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戦略読書日記 の商品レビュー

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48件のお客様レビュー

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    13

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    3

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2016/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読書は、経営のセンスを磨き、戦略ストーリーを構想するための筋トレであり、走り込みである。即効性はない。しかし、じわじわ効いてくる。20 日本の持ち味とは。菊池が言うところのアメリカの持ち味は、大きな対象を機能に分化して、それぞれに専門家を充てて、大所高所で計画を立てたうえで実行して事後的に統合するというやり方。日本では、全員が全体を意識して仕事をする。私たちはこれを顧客に提供しますというアウトプットに基軸を置いたコミットメントが自然と前面に出てくること、これはいまも失われていない、日本の持ち味ではないか。60 各科目の平均点が高いというのと綜合力があるというのは、全く別物。経営にはスキルではなく、センスが不可欠で、言い換えれば「因果律のデーターベース」が豊富である事。柳井さんのいう、一つの経験を抽象化して論理レベルで捉える事と同様である。このセンスを磨くには、スモールイズビューティフル。創って作って売るという、開発生産販売を一気通貫で任せるほかない。100 伊藤元重東大教授の話。英語で仕事は三つある。labor、work、play。野球選手をworkerではなく、playerと呼ぶのは、そのためだ。1080 人間の熟成は生活ルーティンの錬成にあるというのが持論。464 読書において大切なのはトリップすること。一つは、書かれている舞台、年代、状況に自分が生きているような感覚を持つこと。もう一つは、対話トリップ。対談に自分が三人目、四人目として呼ばれているような感覚を持つ。474

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2016/03/27

楠木さんと話しているような楽しさを感じながら読んだ。 肝心なところは引用文ばかりなのだけど、それが大体ビビッとくる話で、ワクワク出来た。

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2015/11/09

”ストーリーとしての競争戦略”の著者。著者のおすすめ本が絶版も含めて紹介されている。”日本の半導体40年”、”日本の経営を創る”、”成功はゴミの中に”は気になる3冊。時間があったら借りてみようかと思う。この本自体は結構なボリュームなので、著者が好きであればおすすめかな。

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2015/09/17

「ストーリーとしての競争戦略」の著者による、戦略読書日記。 この本は、著者によると、「戦略や経営の本質を抉り出すような本を厳選している。これらの本に触発されて僕が考えたことを読者の方々にストレートに伝えるべく、自由気ままに書いている。 これらの本から僕が受けた衝撃や知的興奮、...

「ストーリーとしての競争戦略」の著者による、戦略読書日記。 この本は、著者によると、「戦略や経営の本質を抉り出すような本を厳選している。これらの本に触発されて僕が考えたことを読者の方々にストレートに伝えるべく、自由気ままに書いている。 これらの本から僕が受けた衝撃や知的興奮、僕が得た気づきと洞察を読者の方々と共有したい。 その先に、戦略ストーリーとして構想し実行する経営とはどういうことか、そのために必要となる思考のセンスとは何か、そうしたことの本質を浮かび上がらせることができれば、という目論みである。」 この本はKindleで購入して、電車の中で暇なときに読んでいたのだが、つい引き込まれて、何度乗り過ごしたことか。知らない間に読んでしまった。 Kindleというのは、ただ読んでいるだけならいいけれども、読み返そうとすると、とても面倒。本ならパラパラめくって読みたいところをすぐに読めるし、立体的に一望できるのに、Kindleだとそれができない。 仕方がないので、本も買ってしまった。驚いたことにこの本は479ページもある。でもとてもお買い得。というのは21冊の本のエッセンスが詰まっているので、21冊読んだと思えば、1冊25ページで読める。 とはいえ、読んでいるうちにその本も読んでみたくなって、結局その本を買って読んでいたりする。 ふだんは読んでいない分野の本であったり、こんな本がどうして「戦略や経営の本質を抉り出すような本」なのかと思ったりする本もあるが、著者の視点で読むと、確かに戦略ストーリーがあって、人生や生き様が戦略なのだと気づかせられる。 http://ameblo.jp/livingthelifeyoulove/entry-12071693052.html

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2015/01/18

一勝九敗 日本の半導体40年 スパークする思考 最終戦争論 日本の経営を創る おそめ HOTPepper ミラクルストーリー ストラテジストにさよならを レコーディングダイエット決定版 プロフェッショナルマネジャー 成功はゴミ箱の 映画はやくざなり 市場と企業組織 生産シ...

