ドリアン王国探訪記 の商品レビュー
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マレーシアの先住民オランアスリの村落でフィールドワークをした著者の本。 そこは 狩猟生活と 貨幣経済(プランテーションや出稼ぎ)アニミズムとイスラム教などが 共存 せめぎあう世界だった。 イスラムに改宗すると当然豚は禁忌となり、結婚相手もイスラムであることが求められる。 また一方 村落では相互扶助の精神があり、精霊も人々のなかで生き続ける。 文化は過去により醸成されるが 宗教は過去と無関係に規範をおしつける。 お金がもらえるからと言って改宗してよいのであろうか。宗教、生活、文明、伝統 そのようなことを考えるのにとてもよい本。 いろいろ考えさせられました。
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