うぶめ の商品レビュー
難産で母子とも死に至ったという、ただただ悲しい出来事なのに、それが妖怪化されてしまうのには少し抵抗があるわ。
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この絵が上手くなったり、抽象的になったりの意味を探してたけど私の深読みしすぎだったか。 ストーリー自体はなんだか歌曲の『魔王』ぽい進み方だけど、ただただ悲しい。 少年が描く絵を表現してるんだろうけど、異様に構図がしっかりしてて網掛けも使ったり本格的な事に何か意味があるのではと...
この絵が上手くなったり、抽象的になったりの意味を探してたけど私の深読みしすぎだったか。 ストーリー自体はなんだか歌曲の『魔王』ぽい進み方だけど、ただただ悲しい。 少年が描く絵を表現してるんだろうけど、異様に構図がしっかりしてて網掛けも使ったり本格的な事に何か意味があるのではと読み終わってからもずっと考えてる。
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妖怪えほん「悲」 赤ちゃんが生まれてくるのを楽しみにしていたけれど生まれてこなかった。 おかあさんも帰ってこなかった。 おとうさんとぼくは、ポロポロ涙を流して泣いた。 夜に悲しい声を聞いた。 赤ちゃんを抱いて泣いているのは、おかあさん? おかあさんじゃないよとおとうさんは言う...
妖怪えほん「悲」 赤ちゃんが生まれてくるのを楽しみにしていたけれど生まれてこなかった。 おかあさんも帰ってこなかった。 おとうさんとぼくは、ポロポロ涙を流して泣いた。 夜に悲しい声を聞いた。 赤ちゃんを抱いて泣いているのは、おかあさん? おかあさんじゃないよとおとうさんは言う。 おかあさんの悲しみだと言う。 うぶめだと…。 だんだんと変化していく、絵の色使いが悲しみ度を表しているよう。
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妊娠していたお母さんが返ってこない。涙を流すお父さん。お母さんの悲しみがうぶめになる。ああ怖い。井上洋介の絵もいい。
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「お母さんは 死んじゃったの?」お父さんは 下を向いた 「赤ちゃんは 生れてこなかったの?」 お父さんの目から涙がこぼれた ・・・ 悲しくて、淋しくて、どうしようもないほど 切な過ぎる〝うぶめ(産女・姑獲鳥)〟の<妖怪えほん>です。
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怪談えほん「いるのいないの」で強烈なインパクトをくださった京極さんが得意な妖怪をテーマにシリーズとして立ち上げた妖怪えほんシリーズの1冊目。弟か妹が生まれてくるのを楽しみにしていた主人公。ところが弟も妹も生まれてきませんでした。お母さんも戻ってきません…そして彼は夜、泣き声を聴く...
怪談えほん「いるのいないの」で強烈なインパクトをくださった京極さんが得意な妖怪をテーマにシリーズとして立ち上げた妖怪えほんシリーズの1冊目。弟か妹が生まれてくるのを楽しみにしていた主人公。ところが弟も妹も生まれてきませんでした。お母さんも戻ってきません…そして彼は夜、泣き声を聴くのです…母親という立場では読むのがとても辛いです。でも彼に対応するお父さんが切なくも素晴らしかった。挿絵の雰囲気にも圧倒されました。シリーズには楽しい話もあるようですので是非手に取ってみたいです。高学年~一般向けとのこと。
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井上洋介さんの絵がダメ。 心理学的に見たらヤバそうな絵が心に不安感や嫌悪感を与えて「うぶめ」という出産で亡くなった女性の怨念の化身にインパクトを与えているんだろうけれど…。 京極夏彦さんのストーリーもお産で亡くなった女性の哀しみや苦しみを残された家族が「きれいごと」を塗りたくっ...
井上洋介さんの絵がダメ。 心理学的に見たらヤバそうな絵が心に不安感や嫌悪感を与えて「うぶめ」という出産で亡くなった女性の怨念の化身にインパクトを与えているんだろうけれど…。 京極夏彦さんのストーリーもお産で亡くなった女性の哀しみや苦しみを残された家族が「きれいごと」を塗りたくって、想い出を美化しようとしている部分を(わざと?)描いていて、残った人間はそうするしかないんだろうけれど、なんだかな~って気持ちになりました。 この本を読んで将来「うぶめって何?」って話になったとき、赤ちゃんを抱いた血まみれの女性の姿が頭に浮かんで、知識ネタとして披露できるようにはなるかもしれないけれど…。
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京極夏彦の妖怪えほん「悲」の巻。子を産めなかった母の妖怪。 弟か妹が生まれてくるのを楽しみにしていた。だけど、弟も妹も生まれてこなかった。そして、おかあさんも……。京極夏彦と井上洋介、奇跡の共演。母の悲しみが妖怪となる!(アマゾン紹介文) 目的が悲しみを喚起させることだと言うの...
京極夏彦の妖怪えほん「悲」の巻。子を産めなかった母の妖怪。 弟か妹が生まれてくるのを楽しみにしていた。だけど、弟も妹も生まれてこなかった。そして、おかあさんも……。京極夏彦と井上洋介、奇跡の共演。母の悲しみが妖怪となる!(アマゾン紹介文) 目的が悲しみを喚起させることだと言うのなら、そのあとの余韻も含めて、はたしていると言えるでしょう。 絵本を観慣れていないせいか、絵のほうは十全に理解できませんでしたが…。
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ほかのひともコメントしてるけど、あんまり子ども向けではないのかな。これを読んでみたいって言っていっしょに読んだ友達もそうやって言ってた。
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【えほん読了メモ】 (150810 19:02) 『うぶめ』 作=京極夏彦、絵=井上洋介、編=東雅夫/岩崎書店/2013 Sep 30th
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