早雲の軍配者(下) の商品レビュー
小田原に近いとこに住んでるにも関わらず北条早雲って人がどんな人か知らない(笑)これを読んだおかげで北条早雲関連の本を読み漁りそうです。 個人的に四郎左が気になるので信玄の軍配者が気になるー!
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足利学校で学ぶ小太郎にも仲間ができる。足利への道で命を救ってもらった代わりに身分を偽り入学した勘助、北条の宿敵の孫であるが学校では学友の冬之助。 入学から四年半、伊豆からの知らせは早雲の死を告げるものだった。伊豆に帰る小太郎についてきた勘助は京へ、冬之助は駿府へ向かう。 足利へ帰り学を積んでいた小太郎に伊豆への帰還の命が下る。相模と接する武蔵の国を治める扇谷上杉氏との戦が始まるという。 小田原に戻った小太郎だったが、対する扇谷上杉を率いる軍配者は駿府今川で戦の経験を積んでいた冬之助だった。 扇谷上杉氏と北条氏の戦、高輪の戦いが始まる。 さて、上下間通しての感想です。 どこで読んだか聞いたか忘れたけど、ベストセラーになりやすい小説は誰もが知らないような歴史小説で、ある一人の人物を掘り下げることだそうだ。 確かに、今年の本屋大賞は和田竜「村上海賊の娘」だった。村上海賊は聞いたことあるけど何やったか知らねーよ、な存在だ。 今作は豊臣氏に最後まで抵抗した後北条氏、その始祖早雲の話である。北条早雲、、、名前は知ってるけど何やったかまでは知らん。 そういったツボが読者を刺激しベストセラーになるのだろうと思う。 だって、扇谷上杉氏と北条の戦って地味すぎるだろ! その地味さに加えて、戦術も地味、小太郎のキャラクター設定もなんか地味。話の盛り上がりがない。 それでもすんなり読めてしまった。読みやすいことは確か。 そして、この軍配者は早雲に続き、信玄、謙信と続く。 かつてともに学んだもの同士が戦場で相見える。この展開は面白そうだ。 すでに謙信まで文庫化している。次のシリーズの主人公は名を偽って身分を乗っ取った男、山本勘助だ。 信玄の軍配者に期待。
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関東の情勢は風雲急を告げ、氏綱に請われ、小太郎は四年半で足利学校を去ることになる。 氏綱やその家臣たちに、大いなる期待とともに迎え入れられたものの、すぐには表立った働きを命ぜられることもなく… そう、下巻にいたっても、小太郎がすぐに獅子奮迅の活躍をするわけではないのです。 むしろ...
関東の情勢は風雲急を告げ、氏綱に請われ、小太郎は四年半で足利学校を去ることになる。 氏綱やその家臣たちに、大いなる期待とともに迎え入れられたものの、すぐには表立った働きを命ぜられることもなく… そう、下巻にいたっても、小太郎がすぐに獅子奮迅の活躍をするわけではないのです。 むしろ、目立つ働きという意味でいえば冬之助。 扇谷上杉の軍配者として北条を脅かします。 ただ、それでも小太郎の影が薄いのかと言うとそうではないんですね。 自身が主たる軍配者ではないものの、戦場で、あるいは城内で、すばらしい判断と決断をもって味方を救っていきます。 そしてそれ以上に、小太郎に魅きつけられるのは、彼の人としての素直さや穢れのなさ、若いのにしっかり備わった品格のためかと思うのです。 常に弱者の側にたった視点をもち、決して奢らず、他者を理解しようと努める。 そんな彼の姿が、混沌を極める乱世の時代に、ひときわ輝いて見えます。 エンディングで、亡き早雲の願いどおり、氏康の軍配者として主君の初陣に臨む小太郎。 その後、数々の目覚ましい活躍をするだろうと予想はつくけど、やっぱりその活躍ぶりをもっと見たいなと思いつつ、名残惜しく読み終えるのでした。
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周りもいい人で、本人は頑張るし能力もあるし、どんどん上っていきます。青春だ!若い!って感じでよかった*\(^o^)/*
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軍配者が戦国時代に活躍していたことを、恥ずかしながら今頃知りました。 風摩小太郎がいかに素晴らしい人間性を持ち合わせていたかが分かり、清々しい気持ちになれる著書。
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北条氏について全然知らなかったのでとても勉強になった。 「高輪原の戦い」はホントにドキドキした!冬之助の作戦に小太郎がどう対処していくのか。スカッとした! まだまだ軍配者とさて動き出したばかり、続きが楽しみすぎる!
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主人公・風摩小太郎の優しい人柄に魅かれた。 軍配者を教育するという足利学校の存在を、この小説が初めて教えてくれた。 いつの時代にも困難をはね除け、才を磨き、光解き放つ逸材はいるんですね。 しかし、時は戦国。頻繁に大河ドラマの舞台にもなる時代。知名度の高い武将が又候と居る中で、...
主人公・風摩小太郎の優しい人柄に魅かれた。 軍配者を教育するという足利学校の存在を、この小説が初めて教えてくれた。 いつの時代にも困難をはね除け、才を磨き、光解き放つ逸材はいるんですね。 しかし、時は戦国。頻繁に大河ドラマの舞台にもなる時代。知名度の高い武将が又候と居る中で、新しいヒーローを見事発掘した著者に敬意を表したい。 そのリズミカルな文体は読みやすく、矢継ぎ早に展開する物語に目が離せませんでした。 時代物では、『のぼうの城』以来の傑作でしょうね。
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風魔小太郎のサクセスストーリーと、北条の戦が重なるような展開。 話の節々が深い訳ではない、が、描かれる小太郎の爽やかな人柄が物語に明るい陽を差し込み、心地よい読み味をだしている。
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風摩小太郎が足利学校を出て初陣を飾るまでのお話。 時代物なのに、青春小説っぽい。 続きがあるようなので、文庫化されるのを待つ。
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時代小説だとは思えないくらい、軽くて爽やかだ。 戦争で活躍する軍配者が主人公にもかかわらず、 暗さや力強さは一切ない話です。 読みやすいけれど少しもの足りない感じもします。
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