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駅物語 の商品レビュー

3.6

99件のお客様レビュー

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2014/10/19

東京駅を舞台にした新米駅員若菜直が主人公の物語。彼女を取り巻く人々にも人生があり、東京駅を行き来する人々にも、また私自身にも誰にでも、それぞれその人なりの人生のドラマがあると改めて思い起こさせて貰えた本。身近でいて知らなかった鉄道のお話がいっぱい。これから遅延や運転休止などがある...

東京駅を舞台にした新米駅員若菜直が主人公の物語。彼女を取り巻く人々にも人生があり、東京駅を行き来する人々にも、また私自身にも誰にでも、それぞれその人なりの人生のドラマがあると改めて思い起こさせて貰えた本。身近でいて知らなかった鉄道のお話がいっぱい。これから遅延や運転休止などがある時、不満に思わずこの駅員さん達の苦労をちゃんと思い出すようにしたいと思います。

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2014/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公、東京駅の新米駅員。彼女が駅で起こす小さな奇跡とは。個性豊かな登場人物とそれぞれの物語。ただ、読後、心に残るものは皆無。安っぽいテレビドラマになってしまったのは、驚くほどのご都合主義が原因。それならもっとSFファンタジーでも良かったのでは?ダヴィンチプラチナ本で期待し過ぎたかもしれません。

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2014/10/02

一日の乗降客が100万人を超えるという東京駅を舞台に、繰り広げられる人間ドラマ。1914年(大正3年)に開業した東京駅は、今年で100年目を迎える。当時の姿に復元され、プロジェクトマッピングでも注目を集めた。 主人公、若菜直は新米駅員。毎日いろいろな事件が起こる日本一のターミナル...

一日の乗降客が100万人を超えるという東京駅を舞台に、繰り広げられる人間ドラマ。1914年(大正3年)に開業した東京駅は、今年で100年目を迎える。当時の姿に復元され、プロジェクトマッピングでも注目を集めた。 主人公、若菜直は新米駅員。毎日いろいろな事件が起こる日本一のターミナルで、失敗しながらも周りに助けられ見守られながら成長していく姿がほほえましい。

Posted byブクログ

2015/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東京駅を舞台に話は進む。東京駅に配属された新人の若菜が、個性的な先輩や同僚の面々に時には振り回されながらも、恩人をさがしたり、ただの「お仕事小説」になっていないところが飽きずに読めた。自分自身が駅は通勤、通学でも利用していて、「駅は通過するとこと」という認識があった。だがこれを読んで、「駅の中で生きている人たち」というものを意識するようになった。個性的なメンバー揃いの東京駅、優しく物語が収束しているところがまたよかった。

Posted byブクログ

2014/09/27

東京駅を舞台にした、新人駅員の物語。 主人公の若菜と犬塚の関係性が、良い。 犬塚は最初はツンツンしてて物凄く嫌な奴なんだけど、段々と素直な一面を覗かせるようになってくる。 優等生でいい子ちゃんの若菜と、人とうまく関われない鉄道ヲタクの犬塚。初めはいがみ合っている二人は同期として...

東京駅を舞台にした、新人駅員の物語。 主人公の若菜と犬塚の関係性が、良い。 犬塚は最初はツンツンしてて物凄く嫌な奴なんだけど、段々と素直な一面を覗かせるようになってくる。 優等生でいい子ちゃんの若菜と、人とうまく関われない鉄道ヲタクの犬塚。初めはいがみ合っている二人は同期としていつしかお互いを励まし合うような関係に。壁にぶつかって悩みながらも共に成長していく姿が良いよね。犬塚の次第に男っぽくなっていく言動にはドキッとさせられたりも。 あまりにもご都合主義な展開の連続には、かなり辟易するけど。そんなうまい事見つかるわけあるかい。 とはいえ、物語全体に漂う雰囲気は悪くない。始まりと終わり方が、好き。 それにしてもこうやって見ると日本の鉄道は凄いよね。外国の人が驚くのも頷ける。一分の遅れさえないように毎日規則正しく運行する事がどれだけ大変か、本当に頭が下がる。 同時に一分二分の遅れで苛立ってしまう現代人の余裕のなさに、ため息吐きたくもなるけど。 女性の駅員とか運転士ってまだまだ少ない気がするけど、見かけたら応援したくなっちゃうなぁ。

Posted byブクログ

2014/09/19

隠れ鉄の血が騒ぎつい手に取ってしまったものの正直そんなに期待はしていなかった。 読み始めもやはりキャラは有川浩さんばりに甘々、まぁそんなもんだろうと思いながらページを捲るがそのうち「こ、これは!」とあまりの本格さに本気モードに入ってしまう自分がいた。 よくある上辺だけのお仕事ラブ...

