税金官僚から逃がせ隠せ個人資産 の商品レビュー

副島隆彦【著】

2023/12/19

資産5000万から5億円の資産を持つ人を対象に、税金官僚から資産を国外に逃すようすすめている。

富裕層包囲網が厳しくなっている状況が分かりやすく、その対抗策も（実際に行動に移すと、どうなるかはわからないが、）金だったり、身につけて資産を逃すなど具体的に書かれている。

税金官僚や、国に対しての怒りを動機に、断定的に書いている印象を受けた。著者のバックグラウンドが、本文から見えてこず、税の専門家ではないことをあとがきで知ったが、税理士の置かれている状況や、マイナンバーやNISAへの危惧は、もっともだと感じた。

2018/11/23

日本で官僚による課税強化の動きが著しく
富裕層は資産を海外に移転することが推奨されている
銀行経由の送金ではなく直接現金や金地金を手荷物で運ぶ方がいい
国内においても銀行に預けるより金や現金のタンス預金が望ましい

2016/05/07

日本は成熟国家となり成長はない。貧乏国で収益手段を持たない官僚たち、金持ちたちから以下に税金をとるかの動きになっている。口座からの出金額規制、海外送金統制、マイナンバー、NISA、相続時精算など。金現物を手許に持て。

被害者として書かれている具体例が大金持ちなので、同情というよりむしろ、集めたお金を社会のために有効に使ってもらいたいと思いますが。。問題は公平に使われていないという不信感かな。

2014/10/13

【こんな人にオススメ】
お金に興味がある方で、ちょっとした資産をもっている方(文中には資産5000万円以上の方とありますが、もっと少ない方でも知識としてもっておくのはよいと思います。)

【オススメのポイント】
馬鹿正直はいかんよ、という部分が色々な表現で書かれているところ。
真面目な方からすると？？？と思えるところがあると思いますが、現実を知るということではオススメです。

2014/04/17

新聞広告で面白そうだったので図書館で借りた。資産5000万から5億円ほどの小金持ちのための本らしい。大村大次郎の話は全部ダメとのこと。むむ。国税OBを名乗る税理士は税務署のスパイかどうかはさておき、税理士は弁護士と違って縛られた存在なのだと理解。現金や金は身体にくっつけて海外に持ち出し、海外の銀行に預けるのがいい方法。

2014/04/15

勧められた本だが面白く読んだ。
問題は、この人の言うことがどこまで本当になるか、ということだ。
やっぱり今のうちに金（きん）にしておいたほうがいいのか。けっこう高いのだが。

2013/11/01

タイ・マレーシア　退職老人で年金暮らしだと税金かからない　日本　1000万の年金で300万

マレーシア　タイ　相続税ゼロ

武富士　香港在住5年　の息子へ　相続でなく生前贈与が最高裁で認められる

新生銀行の経営トップの投資家が株式譲渡益を日本で納税してない

金の売却益を指摘されたら
　もうけから経費を引いて所得額を計算して修正申告する、またはこの場でしはらうので、税額を計算をたのむ

手元に現金を老いておく
現金2000万　レンガ一個 2.5kg 機内の手荷物

金

香港　HSBC スタンダードチャータード　シンガポール

金　買いと売りの差額を課税所得として請求してくる
国外で売ったら
手数料を5-10%とられるのみ

2013/10/27

初の副島隆彦本。いわゆる「危機本」の著者としてちょっと敬遠していたところもあったのだけど、そんなに悪くもないかも。明らかに多作すぎるせいか、文章も構成も全く練られていないが、著者の熱みたいなものは伝わる。

とにかく、立派なのは「黙っていれば分からない」という、税金対策の基本をはっきりと書いてあることだろう。普通は思っていても言わないのだけど。

著者は将来的に預金封鎖や（日本国籍を捨てようとする者に対しては）出国税というかたちで召し上げられることを主張しており、実物資産、特に金（ETFはダメ）に変えることと外国に行くときは１０００万ぐらいを手持ちで持ち出すことを進めている。「人間はできるかぎり平等であるべきだが、なにがなんでも平等であるべきなのではない」というのはまさにその通り。ある程度の格差是正は必要かもしれないが、現在の累進税、資産課税、相続税・贈与税の水準は悪平等だろう。

