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貴族探偵対女探偵 の商品レビュー

3.4

50件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

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2024/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新米女探偵の行く先々に現れる貴族探偵との推理対決?的な内容。 昔ドラマ好きだったなあ。たまたま図書館で見かけて原作未読だったので借りてみた。 大体の流れは主人公が犯人を言い当てるも後から貴族探偵に覆されて反省するオチ。 ドラマと結構キャラの印象が違っててびっくり。 幣もとりあへずみたいなトリックは文字で読むと本当にこんがらがる笑 ラストのなほあまりあるの貴族探偵がやっぱり 一枚上手な感じすき。 なにも考えず2作目から読んでしまったので1も読もうかな。

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2019/10/06

探偵としての道を歩み始めたばかりの愛香が、行く先々で何故か出会ってしまう貴族探偵と推理対決することになる、というのが面白かった。愛香が感情豊かで、怒ったり落ち込んだりビックリしたり、とても好きなタイプのキャラクターだった。前作でもやられた!と思ったが、今回もまんまとやられたー!と...

探偵としての道を歩み始めたばかりの愛香が、行く先々で何故か出会ってしまう貴族探偵と推理対決することになる、というのが面白かった。愛香が感情豊かで、怒ったり落ち込んだりビックリしたり、とても好きなタイプのキャラクターだった。前作でもやられた!と思ったが、今回もまんまとやられたー!というお話があり、テレビドラマにもなっていると知りとても興味が湧いた。(でも近所ではレンタルしてなかったなあ) 終わり方もとても良かった。オチがきれい。

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2018/05/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初からわかっていたものの、やはり探偵の失敗を読み続けるのが辛い。 愛香のイメージはガッツリドラマのままなので、キャンキャン吠えてる感じも痛々しいし。 ただ貴族探偵のイメージはファンファンになってきた。 読み進めるうちに、これはラストはけっこうな悲劇になるのでは?とドキドキしていたので、案外サラリと終わった印象。

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2018/01/11

設定も面白いし、相変わらず推理しないのに、探偵名乗るところがいい。探偵はすべてわかっているのか、知りたい。

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2018/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第一弾より先にこちらを読むことになりました。 謎の貴族探偵に鍛えられる(?)、ひとり立ち間もない探偵・高徳愛香の奮闘記。 テレビドラマ化されているので、すでに犯人が分かっている事件もありますが、面白かったです。 貴族さまがオトナな感じで、愛香は、見事に彼の手の上で転がされています。 タイトルはすべて、百人一首に採られている歌の中の言葉のようです。 『白きを見れば』 友人の平野紗知が慰労のために、父親の所有する別荘「ガスコン荘」に招いてくれた。 地下に「鬼隠しの井戸」というオカルティックなモノが存在するという。 『色に出にけり』 玉村依子は旧華族の家柄。 恋人を何人も所有してはばからない自由奔放なお嬢様であり、愛香の修業時代の顧客であった。 その玉村家の、安房の別荘で事件が起こり、依子から愛香に依頼がかかる。 『むべ山風を』 無難に事件を片付けたところで、もう一つ事件に遭遇! ティーカップがいっぱい。 『幣もとりあえず』 すっかりパワースポットにハマった友人の平野紗知に、座敷童子が出ると評判の温泉に誘われた愛香。 あらすじはドラマで知っていたものの、叙述のトリックに引っ掛かりました。 ちょっと、作者、混乱してるんじゃない? …と思ったところが、罠にかかった私でした。 素晴しいですよ。 『なほあまりある』 高知の宿毛港からクルーザーで個人所有の島へ。 実は、高額の報酬で、探偵としての愛香に依頼がかかったのだ。 依頼人の住所も名前もデタラメだったが、愛香は受けて立つことにした。 この話が一番面白かったです。 一冊の最後を飾るにふさわしく、愛香にとっても良かった(良かった?)し、オチがサイコー。

Posted byブクログ

2017/05/15

さよなら神様とあやしいおじさんでちょっと敬遠していた麻耶先生だけどドラマが面白かったので読んだ。最後愛香ちゃん良かったねーと思っていたらラストでこの本の構造がわかって大変すっきり。麻耶先生の本はどうやら根が深いみたいでうかつなことは言えないけど、今回の本は楽しく読めた。

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2017/04/30

前作を読んで、ドラマ見て、全然違うやんって思ってたら、こっちのドラマ化だったんだ。いや、ドラマそのまま。と云うか、そのままドラマ化。原作読んでもうざいわ、愛香・・・

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2017/04/13

まさかの貴族探偵の続編。なんと女探偵こと高徳愛香が主人公の本作。大技も炸裂する、麻耶雄嵩らしい?連作短編集。 「白きを見れば」 とある証拠に納得できないとか強引だとかそんなものは麻耶作品には通用しません。解決したらいいのです。貴族探偵の登場の仕方といい、最高のスタートダッシュを...

まさかの貴族探偵の続編。なんと女探偵こと高徳愛香が主人公の本作。大技も炸裂する、麻耶雄嵩らしい?連作短編集。 「白きを見れば」 とある証拠に納得できないとか強引だとかそんなものは麻耶作品には通用しません。解決したらいいのです。貴族探偵の登場の仕方といい、最高のスタートダッシュを決める。 「色に出でにけり」 本作の趣向がわかります。苦笑い… タオルに関する謎の解決が目から鱗。動機も納得。ただ、犯人はそれでいいのか…〇〇〇〇だけだぞ。 「むべ山風を」 ややわかりづらいのが残念。手がかりの選択が秀逸。 「幣もとりあへず」 本作一押し。歓喜してしまうほどのトリックの妙。 これは騙されること確実。跳躍した推理に読者も登場人物もタジタジ。 「なほあまりある」 非常に全うな?推理。女探偵の成長。なんてことはない。貴族探偵の掌で踊らされているだけだ。 ドラマ化です。貴族探偵を含め、何作か実写化不可能な気がしますが果たしてどうなるのか…

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2016/07/08

今回は、なぜか貴族探偵と一緒に事件にも巻き込まれる女探偵が主人公。 貴族探偵がかなりキザで、むさ苦しい見た目に描かれていて、前作で想像していた貴族探偵のビジュアルが崩れてしまった。

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2016/02/27

『貴族探偵』の続編。連作短編集。 著者らしい、少しブラックな物語。 女探偵さんが、応援したくなる魅力的なキャラクターで好印象。 最終話「なほあまりある」は、連作短編という形式を利用した、捻りのある結末が面白い。 貴族探偵・女探偵・女探偵の師匠・貴族探偵の使用人の比較によって、「探...

『貴族探偵』の続編。連作短編集。 著者らしい、少しブラックな物語。 女探偵さんが、応援したくなる魅力的なキャラクターで好印象。 最終話「なほあまりある」は、連作短編という形式を利用した、捻りのある結末が面白い。 貴族探偵・女探偵・女探偵の師匠・貴族探偵の使用人の比較によって、「探偵」とは何かを問いかけて…いるのか?

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