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駅物語 の商品レビュー

3.6

99件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2013/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鉄道好きだった亡き弟の夢や、複雑な想いを心に秘めて 東京駅の駅員になった若菜ちゃんと、 とりまく様々な駅職員や自分を助けてくれた人達との 関わりを描いた作品。 ちょっとありえないだろう~と思いながらも、 後半に行くに従って癖のある同僚や主人公の 変化に、止まらなくなりました。 もっと軽い話かと思いきや、意外とそれぞれが 抱えているエピソードがヘビー。 「いつもと変わらない日常」 「定刻発車」 日本の異常な過密ダイヤの中で、この二つを 遂行するために、駅員さんたちがどんなに神経を すり減らしているか。 ほとんどシステム化されているからそんなに大変 ではないだろうと思われる運転手が、どんなに 消耗していくのか。 知らない鉄道の世界が色々と知ることができました。 犬塚君の変化となつき方が面白かったですね。

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2013/10/08

娘に教えてもらい読んだ本。 構成やストーリーも文章もまだまだこれから、極端に言えば稚拙とも言える内容の小説なのに、最終章では感動して胸が熱くなってしまった。 駅で働くということはこんな思いまでしなければならないのか(?)、鉄道とはこんな思いが詰まったものなのか、今までは考えたこと...

娘に教えてもらい読んだ本。 構成やストーリーも文章もまだまだこれから、極端に言えば稚拙とも言える内容の小説なのに、最終章では感動して胸が熱くなってしまった。 駅で働くということはこんな思いまでしなければならないのか(?)、鉄道とはこんな思いが詰まったものなのか、今までは考えたこともない話の連続だった。駅員についての今までの甘い考えを反省せざるを得なかった。 我が娘は東京駅の数駅先のターミナル駅で働く新人のJR職員…

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2013/10/04

自分は駅員ではないけど駅中で働いてるので、なんとなく駅員さんの大変さは理解できた。東京の駅員さんの言い方がそっけなく感じるのは、こういうことが理由なんだなと思った。

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2013/09/30

東京駅の駅員としてスタートした若菜直を中心に一癖も二癖もある同期や 先輩駅員とのエピソードを綴るお仕事小説。飄々としていながらもそれぞれ一筋縄ではいかない悩みを抱えていて 生きることとは??と考えさせられる。しかし内容よりも東京駅での駅員の業務裏話的な側面で興味深い。 駅で自殺し...

東京駅の駅員としてスタートした若菜直を中心に一癖も二癖もある同期や 先輩駅員とのエピソードを綴るお仕事小説。飄々としていながらもそれぞれ一筋縄ではいかない悩みを抱えていて 生きることとは??と考えさせられる。しかし内容よりも東京駅での駅員の業務裏話的な側面で興味深い。 駅で自殺した人の対処の仕方などはリアルで衝撃的だった。鉄道オタクの話も未知の世界だけに面白かった。後半は妙に展開が上手く行き過ぎたように思ったが ラストはとても爽やかで前向きな直を応援したくなった。

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2013/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

亡くなった弟の夢・駅員になった若菜直。 配属は東京駅。鉄オタの同期、元ヤンのおっかない先輩、季節ごとにメイクを変える同い年のデキル先輩たちと業務に奮闘する。 日々トラブルが起こったり、乗客も十人十色。酔っ払い、イベントに現れる撮り鉄、ストーカーに悩まされる女性客などなど。 直自身も入社前に東京駅で倒れ、その時に5人の乗客に助けられた過去を持つ。社員となってから、お世話になった人々に出会う。 話の筋というよりも、駅で働く人々のお仕事を勉強出来たという一冊。 人身事故の処理は駅員さんもやるなんて知らなかった。警察が来るまで現場保存する位だと思ってた。その描写は読んでいるだけで厳しかった。 ストーカー被害を受けている女性を逃がすために秘密の通路を進んでいく場面は、単純にワクワクしたな。本当にありそう。 時刻表通りに電車を運行する、何も起きない平穏な毎日を提供するのが我々の仕事だと伝えている。 私も電車移動が基本だし、色んな人が行き交う場所で、大小様々なトラブルを最小限に留めてくれている電車関係者に素直に感謝。 電車が遅れて怒鳴り散らすような乗客には決してなりません。

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2013/09/18

彼女の作品は初めて。新刊コーナーで表紙とタイトルに惹かれて借りた。 タイトル通り、駅が舞台。 いろいろなドラマがあって、 それぞれの想いが辛いけど、じょじょに解凍されたりして、 予想以上に面白かった。

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2014/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙の東京駅が素敵。そんな東京駅で働くさまざまな人達。 新入社員の若菜。彼女を中心に、鉄オタの同期や、元ヤンで怖い先輩、入社日から仲良く接してくれる先輩。 みんないろんな事情を抱え奔走してる。 東京駅は毎日100万人以上もの人たちが利用し、それぞれの人生を送る為の生活の1つになっている。 毎日無事に過ごせるように、駅員さんは定刻通りに電車を走らせないといけない。 その為に苦労の耐えない駅員さんに敬意を表します。 だから駆け込み乗車は絶対ダメよ。

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2013/09/16

身近な駅員さんの心情が複雑に絡んだ作品。 淡々と主人公やまわりの登場人物の心情変化が書かれていて、驚くことやハラハラどきどきはないけど、 駅員さんや駅のことをしれた面白い作品。

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2013/08/01

鉄に詳しくない自分読みなせるかな…と最初は少々不安だったのけど、読み始めたらもう、ぐぐぐぐっと引き付けられて。 昨日と同じ今日、今日と同じ明日、明日同じ…と毎日同じことが繰り返される、いや繰り返されなければならない場所、それが「駅」。 そんな「駅」で日々起こる、小さいけど悲しいで...

鉄に詳しくない自分読みなせるかな…と最初は少々不安だったのけど、読み始めたらもう、ぐぐぐぐっと引き付けられて。 昨日と同じ今日、今日と同じ明日、明日同じ…と毎日同じことが繰り返される、いや繰り返されなければならない場所、それが「駅」。 そんな「駅」で日々起こる、小さいけど悲しいできごとと、それを奇跡に変える「優しさ」。 いつもと同じ一日が少し輝く奇跡の物語になるのは、人の優しさと勇気があるから。そう、人がいてこその、奇跡。 読み終わって本を閉じたら、電車が、駅が今よりも少し好きになる、そんな一冊

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