2013/10/24

2014年4月からの消費税8%が確実になり、2015年1月からは相続税の非課税枠減少...10月からは消費税10%⁉︎
わかりやすいところから言えば、こんなとこか⁇まさに大増税時代⁉︎
もっと隠れたところに増税があるのではないか⁇と思い...富裕層になったつもりで本書を手にした。
偏った見解があるものの...逆に一貫性があるのか‼権力が嫌いな人は楽しめます。私は楽しめた。

2013/11/03

アベノミクスとか東京五輪開催とかで騒いでいるうちに、重大な法案がどんどん成立して、この本の著者である副島氏が定義する「富裕層」への税金という名の取り立てができるようになるそうです。相続税も課税ポイントが随分と下がるようですね。

この本の想定読者層は、土地・金融資産をあわせて、0.5-5億円位の資産を持つ人のようで、お呼びでないような気もしましたが、いつかその日が来るかもしれないので読んでみることにしました。

日本国内で資産を持ちづづけている限り、税金として半分くらいは収めることになりそうです。それを避けるために、この本の著者である副島氏は、銀行を使わずに自分の身をもって資産を動かすことを提案しています。

またこの本では特に述べられていませんでしたが、外国で資産を保全するために必要な英語の必要性は前提とされているのでしょうね。気候も良く、各国の美味しいものが手軽に食べれて、犯罪の少ない日本から離れて暮らすのは今のところ考えられないですが、来るべきに備えておく必要はあるのでしょうか、この本を読んで考えさせられました。

以下は気になったポイントです。

・アメリカ経済はもう崖っぷち、あと２年で大きく崩れる、しかしその前にヨーロッパが崩れる、欧州諸国の国債崩れが再発する（ｐ３２）

・2012年、ワシントンにあるＩＲＳの建物の前に1.4万人が並んだ、違法申告で逮捕される前に自ら名乗りだして税金を納めた者には逮捕しないと通達したので（ｐ４３）

・相続税は改正後に、基礎控除が8000→4800万円に縮小される（ｐ４６）

・現在の中国は、40年前の毛沢東時代の地獄のような平等時代から、智恵・才覚のある人間から先に豊かになった（先富論）のである（ｐ５９）

・マレーシアやタイの相続税がゼロなのは、王族が相続税の重税で滅ばないようにするため、日本では皇族も同様の扱い（ｐ７２）

・武富士家族は最高裁で国に勝訴し、2000億円の還付金を得た、ロックフェラー氏たちが新生銀行上場において、武井氏と全く同じ手法でオランダに送金して税金を払わずに逃がしたので（ｐ７８）

・アメリカの富裕層の資金の最後の逃がし先は、なんと北朝鮮（ｐ９１）

・中央銀行は国の借金を引き受ける（国債購入）をやってはいけない、その報いは激しいインフレとしてやってくる、その時期は、欧州・アメリカに次いで日本である（ｐ１２２）

・今からでも、シンガポール・香港・タイ・マレーシア・フィリピン等の大きな銀行に口座をつくって自分の金融資産を移すべき（ｐ１２５）

・アメリカでは、「ドッドーフランク法」という金の個人取引停止・制限・禁止をする法律が2010.7に成立、施行済みだが、来年(2014）くらいから実施される予定（ｐ１６３）

・日本株の推奨としては、日東紡・帝人・東レ（半透膜）・日本精鉱など、クボタ（浄水器）もいいだろう（ｐ１７２）

・マンションの適正価格は、家賃収入（年間）の２０倍である（ｐ１７６）

・土地の値段は４つある、１）時価、２）路線価（財務省が相続税額を決めるときに使用）、３）土地公示価（国土交通省）、４）固定資産税課税台帳の価格（市町村長が決める、総務省）（ｐ１７８）

・株式投資は、ＮＩＳＡを使用せずに、今のまま分離課税にすべき（ｐ１９１）

2013年11月3日作成