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私の暮らしかた の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2014/03/09

フォトリ71。 80年代から90年代はじめ、たーぼーが大好きでコンサートにもいきました。ピンと空気が張った楽器のような歌声とまるで映画を見るような曲が大好きでした。きっと背筋の伸びた人だろうと思っていましたが、ある意味あたり、有る意味外れ。自分が大切なものを大切に生きたいと強く願...

フォトリ71。 80年代から90年代はじめ、たーぼーが大好きでコンサートにもいきました。ピンと空気が張った楽器のような歌声とまるで映画を見るような曲が大好きでした。きっと背筋の伸びた人だろうと思っていましたが、ある意味あたり、有る意味外れ。自分が大切なものを大切に生きたいと強く願う人なのでしょう。 書評ではご両親との別れが悲しいというものが多かったけど、私には少し苦かった。命をかけて命を助けたいという思いが叶えられないかと思えば、これ以上ただ生かしてくれるなという思いも倫理が阻んで聞き入れてもらえない。援助とか支援とかいいながら、人の老い様、死に様の自由を一定の枠の中にはめようとしているんじゃないか。自分の仕事に対する違和感を噛みしめることになりました。

Posted byブクログ

2014/02/07

両親の、エピソードがなける。 大貫さんのこと、ほとんど知らなかったけど、こんなに環境問題に関心のあるひとだったんだなー。無駄を厭う姿勢は好感がもてるし、飾らない人柄も魅力的。でも、なんだかちょっと寂しい。

Posted byブクログ

2013/11/07

大貫さんの歌は大好きだけど、文章も好き。歌詞もそうだけど、シンプルな言葉づかいで淡々としているんだけど、すごく伝わってくるものがある。 8年間のごく日常の暮らしが書かれていたけれども、ご両親のことがいちばんなんというか身につまされた。葉山に家を建てて両親との生活をはじめ、やがて...

大貫さんの歌は大好きだけど、文章も好き。歌詞もそうだけど、シンプルな言葉づかいで淡々としているんだけど、すごく伝わってくるものがある。 8年間のごく日常の暮らしが書かれていたけれども、ご両親のことがいちばんなんというか身につまされた。葉山に家を建てて両親との生活をはじめ、やがて年をとった両親のために自分で家事もして。そして昨年、お母様お父様とあいついで亡くなられたという。「お母さん、さようなら」の章は泣かずに読めなかった。大貫さん、すごくしっかりしていて強く潔く、なんというかウェットなところがないという感じで、けっして冷たいとかそういうんじゃないけれど、自立してるし、親の死とかも自然の摂理みたいな感じでわりに淡々と受け止めそうな印象だったんだけれど、「母を亡くして、どうしようもなく寂しい」という。「母を亡くして初めて大人になったのだという思いがする」という……。 あと、「楽しいこと嬉しいこと」という章で、そうそう楽しいことってないかもしれない、みたいなことを書かれていて、なんだかほっとしたというかなんというか。で、「べつに楽しくなくてもいいじゃないの、ということに考えが落ち着いた」っていうところでますますほっとした(笑)。なんか、淡々と生きていくしかない、というか、生きていけばいいというか。

Posted byブクログ