不本意な敗戦 の商品レビュー
途中までは、よくある経営者の経験談、って感じじゃなくて技術的な話とか(軽くだけど)混じってて、あぁちょっと違うな、だったんだけど、最後は結局よくある精神論になっちゃってて、そこが残念。
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エルピーダの苦闘と、モバイルDRAMの重要性を理解できた。 金策と組織統合に明け暮れたご苦労が、サクッと描かれている。頭髪が白くなる労力にもかかわらず。 IBMの中興の祖、ルイス・ガースナー自伝の巨象と踊るの読後感が似ていた。
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いかにして会社が落ち込んだかを記している。 私は会社更生法申立にかかるドラマみたいなのを期待して手にとったため、若干物足りなさを覚えてしまった。 実用目的で手に取るなら、21世紀に入ってからの10年間のメモリ関連の産業史を、一通りおさらいしたい人向け。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
エルピーダという潰れそうな会社を立て直し、最終的には潰してしまった著者のお話。 ・内容 倒産寸前だったエルピーダをどのような手段で立て直したか 成長させるためにどのような改革を行ったか 何を誤り、会社更生法を提出に至ったか で、最終的に言いたかったことは、こんなところでしょうか。 ・エルピーダの従業員は優れた技術を持っている。 ・メインバンクは持とう。 しっかりとした技術を持ちながら潰れてしまったのは、お金がなかったから。 それを融資してくれる銀行がなかったから。 なぜなら、メインバンクを持たなかったから。 持ち合いは合理的ではないけど、いざって時は必要だ。 ということ。 エルピーダを立て直した著者はすごいとは思う。 しかし、失敗した原因を社会のせいにしていることが多いような気がする(他社が協力してくれない、時代の流れが遅い) 立て直しから会社更生法提出まで失敗したことや要因なども書いてはいるので、「失敗に学ぶ」という意味では良い書籍なのかもしれません。 -------------------- エルピーダもApple帝国の犠牲者の一人だったのかな…
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『ひとつの商品を世に送りだすときには、技術うんぬんの前に、アイデアやイメージや商品のコンセプトが存在します。「こんな機能を実現したいから、新製品を開発しよう」という思いだったり、あるいは「これがあれば生活が楽しくなる」という夢だったりします。技術が問題になるのは、その次です。』 ...
『ひとつの商品を世に送りだすときには、技術うんぬんの前に、アイデアやイメージや商品のコンセプトが存在します。「こんな機能を実現したいから、新製品を開発しよう」という思いだったり、あるいは「これがあれば生活が楽しくなる」という夢だったりします。技術が問題になるのは、その次です。』 「日本企業は技術があるのになぜ勝てない」問いかけこそ、ピントがずれていると答える。技術は手段として大切なんだと。 やっちゃえ、ニッサン!矢沢口調で自身に言い聞かせる。。。
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エルピーダは窮した時の選択として、会社更生法の適用を受けました。技術の散財・それを担う人材の散財を防ぐために。業界の隆盛時から現在まで半導体業界を生き抜いてきた人の説得力のある書。
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自分用キーワード 会社更生法 会社清算 DIP型会社更生 支払いサイト(期間のこと) ファウンドリー会社 リーケージ・カレンシー Vital Few(バイタル・フュー) フルーガル・イノベーション 「日本の会社は本当に技術者を大事にするのか、高給で引き寄せた他業種に怒る資格はあっ...
自分用キーワード 会社更生法 会社清算 DIP型会社更生 支払いサイト(期間のこと) ファウンドリー会社 リーケージ・カレンシー Vital Few(バイタル・フュー) フルーガル・イノベーション 「日本の会社は本当に技術者を大事にするのか、高給で引き寄せた他業種に怒る資格はあったのか」 メインバンクを持つ必要性 銀行は企業を育てる意思があるのか BIS基準 キルビー特許 リテンション・ボーナス
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『日本「半導体」敗戦』その後、またはアナザーサイドストーリ。エルピーダ元社長の著者による、社長就任から会社更生法適用を経てマイクロンによる買収に至るまで。
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エルピーダが会社更生法を出しマイクロンに買収されるまでを淡々と書き綴っている。 事実を飾らずに描かれている点に著者の人となりが感じられる。 大きな流れに揉まれ続けた日本の半導体メーカーの一端を見られる。
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エルピーダ経営者坂本氏がエルピーダの設立、エルピーダ経営破綻、そしてマイクロンテクノロジー傘下になるまで綴った内容である。 本を読めば、タイトルの通り、不本意な敗戦で感じる読者も多いはずだと思う。外部調達がうまくいかず、苦しんだ過程が非常に辛い。こうやって会社を潰されるのかとも思...
エルピーダ経営者坂本氏がエルピーダの設立、エルピーダ経営破綻、そしてマイクロンテクノロジー傘下になるまで綴った内容である。 本を読めば、タイトルの通り、不本意な敗戦で感じる読者も多いはずだと思う。外部調達がうまくいかず、苦しんだ過程が非常に辛い。こうやって会社を潰されるのかとも思ったし、坂本氏の会社を生かしたいという情熱が強く伝わってくる一冊であった。
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