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天国旅行 の商品レビュー

3.6

225件のお客様レビュー

  1. 5つ

    30

  2. 4つ

    76

  3. 3つ

    80

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

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2022/01/19

誰にでも平等に訪れる死からは逃れられない、という現実そのものが重くのしかかってきて辛い。 少なくとも私に読後の希望は見えなかった、、、。

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2021/03/30

心中をテーマにした短編集。死に至る追い詰めでなく、そこからの脱出をしてしまうところに先々の明るさを見る。

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2021/03/14

心中や自死をモチーフにした短編集。 死にたくなる、というつらさがなくても 死んでしまってもよいと思うことはないですか? 実際に死に直面したときに、人が何を感じるのか。 さらっと粗筋を追って読むというより 2度目にじっくり読みたくなる。

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2021/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

生と死は、遠いものであり近いものであり、苦しいものであり優しいものである。 読んでいて、だんだん生と死の輪郭が曖昧になってきて、悲しいことなのか嬉しいことなのか、涙がでるけど何の涙なのかよく分からない物語が詰まっていた。 この世にいるのが幸せで不幸せで、死ぬことも幸せで不幸せで、うーん、混ざり合った生と死に、ゆったりと横たわったような気持ち。 でも、なんだか心が痛んでいるような気もするのは、これは切ないってやつなのか? 生きるのも死ぬのも切ない。ぼんやりと、切ないなぁ、心が痛いなと思った。

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2021/01/03

遺書の章が好き。 "君は夜"残酷すぎて。苦しかった。読み終わった後も続きが気になるというか、三浦しをんとか他の人はこれ読んでどんなふうに続き考えてるんやろみたいな、想像をしていくのが楽しい.好きやなー三浦しをん

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2020/12/13

決して明るい話ではない。前向きでもない。でも、後ろ向きでもない。 何か心に刺さる物がある。そんな話がいくつかある短編小説でした。 新盆の客が好きかな。 君は夜は、何をどうすれば良かったんだろうと思わざるをえなかった。

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2020/11/10

何年か前に一度読んだことのある作品。心中をテーマにした短編集だけど、短編集とは思えないほど1つ1つが読み応えのある作品だった。

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2020/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

7つの短編が一冊の本にまとめられています。 それぞれが死と愛と重なり合いながらストーリーとなっているもので、とても短編とは思えないような1話1話が読み応えのあるものになっています。 命とそれを失う時、そして愛と死と必ずその二つが背中合わせにあると思われる短編が続きます。 久々におもしろい一冊を読みました。 なお読んだのはこの単行本ではなく初版の本でした。

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2020/09/10

「君はポラリス」よりも好み。短編集って、統一感はありつつも似たりよったりの内容ではない、というのが理想で、そこが難しいところだとは思うけど本作はうまく達成されていたと思う。

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2020/09/28

2020(R2)8.11-8.13 帯に『「心中」をテーマに当代一の名手が描く生と愛の物語』とあった。7つの短篇が収められている。 個人的には長編の方が好きだ。話に広がりや深まりがあり、最後は全てが集約されてスッキリするからだ。 しかし、この7つの短編集は、僕の好きな長編の要素...

2020(R2)8.11-8.13 帯に『「心中」をテーマに当代一の名手が描く生と愛の物語』とあった。7つの短篇が収められている。 個人的には長編の方が好きだ。話に広がりや深まりがあり、最後は全てが集約されてスッキリするからだ。 しかし、この7つの短編集は、僕の好きな長編の要素を全て網羅している。その上、ある意味「完結していない」ので、続きが読みたくなる。 今まで読んだ三浦しをんは、語り口が比較的“軽妙”だったが、今回はなかなかドッシリとしていて、そこはプロ!ますます三浦しをんが好きになった。

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