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リライト の商品レビュー

3.4

85件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

    29

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    1

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2021/05/30

何だか勢いに圧されて、一気読み、だったし楽しかった、けど、終わってみて振り返って、何だかなぁって気持ち。たぶん、クラスの女子たちに感情移入しちゃったせい(笑)

Posted byブクログ

2020/10/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ハヤカワ100冊フェアのパンフレットでは「バッドエンド版時かけ」と書かれている。 積読の中でも優先度の高い作品の中に『時をかける少女』があるのだが、フェアのブックカバーがほしくて『リライト』を買い、せっかく買ったからとこちらを読むことに。 ということで時かけは映画しか知らないのだが、結構楽しめた。 序盤はもう頭が混乱して仕方がない。 あまりにも人間関係がぐちゃぐちゃになるので、作者のミスがあるんじゃないかと疑ったほど。 だんだん整理がついてきても、いくつもの可能性が消えずに残ってうまく推理できない。 木を隠すなら森というが、この作品はそれがうまい。 たくさん謎を提起して、物語の根幹に関わる重要な謎はどれなのか見えなくしている。 終盤で大小問わず謎が明かされるシーンは、あふれる情報量のために、スピード感がある。 多少強引さはあるが、よく考えたものだと思う。 ほとんど同じ展開でもロマンチックな方向性にすることもできると思うのだが、キャッチコピー通りのバッドエンド。 「作者は性格悪そう」と思いつつも、全4部作だというので続編に期待。 2017年5月26日 続編を読むために再読。 内容がややこしかったなーということくらいしか覚えていなかったため。 以下、内容メモのためネタバレ注意。 ※ネタバレ注意※ ①2311年から来た保彦が、1回目の1992年を美雪と過ごす。 ②しかし、その後未来に帰ることができなかった。  つまり、小説を書いたのは美雪ではなかった。  小説を書くべき人に物語通りの思い出を植え付けるべく、クラス全員と1992年を過ごす。  茂だけは物語の登場人物として確定しているため、保彦の協力者となる。 ③40番目の友恵は、未来の友恵が置いて行った小説を読んでおり、旧校舎崩壊の場面で薬を使わずに残しておく。 ④小説を書く可能性のある人間を友恵が殺害・襲撃。  これを続けられると、2311年に小説が残らず、保彦が1992年に来ることもなくなり、保彦の記憶は1992年に来る以前に書き換えられてしまう。  それは、①の美雪との記憶を失うことを意味する。  つまり、保彦が1992年で得た未来に生きるエネルギーも失う。  そして、友恵が小説を書く可能性がある以上、彼女を殺すこともできない。  この脅迫により、友恵は保彦をこの時代にとどめる。   ⑤同窓会の最中、友恵が過去に飛び、美雪が書いた小説を置いてくる。  これにより友恵の企みが生まれる(パラドクス)。  かつ、美雪が小説を目にして、美雪が小説を書くこととなる。 ⑥1992年の友恵が保彦を脅し、自分以外の人間の1992年の記憶を消去させる。  これにより、旧校舎崩壊時に生徒+先生が10年後に飛ぶイベントが無くなる。 美雪が小説を書いた時点で②以降のイベントは起きなくなるのでは……? いやでもそうなると美雪が小説を書くようになるイベントも起こらないというパラドックスになってしまうか。 あー、だから友恵は①の一人目を美雪から友恵に書き換えることにしたのか。 いや、そうすると①’ですべて終わって、保彦は未来に帰れるのでは? その場合は友恵が「小説を書かないぞ」と脅せばいいわけか……。 ややこしいっ! そもそも、本を過去に置いてくることで間接的に過去の自分に干渉できるのであれば、保彦もメモか何かで過去に干渉できるのでは? 小説は未来まで存在が確定しているものだから? でも1992年での存在は確定していたわけではないし……。

Posted byブクログ

2019/12/10

4部作とは知らずに1冊だけ購入し、次の日に残りの3冊も買いました。 読了後はもやもやしたような気持ちに。 意味がわからないまま読み進めていくと最後に一気に伏線回収されます。「あ!この場面のことを言っていたのか!」とスッキリします。 何度読み返しても面白いと思える本の1つで...

