建物が残った の商品レビュー
磯崎新が設計したアートプラザ。アートプラザのガードマンさんに教えてもらった本。昔は図書館で、今は市民のための展示室、研修室、実技室などとして使われている。設計時の考え方やコンバージョンに至る経緯などがとてもよく書かれていた。
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建物が残った―近代建築の保存と転生 (和書)2010年06月03日 23:30 1998 岩波書店 磯崎 新 磯崎新の実現した建築作品について知りたかった。 建築作品の出来事性を感じることができてとても面白かった。 大分県に行ってみたくなる。
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磯崎新が建てた大分県立図書館を保存するか取り壊すか、県民全体を含めて議論が巻き起こる。保存することに意味はあるのか、保存という方向は改築を含めているのか、スクラップ&ビルトの波に乗ることは正しいのか。様々な視点から、公共建築物の保存ということを見つめてみる。結果は、保存という選...
磯崎新が建てた大分県立図書館を保存するか取り壊すか、県民全体を含めて議論が巻き起こる。保存することに意味はあるのか、保存という方向は改築を含めているのか、スクラップ&ビルトの波に乗ることは正しいのか。様々な視点から、公共建築物の保存ということを見つめてみる。結果は、保存という選択肢を採り耐震工事を踏まえ小規模な改築を行うということである。ここで重要となってくるのが、世界的に有名な磯崎新が建てた、という事柄である。もしこれが磯崎新でなければ、事実は変わっている可能性がある。特色ある地域づくりにおいて、磯崎新が建てた公共建築物が存在するのは大分県にとってプラスになるという考えである。そして、時代の流れを汲み取り図書館という機能を廃し、地域の活性につながる本筋はそのままにアートプラザとして、新しく生まれ変わる。
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