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わたしが正義について語るなら の商品レビュー

4.2

98件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2021/08/11

やなせたかし先生の自伝。 意外な経歴をお持ちで大変驚いた。 戦争の時代を経歴している人の言葉は重い。計り知れない悲しさや虚しさが伝わってくるようで涙が止まらなかった。そんな中で、自分の未来を切り開いていこうというがむしゃらなパワーも感じられた。

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2021/06/29

才能に溢れた多才の人というイメージだったけど、本人は全否定。 いやあ、正義が消えて久しいということが良く分かった。

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2021/03/26

言わずと知れた、アンパンマンの作者のエッセイ?自伝? 読みやすくて頭に入ってきやすい。 さすが、子どもに訴えかけるお話を書く人だと思いました。 ラストに『アンパンマンのマーチ』の歌詞が載ってるんだけど、初めてちゃんと読みましたが、ちょっと感動する良い詞ですね! 「愛と勇気だけが友...

言わずと知れた、アンパンマンの作者のエッセイ?自伝? 読みやすくて頭に入ってきやすい。 さすが、子どもに訴えかけるお話を書く人だと思いました。 ラストに『アンパンマンのマーチ』の歌詞が載ってるんだけど、初めてちゃんと読みましたが、ちょっと感動する良い詞ですね! 「愛と勇気だけが友達って、食パンマンやカレーパンマンは友達じゃないのかw」とか突っ込んでて申し訳ありませんでした。

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2021/03/07

言わずとも知れたアンパンマンの作者、やなせたかしさんの本。私がこの本を手に取ったのは、亡くなってから数日後。   本書には、やなせさんの幼少のころの話、上京してからの話、手塚治虫さんと一緒に仕事をした話、アンパンマン誕生のきっかけ、そしてやなせさんの思う「正義」について書かれてい...

言わずとも知れたアンパンマンの作者、やなせたかしさんの本。私がこの本を手に取ったのは、亡くなってから数日後。   本書には、やなせさんの幼少のころの話、上京してからの話、手塚治虫さんと一緒に仕事をした話、アンパンマン誕生のきっかけ、そしてやなせさんの思う「正義」について書かれています。 ブログにて詳しいレビューしています* https://happybooks.fun/entry/2014/05/22/000000

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2020/11/25

正しさとは。間違いとは。 善悪とは。 数年前から子育てを始め、我が子に倫理、道徳を伝える立場となった上で、これらは私にとって大きなテーマとなっていた。 そんな自分の疑問、推察に対し、やなせさんの結論をいただける書であった。 やなせさんは私にとって、才覚があり立派な人物であるが、...

正しさとは。間違いとは。 善悪とは。 数年前から子育てを始め、我が子に倫理、道徳を伝える立場となった上で、これらは私にとって大きなテーマとなっていた。 そんな自分の疑問、推察に対し、やなせさんの結論をいただける書であった。 やなせさんは私にとって、才覚があり立派な人物であるが、彼の人生は幼少期から決して順風満帆ではなく、むしろ苦労の中で生きるために努力を重ね続けた結果がアンパンマン のヒットに繋がったという話に心打たれた。 勇気が湧く。

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2020/09/18
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やなせさんの正義観に共感。そして、アンパンマンができるまでの道のりに引き込まれる。国民的ヒーローが、まさか「フランケンシュタイン」や「風と共に去りぬ」の影響を受けているなんて思わなかった。正義に対する価値観は、良いとか悪いとか安易に判断できるものではないだろうが、そもそも私はこの方のモノの捉え方・考え方が好きということがわかった。蓋を開けると、一般のビジネス書より響いてくる部分が多かった。

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2020/07/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

正義はある日突然逆転する。 逆転しない正義は献身と愛です。 戦う時は友達をまきこんじゃいけない。 戦う時は自分一人で戦わないといけない。 悪いことをする時にも群衆でやれば怖くないというけれど、責任は自分で負うという覚悟必要だ。 歴史を振り返ると、昨日までの正義はすぐに覆されることに気付かされます。 その度に私は悲しい気持ちになります。 やなせさんは悪い人なんて誰一人いないと言います。 私はまだそんな風に思えることができません。 ただ私が90歳になった時、そんな風に思えることができたらいいな、と思いました。 やなせさんは本当に愛でいっぱいな人だと感じました。アンパンマンが今もなお愛されている理由がよく分かりました。

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2020/05/04
  • ネタバレ

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・やなせさんは「ぼくは天才ではないし優れた知性の人間でもありません」と謙遜する一方で「今、90歳。人生には、後から考えると分かることがたくさんあります。」と自信も覗かせる。  「人生の楽しみの中で最大最高のものは、やはり人を喜ばせることでしょう。」と仰り「愛には、いさましさも含まれていて、勇気には、やさしさが含まれている。~中略~自分が傷ついてもやるという気持ちがなければ、正義は行えないんです。」と正義を行うことの厳しさも示してくれている。お子さんとアンパンマンを楽しむ前に、やなせさんの気持ちを知っておきたい。  やなせさんは、この『わたしが正義について語るなら』で(正義の味方が)「だれのためにたたかっているのか、よくわからない」と書いていらっしゃいます。私も同じことを疑問に思っていました。おそらく人類のために闘っているのでしょうね。  だから人類の既得権を侵そうとする悪役が必要なのです。でも実際の私たちには、人類の中で細かく別れて既得権と奪い合うように闘っているわけです。私たちが正義の味方のように、より大きな世界のために闘うようになれれば、世の中、平和になるのでしょうけど…

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2019/12/31
  • ネタバレ

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アンパンマンはただ楽しく描いてヒットしたアニメではない事がよくわかった。 映画などでのヒーローは、目を見張る活躍をするが、派手で格好がいい。 しかし飢えに苦しんでいるような子供のことは助けない。 自身の体験から、本当に辛いのは飢えることであるとの考えから、本当に苦しんでいる弱者を己の身を削って助けてあげるような正義の味方がアンパンマンなのだった。 アンパンマンは「強くない」のだ。 それは火事の家の中にとり残された子どもを助けるために、家に飛び込んでいく弱いお母さんとも似ている。誰にだってヒーローになれるけれど、追い詰められないとわからないといいます。 ほかに感じたのは、やなせさんは90歳になっても人気のアニメを書き続け、また2000を超えるキャラクターを誕生させただけあって、アニメや漫画だけでなく、芸術や絵画、人間の心理、感性などに対する造詣が深い。 なんのために 生まれて なにをして 生きるのか 僕はみんなが楽しんで喜んでくれるのが一番嬉しい。でも、すぐにそれがわかったわけではないんだよね。 →きれいごとかもしれないが、自分はやはり、病気に苦しみ悩み・不安を抱えている患者と家族を、精神面、知識、技術で支えることで、少しでも苦痛を和らげ、できれば病気を治して、喜びを与えることが嬉しい。 この世界は”虚仮の一念”と言って、そのことばっかりやっていればなんとかなるものです。その途中はもちろん辛いですが、どうして耐えられるかというと結局は好きなんだね。

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2019/01/14
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●正義はある日突然逆転する。逆転しない正義は「献身」と「愛」です。 ●傷つくことなしには、正義は行えない。

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