ゴルフ「ビジョン54」の哲学 の商品レビュー

ピアニールソン,リンマリオット,ロンシラク【著】,村山美雪【訳】

2022/07/27

　競技ゴルフを始めたばかりのころ、周りのみんなの凄さに圧倒され、どうやったらみんなのようになれるかと悩んでいた頃、この本に出会いました。
この本の内容を全て忠実に実行したわけではないですが、本の内容を理解し始めた頃、スコアも70台がコンスタントに出せる様になりました。
今でも『思考ボックス、決断ライン、実行ボックス』を意識してラウンドしています。また、練習の方法なども本当に参考になります。

　ゴルフは、ホールに入れるためのプロセスを考えたり、風や芝目などの自然環境を観察する力も必要です。自身のメンタルもコントロールしなくてはなりません。そういった能力を発揮する為の考え方がこの本にはたくさんあります。

　よく「ゴルフは仕事に活きる」などといいますが、この本でさらにその意味にも気づく事ができました。
経営者にとってゴルフは、マネージメント力を養える、最高のスポーツだと思います。

　この本を共有した仲間とラウンドできたら、ゴルフもビジネスも、お互いにもっと成長していけるんじゃないかと思います。

2022/07/27

ゴルフの上達への近道が色々な側面から語られている本。
考え方、練習の仕方、感情のコントロールなど「あるある」というゴルフのミスなどの事例も多く、今後のゴルフの練習に活かせそうだと思う。

この本の例にもいくつか登場していたが仕事柄ピアノの上達について普段考えることが多いが、それと似ているところが多くあった。どんなスポーツでもそうだと思うが練習のための練習になりがちで、そうすると普段の力は本番では出ない。大切なことはゴルフなり、ピアノなりの技術などの要素を因数分解して、それを分かりやすく理解させ組み立てていくということであり、それができるのが優秀な指導者であると思う。そして本番を意識して感情をコントロールする練習もとても重要だ。

ビジネスで言えば例えば営業というものをざっくり分解していくと「商品説明」「提案」「クロージング」などの要素があるがそれを一つ一つ営業マンに身につけさせて、それをどういう組み立て方をしていくのか、ということが大切であると思う。
この本ではゴルフをプレーしていいスコアを出すには？ということを分解して解説していたが、普段ではあまり考えないような「思考ボックス」「実行ボックス」についてやホールのPARを自分に合わせて考える、3ホールごとに区切って考えるなどの分解は興味深かったし今後試してみたいと思った。
自分がもっとゴルフにのめり込んでいれば更に得るものが多かったのかなという意味では未消化の部分も結構あった。

2022/07/27

一見無理に思える、全てのホールてバーディーをとること。そうするとスコアは54になりますが、自分に限界を設けず全てにベストを尽くす。ゴルフに限らす、仕事にも通じる考え方だと思いました。
そのためには、決断ラインを引いて、思考ボックスと実行ボックスの考え方が重要になってくるということを学びました。
ゴルフは本当にメンタルのスポーツだとも思いますので心を落ち着かせと、思考ボックスで全てを決断し、実行ボックスで迷いなく打つだけを実践してみたいと思います。

・ゴルフはグリップとスタンスとスイングだけで決まるわけではない。重要なのはその人自身であること。
・悪いスイングを引き出しているのはたいてい悪い思考である。
・5番アイアンで150ヤードショット
・自分で支配できること、自分で支配できないこと
・結びつく方法、断ち切る方法
・プランを持って練習をする。1時間ボールを打ち続けることはプランにはならない。　
・練習場ではショットごとに標的を変える。

2022/07/27

ゴルフ経験が豊富で一周して悩んでる人が見たらとても参考になるんだろうなと思いました。

どのスポーツも同じだと思いますが、意味のある練習・その練習で身につけたショットを打つ。それもシンプルに。
ただし、精神的な部分で影響もあるから思考ボックス実行ボックスを駆使？して落ち着いてプレーしましょう。

これってスポーツだけでなく、学生、社会人、ビジネスでも言い換える事ができるんだと思います。練習という名の学び。戦略という名の計画。そして落ち着いてショット＝業務実行や受験。

プレー中でも必要とされる客観的に自分を見つめて評価する力。ゴルフも人生も一番大事なスキルなんだろうなと感じました。(努力練習は必須の上で)

でもゴルフは才能も必要だとつくづく思います。才能が欲しい！

2022/07/27

昨日できたことが今日できなくなるという不思議な感覚は、スポーツの中でもゴルフがダントツで大きいと思っています。

開眼！→閉眼＿|￣|○　を繰り返し、しかも、良くないショットのイメージが心を捉えて、それがまた繰り返される、ということは何度も経験しました。
にもかかわらず、アイアンショットやドライバーショットの会心の当たりの感触が手の中に残り、その気持ちよさが心を捉えて離さない！から、ゴルフを続けてしまう！
とくに、アイアンショットのバシュ！という感触でショートでワンオンしたときは最高の気分です。

本に書かれていた、「過去は決して未来ではない」は嫌われる勇気の、これからどうする？に通ずるものだと思いました。
また、悪いショットは断ち切る、人のショットだと思う、ことで記憶に留めずにプレイすることは大事だと思いました。

その他、もろもろ上達しそうなことは書かれていました。
が、やはり、まずは練習に尽きるんでしょうね・・・！
（意図を考えた練習、実戦を意識した練習）

↓メモ
ゴルフコースでスイングのコツを得て、何度かのラウンドでは魔法のように効いたのに次はうまくいかない。
練習場では素晴らしいショットが打てたのに、ラウンドでは打てない。
→練習と実戦が切り離されていたこと

★ショットごとにクラブを変えて打とう、バックスイングの練習ならボールを置く必要さえない、ただバックスイングを練習しよう。
練習に意味を持たせるために、自分は何をしたいんだ？と問いかける

★過去は決して未来ではない

★思考ボックスと実行ボックス　決断はすべて思考ボックスで行う

ショットを打つまでの時間が長くなるほど、疑念とともに緊張が心と身体に忍び込みやすくなってくる

★自分なりの喜びを表す動作をショットが決まるたびに繰り返す。グッドショットの記憶が刻まれ、自分の中にプラス思考の歴史が形成される

★自分がショットを失敗しても、他の誰かが失敗したときのような気持ちでいよう。自分のボールではないと思う。
断ち切るとは拒絶ではなく、客観的に学ぶということ。学びは保存はしない。保存は極度の緊張の原因になる

★パットは3球続けて同じカップを狙わない

ピアニスト　緊張しないなんてことはない、緊張するという感覚にはもう慣れている
たびたび訪ねてくる古い友人みたいに考えている

2022/07/26

ゴルフあるある、スコアのこと考えると急にたたいたり、調子良かったのに一打のミスから調子悪かったり、周りの人みんなドライバー飛ばすのみていつのまにか力んでたり、ゴルフのスコアどうどもよくなって昼お酒沢山飲んだり、言い出せばキリがないくらいあります。精神的なスポーツだなと常日頃思ってました。この本でも一番大事なことは思考ボックスと実行ボックスをしっかり作って自分を信じること、これは仕事や日常生活、自分が手に入れたい世界では同様のことです。特にためになったのは練習場と現場での違いについて、練習場ではやたら得意なアイアンや苦手なドライバーばかり練習すること。これは本番ではありえないことをやり続けて満足する、自己満の世界です。次回からはしっかりドライバーから順番にやっていこうと思います。練習場ではこの本がみんな理解しちゃたら玉を無駄打ちする人が減って大変になるなと思います笑