか読んでない。 この先は、どんな話しで残りの半分が埋ま...
このお話しは、単なるバスハイジャックを起こした人の人生を紐解いているのかと思って読んでおりました。 人を騙した側が、改心して悪を正す。 にしても、どうだろ、理由にパンチがないなぁ〜って思っていました。 しかも、まだまだ、半分しか読んでない。 この先は、どんな話しで残りの半分が埋まるのかな〜?なんて思いながら読んでいました。 終盤までは、悪は伝染するっということに重きをおいていたはずが、最後にこんな終わり方?ってびっくりしてしまいました。 良き妻にも伝染したの? ってな感じでした❣️
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
このシリーズ、絶妙に腹の立つ人間が毎回出て来てて本当に面白い。今回は井手さんだったり、坂本くんだったり、菜穂子だったり…。毎回、ムカつきながらも最後まで読んでしまう。宮部みゆき、本当に登場人物の描き方が上手い。 この小説では絶対的な悪の存在はそこまで多くない。詐欺師の御厨や小羽父子くらいかな。それも直接は登場しないし。 けど、ちょっとだけ身勝手な登場人物ばかり。暮木老人もそうだし、人質達も。そこが生身の人間として妙にリアル。現実の人間も極悪人は少ないけど、割と身勝手な人って多いしね。 最後の菜穂子の裏切りは一番衝撃だった。彼女の感情も一部理解できるけど、でもやっぱり身勝手なお姫様だなという感情は拭えなかった。 そんな菜穂子に対しての周囲の反応もなぁ。守られているのは嫌だから、夫と離婚して自分自身で生きて行きますって…。さらには浮気までしてしまったのに。 そんな菜穂子に対して、「娘は成長した。」「守られてるだけの女性ではない。」っていうのはちょっと…。流石に杉村(とあと桃子も)が不憫じゃないか??誰も菜穂子のこと、怒らないの??杉村はもうちょっと怒っても良いと思うのだが??? 最後の最後にモヤっとしてしまう。杉村は新たな人生を歩み始めたけど、読了後に爽やかさはなかったなぁ。まぁ、たまにはこのモヤっと感も良いんだけどね。
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杉村三郎シリーズ第三弾で今後大きな転換点となりそうな作品。細かな伏線があちこちにめぐらされ終盤に見事に回収されていくが最後の展開は驚き。精神的な打撃が大きく後味が悪い。中盤はややだれた。もっとコンパクトでも良い。とはいえ第四弾を期待してしまう。
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