4部作とは知らずに1冊だけ購入し、次の日に残りの3冊も買いました。 読了後はもやもやしたような気持ちに。 意味がわからないまま読み進めていくと最後に一気に伏線回収されます。「あ!この場面のことを言っていたのか!」とスッキリします。 何度読み返しても面白いと思える本の1つです☺︎

Posted byブクログ

2019/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

良く分からないのは友恵が書いた事になっている「時を翔ける少女」は元は美雪が書いた物を同窓会が始まる前に友恵が本屋で買い、カラオケボックスで10年間使っていなかった薬を使い過去に行き(友恵の家にある蔵へ)持って行ったんじゃないの? でもそうすると本が存在したなら保彦は未来に帰れた筈なのに帰る事が出来なかったと言う事は本は存在しなかった事になる 実際卒業アルバムには1992年以降の保彦が写っている でも実際には美雪が本を書いて出版しているから本は存在している にも拘わらず保彦は未来に帰れなかった  これには多分、薬を使わずに取っておいた友恵が関係してるとおもうのだけどちょっと良く分からない この本は4部作で他の3冊も読めば多少はこのリライトに関しても分かるかもしれない それに期待するしかないかな

Posted byブクログ

2019/06/14

「SF史上最悪のパラドックス」だそうです。最初は甘酸っぱい青春ミステリの雰囲気ですがもちろんそれでは終わりません。10年前と現在が交互に現れることで違和感や起こったことに多少想像がついたのですが、畳みかけるように説明されるラストには圧倒され、想像していたことが想像以上だったことに...

「SF史上最悪のパラドックス」だそうです。最初は甘酸っぱい青春ミステリの雰囲気ですがもちろんそれでは終わりません。10年前と現在が交互に現れることで違和感や起こったことに多少想像がついたのですが、畳みかけるように説明されるラストには圧倒され、想像していたことが想像以上だったことにも驚かされました。大事な部分でちょっと突っ込みたい部分があるのが残念ですが最後まで一気に読ませるリーダビリティはなかなかのものだと思います。「時をかける少女」をオマージュされていますが私はやはり西澤さんの初期作品を思い出しました。

Posted byブクログ

2019/03/22

ラノベ感覚の軽い気持ちで読み始めたが、途中から疑問符の連発。SFであり、ミステリーであり、ホラーでもある。結末は…想像以上にハードなタイムパラドックスものではあった。4部作の続編を読むには覚悟が必要かも。

Posted byブクログ

2019/01/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最悪と言うにはいささか大仰すぎるが、それでもその読後感は最悪と言うほかなく、しばらくダメージから立ち直れなかった。特に保彦くん推しだったので、彼のそれからを考えると悲しくて涙さえ出てきそうになる。全4部作ということだが、彼が幸せになれる結末ならば読みたい。

Posted byブクログ

2018/06/16

2018年72冊目。圧倒的ややこしさ(誉めてます)。タイムパラドックス自体はよく耳にするけれども、それも利用してこれだけの話を思い付けるのが純粋に凄いなと。青春の一ページが、現実に不安な影を落としていきラストに繋がる構成も上手く機能している。

Posted byブクログ

2018/06/10

始まり方と、終わり方はすごく良かったです。でも、文中誰が主人公か分からない違和感は、読みづらいです。この先の展開を意図しての事ですが、ちょっと馴染めませんでした。この世界に引っ張って離さないという作者の意志の表れでしょうか。怒涛のような展開に振り回されて、結局最終的に何が何だか分...

始まり方と、終わり方はすごく良かったです。でも、文中誰が主人公か分からない違和感は、読みづらいです。この先の展開を意図しての事ですが、ちょっと馴染めませんでした。この世界に引っ張って離さないという作者の意志の表れでしょうか。怒涛のような展開に振り回されて、結局最終的に何が何だか分からない世界観だけが残りました。そして謎。皆が同じ展開を迎えたのなら、どうして携帯電話を取りに来なかった人がいるんだろう。

Posted byブクログ

2018/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み始めから中盤までは時をかける少女でボーイミーツガールな青春ものかー、と思っていたら何故かだんだんとサスペンスが出てきて最終的にはホラーだった。 序盤の何だ青春ものかー、と思っていたぬるい見方がごりっと覆されていくギャップが非常に魅力的だった。

Posted byブクログ