キウイγは時計仕掛け の商品レビュー
まあ、本格ミステリとしてはもう期待していないというか、森さんはそのつもりなく書いているんでしょうし、登場した、人物たちの今の姿やら内面を描いている。 それと、四季との距離感なのかな。 西之園萌絵の成長とか犀川との関係の変化とかもう本格ミステリ以外が見どころですね。
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ここ最近がぐぅっと四季に近づいてるかんじがしていたので、ちょっと小休止的な。おなじみのメンバーの今を知れたのはよかった。萌絵ちゃんはずいぶん大人になってしまったんだなぁ。メインの事件がなかなか起こらず、結末も特にスッキリしないような内容で…結局そもそもの殺人の動機がなんだったのか...
ここ最近がぐぅっと四季に近づいてるかんじがしていたので、ちょっと小休止的な。おなじみのメンバーの今を知れたのはよかった。萌絵ちゃんはずいぶん大人になってしまったんだなぁ。メインの事件がなかなか起こらず、結末も特にスッキリしないような内容で…結局そもそもの殺人の動機がなんだったのかもわからないけど、それでもまぁいいか、と思えちゃうとこがシリーズものの良さというか怖さというか。そろそろ練ちゃんや紫子さんに会いたいです。
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Gシリーズの最新作で、犀川、萌絵はじめ、 一連のシリーズの主要人物が勢揃いということで、 ファンなら垂涎ものかと。 前作の「ジグβは神ですか」が久しぶりに面白かったので、 無駄に期待が高まってしまう。 一堂が会する場面や学会絡みのところでは、 やはりシリーズが好きなのでニヤニヤしてしまう。 しかし肝心の(?)事件自体が、結局真賀田四季とは関係ないの? という感じで、話が進んでいるのかいないのかがわからず…。 とはいえ当事者でない限りは全容を掴めるわけでもなく、 まして読者はそこにある事件をただ読むしかない。 現実と同じように、知らないところで物事は進んでいて、 知ったときには全てが終わった後、ということなのか。 Gシリーズ自体がそういうスタンスのようだから、 この作品もその流れのままではあるのだろう。 「キウイγは時計仕掛け」 一体何が時計仕掛けなのか。 もう既にその時計は動き出していて、 シリーズが完結したときには、すっと腑に落ちる、 なんとことがあるといいのだけど…
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学会で発表したり。 萌絵が、昔事件にこだわってたことを甘酸っぱく思い返したりしてて、時の流れって残酷ね(´∀`)って思いつつ、彼女には救いでもあるのかなーとか。
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『加部谷にはそんなことは逆立ちしてもできない。それどころか、彼女は逆立ちができない。』 「馬鹿な振りも、頭使わんとな」 「何でしょう。つながりたいんですよ、人間というのは」 「今、ちょっと別の問題について考えているんだ。悪いね。それ以上、言葉にしなくてもわかるから」 「言葉...
『加部谷にはそんなことは逆立ちしてもできない。それどころか、彼女は逆立ちができない。』 「馬鹿な振りも、頭使わんとな」 「何でしょう。つながりたいんですよ、人間というのは」 「今、ちょっと別の問題について考えているんだ。悪いね。それ以上、言葉にしなくてもわかるから」 「言葉にしなきゃわからないって、おっしゃったじゃないですか」 「そんなこと、言ったかな…、ああ、言ったね。でも、今は、わかる」 「どうしてわかるようになったんですか?」 「うーん、言葉にできないね」 「僕の考えを聞いても、意味はない。真実は、推論の中から生まれるんじゃない。現実の観察から明かされるものだ」 「あまりにも、なんていうか、突飛すぎない?」 「だから? ー あまりにも突飛なものは、現実にはない?」 「インドネシア人って、姓がない人が多いんじゃない? ー そうですよね、国枝先生」 「知らない ー インドネシア人にきけば」 「本能だとしたら、動物的ってことですよね? ー つまり、自分の身を守る本能とまったく同じレベルということになるわけだから、親が子供を守るのは、自分が自分を守る、つまりエゴと同じで、なにも美しいことじゃない、むしろ自己中というか、はしたないことと言われてもしかたがないレベルじゃないですか?」 「そうだよ ー 当たり前」
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学会の内幕は面白かったけど、中身は薄かったような気がする。 犀川の出てくるシーンをよーく考えてみると分かったりするのかな? とりあえず次巻(最終回?)を楽しみに待つ。
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読み終えて最も驚いたことは、犀川先生が煙草をやめたことである。S&Mシリーズから読み続けてきたので、どういう変化があったのかが気になった。また、キャラクタ同士の会話が面白く、かつ考えさせられる内容だと思った。
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ギリシャ文字シリーズの新作だけど、ミステリィ的な趣向よりもお馴染みの面々と再会することが目的の番外編的な感触。デビュー作から作者が拘ってきた「ある設定」がこの作品には無いことが新たな展開を予感させる。
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Gシリーズらしくなくちゃんと事件が起きてちゃんと事件が解決に向っている!と思ったが、やっぱり最後はGシリーズだった。 いや、これが好きなんだからいいんだけどさ。
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待ちに待った新刊ですから、それはもう楽しませていただきました。 犀川先生が出てきたからか、邂逅で意識的なのか、とにかく昔を思い出す内容と結末。Gシリーズの中では一番好きかも。
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