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なぜ、間違えたのか? の商品レビュー

3.8

31件のお客様レビュー

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2023/12/23

読みやすい。 チャルディーニの『影響力の武器』、カーネマンの『ファースト&スロー』を読んでいる方にとっては重複があると思う。そこまで新しい発見はないが、復習にはなると思う。 【メモ】 ・スイマーズボディ幻想のワナ:プロの水泳選手の肉体が完璧な形をしているのは、トレーニ...

読みやすい。 チャルディーニの『影響力の武器』、カーネマンの『ファースト&スロー』を読んでいる方にとっては重複があると思う。そこまで新しい発見はないが、復習にはなると思う。 【メモ】 ・スイマーズボディ幻想のワナ:プロの水泳選手の肉体が完璧な形をしているのは、トレーニングを積んだからではなく、もともと体格がいいから泳ぎがうまくなったのである。 ・ストーリーのワナ:物語が、わかりやすくするために真実を単純化してしまう傾向。それにより、物語にうまく収まらないことはすべて排除されてしまう。 ・社会的手抜きのワナ:ひとりひとりの働きぶりが直接わかるような場面ではなく、グループ作業のように力を合わせる場面で他人に気づかれることなく手を抜く現象。 ・平均への回帰のワナ:統計学的に見て、一方向に偏って動いたものは、すぐに偏りが解消されるように反対方向に動くことが多い。 ・過剰行動のワナ:状況がはっきりしないときは、役に立つ立たない関係なく、何かをしたいという衝動にかられて行動しがちである。すると、何も好転しなくても気分だけはよくなる。だが、実際には行動を起こしたために状態が悪化するケースの方が多い。

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2023/06/03

面白くてためになるオススメ本です。誰もが陥る思考の落とし穴について52項目を挙げて説明しています。 『所有のワナ』 なぜ自分のものになった途端に価値は上がるのか? 人は自分の所有しているものの価値を高く見積もってしまう傾向にある。 手放す事は貯める事よりもはるかに難しい。 所有...

面白くてためになるオススメ本です。誰もが陥る思考の落とし穴について52項目を挙げて説明しています。 『所有のワナ』 なぜ自分のものになった途端に価値は上がるのか? 人は自分の所有しているものの価値を高く見積もってしまう傾向にある。 手放す事は貯める事よりもはるかに難しい。 所有意識をなくすためにも、出来るだけ自分のものではない、宇宙からの借り物と考えて、客観的に観る必要がある。

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2021/08/13

全部で52の思考の落とし穴 (バイアス) を紹介する本。たくさんのバイアスを紹介するので、一つ一つに割くページ数は少ない。Kindle版をPCで読むと、1バイアス1画面になる。一気に全部読むよりも、スキマ時間で少しずつ読むのに向いた本。紙の本ならトイレに置いておくのがいいのでは。...

全部で52の思考の落とし穴 (バイアス) を紹介する本。たくさんのバイアスを紹介するので、一つ一つに割くページ数は少ない。Kindle版をPCで読むと、1バイアス1画面になる。一気に全部読むよりも、スキマ時間で少しずつ読むのに向いた本。紙の本ならトイレに置いておくのがいいのでは。 それぞれのバイアスについて、関連する逸話や研究、そして活用方法や対策なんかが書いてある。行動経済学や心理学の本を読んでいる人にはおなじみのものも多いが、数で攻めるタイプなので初見のものもあるのではないか。 一つ難点は、本書が出版されたのは2013年であり、研究内容が今となっては古く、否定的なものも含まれているということである。例えばミルグラム実験やマシュマロ実験など。まあ、現在はKindle版が売っていないし、紙もAmazonでは中古しかないので、今になって読む人はいないだろうが。

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2020/11/29

サンクコストのワナ 間違いを認めたくない、先延ばししていたい心理より 確証のワナ 自分の考えと一致しない情報を見ないようにする心理より 確率の無視のワナ 人間は確率を直感的に理解する力を持っていないため わたしたちがそれほど大きな危険をおかさずに生きている限りは、わたしたち...

