人間にとって成熟とは何か の商品レビュー
1ページ1ページがとてもずっしりきます。 できてないことが多々あり、ちょっとしょんぼりしています(笑) 繰り返し読むたびに印象が変わりそう、と思いました。
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一番心に響いたところはここ。(以下引用) 金は人の心を計るが、一万円が同じ一万円ではないのだ。 貧しい人にとっては、それは我が身を削る大金だが、富裕な人にとっては一千万円も端金なのである。(引用終) お金は心についてくる、といった知人もおりましたが この本の中では上記のこの言葉が一番染みた。 歯に衣着せぬ感じ、ばっさりと切ってみせるような論調に引き付けられるのでしょうか、あんまり正直好きじゃないと思うのに時々ふっと手に取ってしまう曽野綾子さんのエッセイ。 「そうだな」と頷くところも「それはどうだろう」と首を傾げるところもありますが、感覚の違いであって総じて正しいことをおっしゃってるのでしょう。 来歴は素晴らしく、そういう人のおっしゃることだから真実味もあります。 でもちょっと鼻についてしまう箇所を所々感じてしまうのは私が捻くれているサガなのか。 正邪合わせた剥き出しの正論は、深く頷きながらもちょっと逃げ腰になってしまいます。 基本「面倒臭がり」というのは本当なんでしょうが、それでも立派すぎるのですもの。 みんなそんなに立派に生きられないのですから。
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一つ一つ、ご尤もでございますと頭を下げながら読了。日頃から感じていることや思っていることが書いてあり、あらためて“当たり前”のことが大事なのだと思いました。私も成熟した人間になれるよう、品を持って生きたいと思います。
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大人としてどうあるべきか?成熟という概念について考え直す内容。 かなり賛否両論分かれる内容。 読んで不快に思う読者も多数いると思うが、どれも真実。 ものの見方・考え方として著者のような意見もあるという事実は、 大人として成熟するためにも、よく認識しておく必要がある。 権利だか...
大人としてどうあるべきか?成熟という概念について考え直す内容。 かなり賛否両論分かれる内容。 読んで不快に思う読者も多数いると思うが、どれも真実。 ものの見方・考え方として著者のような意見もあるという事実は、 大人として成熟するためにも、よく認識しておく必要がある。 権利だから当然、使うのは当たり前というエゴ。 特に気をつけたい事項と感じた。
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「読む価値なし」だと思います。 タイトルや見出しを見て、自分なりに「人間にとっての成熟」を考えれば十分です。 ※タイトルと見出しには、考えるだけの価値があるものもあります。 かなり上から目線な内容で、「私が最も成熟している。私から遠いほど、成熟から遠い」との主張を延々と...
「読む価値なし」だと思います。 タイトルや見出しを見て、自分なりに「人間にとっての成熟」を考えれば十分です。 ※タイトルと見出しには、考えるだけの価値があるものもあります。 かなり上から目線な内容で、「私が最も成熟している。私から遠いほど、成熟から遠い」との主張を延々と語っている印象です。 いろんなものに対する基準が「筆者」と「筆者の経験」なので、取り付く島がないです。 歳をとると、みんなこうなっちゃうんでしょうか?
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著者の断固とした意見がびっしりつまった一冊だった。全てが全て納得できるとは言わないが、所々、参考になる部分があった。
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おばあちゃんの話を聞いている感じ。ありがたくもあり、退屈でもあり。まだ、自分は若輩者なので、すっと共感出来ることは少なかったかな。 【学び】 神なんていないと言う人でも、祈った事がない人はいないのではないか。 定年後、自分のしたいことを見つけていない人も、老人なのについに成熟...
おばあちゃんの話を聞いている感じ。ありがたくもあり、退屈でもあり。まだ、自分は若輩者なので、すっと共感出来ることは少なかったかな。 【学び】 神なんていないと言う人でも、祈った事がない人はいないのではないか。 定年後、自分のしたいことを見つけていない人も、老人なのについに成熟しなかった人だと言っていいだろう 品と言うものは、多分に勉強によって身につく。本を読み、謙虚に他人の言動から学び、感謝を忘れず、利己的にならないことだ。 私は信仰がないと不自由だろうなと思うことがある。自分のしたことを正確に評価されることを、他の人間に期待するからである。 人間何したって自由なのよ、したいようにすればいいのよ、という発想は根本的に間違いなのだと大人たちは言わなくなった。それは自由をはき違え、教養のなさ、人間失格の条件なのだが、いつのまにかずるずるとその程度のことは「今の時代仕方ない」という形で、市民生活の間に浸透してしまった。 貧困とは「今日の夕食に食べるものがない」状態を言うのであり、現在日本の車が買えない、子供を大学に行かせられないと言うことを指すのではない。
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すべてではないが、忘れかけていたもの、新たなことに気づかされた。歳をとることも悪くない。品のある成熟した大人になりたい。
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有名な著者、キャッチーなタイトル、ベストセラーと書店に並ぶので、つい電車に長時間乗る時に買ってしまいました。控え目を貫こうと努めている中に、どうしても自慢話、若者批判、特定個人攻撃などかなり強気な姿勢が見えてしまう。まあそれが無いと、なにも面白くない所になるので、ある意味ジレンマ...
有名な著者、キャッチーなタイトル、ベストセラーと書店に並ぶので、つい電車に長時間乗る時に買ってしまいました。控え目を貫こうと努めている中に、どうしても自慢話、若者批判、特定個人攻撃などかなり強気な姿勢が見えてしまう。まあそれが無いと、なにも面白くない所になるので、ある意味ジレンマ!?
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絆という言葉に違和感を感じるし、被災者に捧げるという言葉は、場合によっては自己満足に過ぎないと、この本の作者は言います。 善意の押し売りは、何かをしてあげたいと言う気持ちは尊重してあげたいけど、受け手も悪意がないだけに、断るのも悪いと思いありがとうと応えてしまいがち。美しい錯覚が続くことになります。まあ、この辺りは日本人の良いところでもあり悪い所でもあるかと。 他にも、本当の貧困はアフリカの様に、明日の食事にも困るようなことだとありました。これに関しては、相対的に考えても良いのではと思いました。食べられないのが当然と生まれながらにして考えるのと、考えないのとでは違いますから。 全体的に、世の中の風潮には、批判的な意見が多いですね。
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