おやゆびひめ の商品レビュー
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リスベート・ツヴェルガーの美麗でどこか妖しい絵と、訳が江國香織さんということで。 終始「こんなお話だったっけなぁ……」と思いながら読んだ。 ヒキガエルには息子の嫁にと連れ去られ、野ねずみは良くしてくれてはいるがモグラと引き合わされそうになる。最後にようやく出会った花の精の王子も含めて、婚姻に関してはみんなやたらと強引なのはなんでかね。 『大きな白いハエの、美しい翅』をくっつけて、跳びまわれるようになりました……ですって? 「マイア」とは、ローマ神話で春を司る豊穣の女神の名前。 これはハッピーエンドですか?というのはグリム童話同様で、昔読んでもらったお話は子ども向けにアレンジされたものであることを改めて実感する。 作:ハンス・クリスチャン・アンデルセン、絵:リスベート・ツヴェルガー、訳:江國香織
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ひょうしのえがちょっとこわくて、いやだなとおもったけど、よんだらすごくおもしろかった。どんどんよみたくなって、こまった。つばめがやさしい。
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アンデルセン、ツヴェルガー、江國香織さんだからこそ。繊細で可憐な夢を見ている大人のための絵本だ。江國香織さんの文だけでも、ツヴェルガーの絵だけでもダメ、両者が創り出した物語の世界。 おやゆびひめ側からみたら悲劇のヒロインで正当な逃亡旅の物語でも、一生懸命お世話をしていた野ネズミにとっては…?
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