サンクコストのワナ 間違いを認めたくない、先延ばししていたい心理より 確証のワナ 自分の考えと一致しない情報を見ないようにする心理より 確率の無視のワナ 人間は確率を直感的に理解する力を持っていないため わたしたちがそれほど大きな危険をおかさずに生きている限りは、わたしたちの決断が正しくても間違っていても、自然にとってはそれほど大きな問題ではない。

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2020/10/29

『Think clearly』の著者の本。『Think clearly』よりは先に書かれています。ドイツの新聞でコラムとして書かれていたもので、よく考えると1年分の52のエピソードになっています。 中身は、「あー、なるほどね」と言う日本の我々でも納得できるような話ばかり。もっと...

『Think clearly』の著者の本。『Think clearly』よりは先に書かれています。ドイツの新聞でコラムとして書かれていたもので、よく考えると1年分の52のエピソードになっています。 中身は、「あー、なるほどね」と言う日本の我々でも納得できるような話ばかり。もっとも、翻訳に際し、その国で理解できやすい様に翻訳して欲しいという著者の要望もあったらしいので、その影響もあるのかもしれませんが。 新聞コラムと言う事もあって、一つ一つのエピソードが短いので、読みやすいです。あっという間に読み終わってしまいました。

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2020/08/05

行動経済学、社会心理学、進化生物学から連載コラムにしたもののまとめらしい 外国特有の言い回しのせいか文章が読み辛く、 太字だけ読んでもいまいち把握できない

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2020/05/10

人間の思考のくせ、それに陥って正しいと信じることの危うさを学んだ 理性と感情とのバランスを取って日々行動することができる 特に心に残ったワナ 確証のワナ→座右の銘を常に心に留めることの危うさ サンクコストのワナ→ここまでやったしもったいないの無意味さ 思惑と結果のワナ→自分の過...

人間の思考のくせ、それに陥って正しいと信じることの危うさを学んだ 理性と感情とのバランスを取って日々行動することができる 特に心に残ったワナ 確証のワナ→座右の銘を常に心に留めることの危うさ サンクコストのワナ→ここまでやったしもったいないの無意味さ 思惑と結果のワナ→自分の過去を全て肯定することの愚かさ

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2020/04/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

■感想 間違えの根本。論理と直感の狭間。なぜ直感に頼ったか。どのような直感から間違いは生ずるかを書いた本。 翻訳本ならではというのではなく、引用や実験が多く、読みづらい。けど、自身の経験などより具体的な事柄にリンクさせて読めば血肉になると思う。 ただし、私さ52のワナ、数的にお腹いっぱいでした。 ■要諦 1 生き残りのワナ 7 確証のワナ1 特殊なケース。反証を集めようとしない。自分の誤りを見つけようとするのがコツ。 8 確証のワナ2 曖昧予測に惑わされる 13 ストーリーのワナ 単なる事実を無意識に意味のあるストーリーにし立ち上げようとする 16 コントロール幻想のワナ コントロールできないこともできると信じてしまう 21 選択のパラドックスのワナ 選択肢が多いほど良いものを選べない。コツはまずもって自分が望んでいることをよく考えること。 26 確率の無視のワナ 我々は結果の規模や程度には反応するが、確率には反応しない。手にできる利回りには反応するが、リスクは直感的に計算できない。 29 基準比率の無視のワナ コツは一般的な成功率を念頭において判断する。これは生き残りのワナに似ている 33 マイナスの過大評価のワナ マイナスをプラスより過大評価する。なので、セールスでは恐怖感を煽ったりする。 35 倍々ゲームのワナ 人は直感的に2倍ずつ増加する指数関数や増加率を判断できない。コツは2倍になるまでの時間で言い表すこと。1%増加が2倍になるのは70年。7%増加なら、70÷7=10年、2倍になるのは10年かかると伝えると分かりやすい。 40 別の選択肢のワナ リスクという別の選択肢にも目を向けること。 42 条件結合のワナ 条件が多い方が可能性が高いと感じるが、当然条件が少ない方が起こりうる可能性は高い 43 フレーミングのワナ ほら、ゴミは一杯!と、ねえ、ゴミを捨ててもらえると助かるんだけど。というのは伝わり方が違う。これがフレーミング効果。脂肪分99%カット、脂肪分1%の違い。 どこに焦点をあてるかで判断が異なってしまう。どの枠組みに基づいた情報か、よく見極めること。 46 自己奉仕のワナ 成功は自分のおかげ、失敗は他人のせい。人は、そういう習性。その方が心地よい。

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2020/02/11

●感想 人が陥りがちな思考について心理学的な面から書かれている。図鑑的なので、気になる点は他でより深掘りたい。 ●なぜ読んだか ・自分の思考の癖に気づきたい ●学んだこと ・「成功」や「楽観的シナリオ」が目立つが「失敗例」や「悲観的なシナリオ」も大事 ・自分の考えと一致しない...