一勝九敗 日本の半導体40年 スパークする思考 最終戦争論 日本の経営を創る おそめ HOTPepper ミラクルストーリー ストラテジストにさよならを レコーディングダイエット決定版 プロフェッショナルマネジャー 成功はゴミ箱の 映画はやくざなり 市場と企業組織 生産システムの進化論 日本永代蔵 クアトロラガツテイ 日本の喜劇人 僕の読書スタイル 時代の風音 借り 寝椅子で読書 寝椅子 ル・コルビュジエのLC4 佐藤栄作日記 池波正太郎の銀座日記 日記でわかる生活ルーティーン

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2014/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

楠木さんの本に対する興奮が伝わってくるようで楽しめた。自分もこういう風に本を読めたらいいなと思います。 単なる紹介だけでなく、それに絡めた楠木さんの話とか、戦略な視点での解説ぽいこととか、語りがながかったけど、深かったり広かったり自分としてはそれがすごく楽しめました。 ロングインタビューもあったけど、楠木さんほんとに語ることが性分なんだなーと思いました。 なんか自分も戦略ぽいことに興味があるのかもしれません。楠木さんのストーリーの本とか、出てきた本、読みたくなりました。

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2014/04/16

「GIVE&TAKE」の翻訳をしたのがこの楠木建氏。 最近、赤を使った本に目がいってしまい、購入してしまった。付録として楠木氏の読書録が掲載されているが、かなりの量で驚いた。しかもジャンルも幅広い。読書量に脱帽である。

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2014/04/05

本の紹介を通じて、 著者の考え方と紹介された本の考え方が 両方得られて、興味深くよんだ しかも、文体が読みやすく 話を聞いているようにすらすら入ってきた 著者は、 知的活動を「抽象と具体の往復」 と考えているが、そう考えてこの本を 読むと、納得することが多々あった 特に、隈研...

本の紹介を通じて、 著者の考え方と紹介された本の考え方が 両方得られて、興味深くよんだ しかも、文体が読みやすく 話を聞いているようにすらすら入ってきた 著者は、 知的活動を「抽象と具体の往復」 と考えているが、そう考えてこの本を 読むと、納得することが多々あった 特に、隈研吾さんの10宅論についての 書評がすばらしい 著者自身が、「抽象と具体の往復」を しながら隈氏のすごさの本質を見抜いて いるところが、特に印象に残った 柳井氏の「当然ですけど、当たり前ですけど」と、出口氏の「当たり前大作戦」も、 頭の良い人ほど、 シンプルな考え方をされていることが よくわかり、興味深かった

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2014/01/20

紹介された22冊の中で、読んだことがある本が1冊だけ。指向性が違うのだろうな、とは覚悟していた。だが本に被せて自分の言いたいことを言う、あるいは言いたいこと、考えたいことを見つける、ということが、本書の愉しさでもあろうし、僕もただのべつまくなし流れよみをするのではなく、考えないと...

紹介された22冊の中で、読んだことがある本が1冊だけ。指向性が違うのだろうな、とは覚悟していた。だが本に被せて自分の言いたいことを言う、あるいは言いたいこと、考えたいことを見つける、ということが、本書の愉しさでもあろうし、僕もただのべつまくなし流れよみをするのではなく、考えないとイカンのかなあと少し弱気になるのであった。だが、巻末インタビューでもう一回いつもの自分に戻る。やっぱ脳内だよな…。

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2014/01/19

田舎の商売で成功した酒屋が、江戸に出ようとした。しかし江戸の商売はそんなに甘いものではない。鴻池、池田、伊丹など老舗の酒屋とは勝負にならない。男はあれよあれよともち金をすって、落ちぶれてしばった。男が江戸にでてきたのは、田舎と比べて市場が大きく、お客さんの懐が豊で魅力的な市場にみ...

田舎の商売で成功した酒屋が、江戸に出ようとした。しかし江戸の商売はそんなに甘いものではない。鴻池、池田、伊丹など老舗の酒屋とは勝負にならない。男はあれよあれよともち金をすって、落ちぶれてしばった。男が江戸にでてきたのは、田舎と比べて市場が大きく、お客さんの懐が豊で魅力的な市場にみえたからだ。 市場の規模と成長率だけ考えて参入すると痛い目にあう。  どこか、インドやベトナムに出ようとしている日本企業に通じるものがある。

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