心理療法の光と影 の商品レビュー
ユング心理学に明るくないので、内容はほとんど理解できなかった。 いきなり原型の分裂とか言われたら頭が痛いです。 最初の「いんちき医者」と「偽りの預言者」のメタファーを理解できなかったのも 読んでいく上でのつまずきの原因だったかもしれない。 でも、タイトルは本当にいい本だと思う。...
ユング心理学に明るくないので、内容はほとんど理解できなかった。 いきなり原型の分裂とか言われたら頭が痛いです。 最初の「いんちき医者」と「偽りの預言者」のメタファーを理解できなかったのも 読んでいく上でのつまずきの原因だったかもしれない。 でも、タイトルは本当にいい本だと思う。 「愛ある分析家」が愛ゆえに誤った分析を行わないためには ということがテーマとなって考察されている。 分析の失敗は、アナリザントの言動にすべて帰するのではなく 分析家にも何かしらの原因があるという感じかな。 メシアコンプレックスのようなものについても論じていたような記憶が……。 もっと賢くなったら再読だなー。
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心理療法の<場>におけるセラピストとクライアントの<関係>は、これこそ<治療>を促進するものとして最重要である。従ってそのためのセラピストの心のありようについては多くの教示があるが、本書はセラピストがほとんど無意識のうちに陥ってしまう<力>へのファンタジーの危険性を徹底的に解明し...
心理療法の<場>におけるセラピストとクライアントの<関係>は、これこそ<治療>を促進するものとして最重要である。従ってそのためのセラピストの心のありようについては多くの教示があるが、本書はセラピストがほとんど無意識のうちに陥ってしまう<力>へのファンタジーの危険性を徹底的に解明しようとしたものである。対立極をもった元型という考え方には説得力があり、あらゆる人間関係への汎用を模索してみたくなった。
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