●感想 人が陥りがちな思考について心理学的な面から書かれている。図鑑的なので、気になる点は他でより深掘りたい。 ●なぜ読んだか ・自分の思考の癖に気づきたい ●学んだこと ・「成功」や「楽観的シナリオ」が目立つが「失敗例」や「悲観的なシナリオ」も大事 ・自分の考えと一致しない情報を集めることで、自分の考えを修正することができる ・選択肢に惑わされないように、まず自分の望んでいることを整理することが大事 ・人は性格や考え方のみでなく、周りの状況にも影響を受けて行動している ●今後やること ・「失敗例」の収集と「悲観的なシナリオ」を考えるようにする ・自分の考えと一致しない情報を集めてみる ・選択する前に、自分の望みを整理する ・人を性格や考え方だけで判断せず、周囲の状況も分析する

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2019/09/22

日常においては成功が失敗より目立つため、成功への見通しを甘く見る=生き残りのワナ。 スイマーズボディ幻想=欲しい結果だけを理由に選択してしまう。 社会的証明のワナ=他人と同じように行動することが正しい。狩猟時代の考え方。 確証のワナ=新しい情報を無理やり自分の意見に合わせて解釈す...

日常においては成功が失敗より目立つため、成功への見通しを甘く見る=生き残りのワナ。 スイマーズボディ幻想=欲しい結果だけを理由に選択してしまう。 社会的証明のワナ=他人と同じように行動することが正しい。狩猟時代の考え方。 確証のワナ=新しい情報を無理やり自分の意見に合わせて解釈すること。 権威のワナ=専門家の意見には道徳や理性に反する者でも従いやすい。 回想のワナ=あとになって、それは予測可能だったと考えてしまうこと。日記をつける。 コントロール幻想=コントロールできると思う事柄は耐えやすい。経済問題も同じ。 報酬という刺激のワナ=行動の裏には報酬がある。 選択のパラドクス=選択肢が多くなると不幸になる=選択肢が多いと考えることをやめてしまう、多すぎると誤った決断を下してしまう=条件の一つに集中して選択してしまう。 「あなたが好き」のワナ=セールスには、自分がその客のことを大好きだと思わせることほどいい方法はない。好き、と言われた相手は助けてあげたくなる。 勝者の呪い、所有のワナ。 共時性の奇跡のワナ=めったに起こらないことでも起きる可能性があるなら、起きても驚くことはない。 確率を無視するワナ=宝くじを買う心理。確立には反応しない。確率を直感的に理解できない。 %も理解できない。%で示された数字を理解するには、倍になるためにはどのくらいかかるか、を考える。 ゼロリスク志向=危険をゼロにするための費用は惜しまない傾向がある。 何一つ確実なものはない、と考えて生きる。 希少性のワナ=ロミオとジュリエット効果。 基準比率無視のワナ=そもそも母数が多いほうが可能性は高い。まずは標準的な可能性に目を向ける。 ギャンブラーの誤謬=サイコロの目は過去を覚えていない。 帰納的推理のワナ=事例から推論するとき、絶対だと信じてしまうこと。 マイナスの過大評価のワナ=利益よりも損失を重大視する=損失を強調してそれを避ける方法のほうが興味を引く。 勝者の呪い=オークションには参加しないことが一番。 未来は予測できない。 過剰行動のワナ=投資において積極性は成果とは関係ない。狩猟時代の名残。状況がはっきりしないときは何かをしたい、という衝動に駆られる。 人間の不幸は部屋でじっとしていられないから起こるのだ=パスカル 満足は3か月程度で消える=満足の踏み車のワナ。不幸は3か月程度でなれる。 目先のご褒美はとても魅力的に見える。今この瞬間を生きる、は週に一回にする。 狩猟時代は、他人と同じ行動を、素早く行うことが生き残ることにつながった。現代は直感に従うより、自主的に行動するほうが価値がある。 重要な問題は、チェックリストをつくり、じっくり考える。その他の問題は衝動に任せる。

Posted byブクログ