隠れ鉄の血が騒ぎつい手に取ってしまったものの正直そんなに期待はしていなかった。 読み始めもやはりキャラは有川浩さんばりに甘々、まぁそんなもんだろうと思いながらページを捲るがそのうち「こ、これは!」とあまりの本格さに本気モードに入ってしまう自分がいた。 よくある上辺だけのお仕事ラブストーリーなんかではない、徹底した取材の視点が違うのだ。 乗客による理不尽な暴力行為、輸送機関と営業施設としての矛盾そして合理化、職務としての人身事故の後始末などドキュメンタリーとしての駅がここにある。 朱野さん、初読みながら拍手喝采!大満足でした

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2014/09/04

プロローグのショートストーリーを読んだだけで、(´;ω;`)ブワッ。。。 これは、きっとイイ本!の匂いがプンプンした。 ホノボノする話がリンクしていくのかと思ったら、予想とちがってたw。 駅員サンの仕事や駅の仕組み、それらを織り交ぜつつ、それぞれの悩みを乗り越えて行く様が、清...

プロローグのショートストーリーを読んだだけで、(´;ω;`)ブワッ。。。 これは、きっとイイ本!の匂いがプンプンした。 ホノボノする話がリンクしていくのかと思ったら、予想とちがってたw。 駅員サンの仕事や駅の仕組み、それらを織り交ぜつつ、それぞれの悩みを乗り越えて行く様が、清々しい。 主人公・若菜の目的を果たすには、乗降客100万人の駅では難しいのではないかと危惧したけど、偶然が重なり・・・いや、これは必然なのだな。 その駅で出会う人は、その駅を利用してるわけで、 またその駅にくることは十分あり得る・・・といえばあり得るわけだし。。 そこら辺、巧いな~と感心しました。 ちょっと散漫な感じになっても、山場がいくつもあるので 読み進めていきやすかったし。 これ、きっと実写化されるなー。 読んでるうちに脳内でどんどんキャスティングされていく感じw←癖です 頭の中では、能年チャンが制服制帽で走り回っちゃってるからね( *´艸`) 有川サンから胸キュンをちょっと引いた感じでしょうか。 上手い脚本家サンに、萌え補充でお願いしたいw。 読み終わったあとには 電車の遅延とか見ると、「あー、駅員さんタイヘン・・・」と思いを馳せることになるでしょう。

Posted byブクログ

2014/08/21

一日に200万人が利用する駅、東京駅で5人の人々に助けられた若菜。駅員を夢見た弟の死をきっかけに東京駅の駅員となって、鉄オタの同僚や暴力的な上司とともに奮闘する。駅で起こるたくさんの奇跡とは。 素敵な話でした。 200万人も乗客がいるのに上手く行き過ぎな気もしますが。わら

Posted byブクログ

2014/08/08

一日何万人もの人が利用する駅で働く駅員にスポットを当てた小説。 内容的には中途半端感は否めないが、駅員視点の苦労はよく伝わってくる。 今まではダイヤを乱さないことを至上命題としているイメージだったが、時代の流れで少し変わってきているのかなとも感じた。

Posted byブクログ

2021/06/08

なぜか分からないけど、この本はとてつもなく期待感が高かった。図書館で人気だったからかな。 期待が高かった分、あれ、こんなありきたりな話なんだ…と思ってしまった。 登場人物のキャラクターが、ありきたり。 これはまぁしょうがないんだけど、探している人が簡単に見つかるのも少し物足りなか...

なぜか分からないけど、この本はとてつもなく期待感が高かった。図書館で人気だったからかな。 期待が高かった分、あれ、こんなありきたりな話なんだ…と思ってしまった。 登場人物のキャラクターが、ありきたり。 これはまぁしょうがないんだけど、探している人が簡単に見つかるのも少し物足りなかった。 あとは、主人公が駅員になったきっかけっていうのが結局のところ曖昧だったのも、最初にあれだけ期待させといて…という感じ。 唯一予想と違ったのは、主人公が誰と結ばれるかってこと。絶対あっちの人だと思ってたのに。

Posted byブクログ