先生! の商品レビュー
自分にこのテーマがあたえらえたら、はたしてどんなエッセイを書くのだろうか。書く人の年代によって大きくトーンが変わるのではないだろうか・?「先生」という存在自体がとても微妙にむずかしい時代なのですね。
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≪目次≫ はじめに センセイの最期(しりあがり寿) 西日の渡り廊下で(天野篤) 想像力は無限だ(岡野雅行) 「歌の時間」(稲泉連) 先生がくれた 光(押切もえ) 先生は…(関口光太郎) 大切な「症状」(田中茂樹) 手紙(増田ユリヤ) 柔道とは?(山口香) 中学・高校生に願うこと(...
≪目次≫ はじめに センセイの最期(しりあがり寿) 西日の渡り廊下で(天野篤) 想像力は無限だ(岡野雅行) 「歌の時間」(稲泉連) 先生がくれた 光(押切もえ) 先生は…(関口光太郎) 大切な「症状」(田中茂樹) 手紙(増田ユリヤ) 柔道とは?(山口香) 中学・高校生に願うこと(柳沢幸雄) 巨大な疑問符を与えてくれた(鈴木邦男) 実はすごい、日本の教育(パックン) 「抗う」こと(安田奈津紀) 学びの同志おっちゃん(市川力) 八十歳を超えた中学生(太田直子) 紅茶の味(李相日) ことばの裏にある子どもの声を聞く(渡辺恵津子) 「消費者感覚」に立ち向かう(武富健治) 作る、壊す、作る(武田美穂) 人生最初の「先生!」は…(姉小路祐) 逃げろ!逃げろ!(石井志昂) 先生と子どもの関係(鈴木翔) 色えんぴつ(乙武洋匡) 詩が開いた心の扉(寮美千子) 自分の物差し(山口絵理子) とらわれちゃだめだ(平田オリザ) (インタビュー)学問を武器にして生徒とわかりあう(太田光) ≪内容≫ ”先生”をキーワードにしたエッセイ集。教師の私が読んでいて、応援になるもの、批判になるもの、指摘、共感、感動、勉強…いろいろなことを考えさせられました。生徒・児童の「学ぶ」ことを如何に手伝うかが先生(教師)の役目だと思います。このエッセイ集は、そうしたことに日々努力している"真面目"な教師への応援メッセージだと思います。
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池上彰さんの名前だけ見て、ぱっと買ってしまったんだけど、池上彰さんが編集した、いろんな方のエッセイ集+対談です。 厳しい状況と言われる日本の教育。高いレベルをかろうじて維持するのは現場の先生たちの頑張り。先生への期待の高いが故、批判も高まる。 そんな先生たちわ励ます本を世の中...
池上彰さんの名前だけ見て、ぱっと買ってしまったんだけど、池上彰さんが編集した、いろんな方のエッセイ集+対談です。 厳しい状況と言われる日本の教育。高いレベルをかろうじて維持するのは現場の先生たちの頑張り。先生への期待の高いが故、批判も高まる。 そんな先生たちわ励ます本を世の中に出したい、 と、呼び掛けられてできた本だそうです。 私自身は教員ではないし、子供もいない。軽い気持ちで読んだのだけど。 でも、安田菜津紀氏の「今の教育現場では、なにかに『抗う』ことはほとんど教えてくれない」という言葉には、はっとした。 寮美千子氏の、奈良少年刑務所の少年が書いた詩の話では、少しふるえた。
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