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紅梅 の商品レビュー

4.2

13件のお客様レビュー

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2014/07/29

辛い。 健康に生きるのは簡単じゃないけど、死ぬのはもっと難しい。ちゃんと向き合いたいけど、そんなこと出来るだろうか。 津村さんの本を読んで、吉村さんの本を読んでみたくなりました。

Posted byブクログ

2014/05/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

20140515読了 またまた読みたい登録した理由が不明な本。登録してかなり経ってから読むこともあるので、今度から登録した理由も書いておくようにしよう、と反省。●夫は吉村昭。ともに小説家を生業とする夫婦。妻である筆者が、癌になった夫を看取るまでの話。●2005年1月、舌の痛み。2月、大学病院で舌癌の診断で切除手術を勧められる。3月、小線源治療のため大学病院に23日間入院。6月、同治療のため同病院へ3日間入院。11月、同じく6日間入院。2006年1月、膵臓癌の診断、同病院入院。2月、切除手術(膵臓全摘、十二指腸全摘、胃半分摘出、舌癌の切除)。3月、退院(入院日数40日)。4月、抗癌剤点滴のため通院開始。5月、腹膜付近のリンパ節に転移。抗癌剤は点滴でなく服薬に変更。抗癌剤をやめて免疫治療開始。7月、前出の大学病院に入院するが退院し在宅看護開始。地元のクリニックと訪問看護ステーションと連携。79歳で死去。●抗癌剤って苦しいんだな。大変そうな手術をしているので、まだお若いご主人なのかしらと思ったら80歳手前と年齢が出てきてびっくり。その年でこんなつらい思いをするなんて。QOLも大事だと思う。切除手術や放射線、抗癌剤のほかに緩和ケアも選択肢にあると覚えておこう。

Posted byブクログ

2013/08/10

吉村昭の最期の様子を新聞で読み、感動したものだが、その病気から臨終の様子を克明に淡々と描写していく。そして、合間合間に二人の作家の過ぎ去りし日々が語られていく。夫婦愛の物語でもあり、戦後を生きてきた夫婦の物語でもある。老境にさしかかりつつるある自分の身を振り返りながら読み進め、ず...

吉村昭の最期の様子を新聞で読み、感動したものだが、その病気から臨終の様子を克明に淡々と描写していく。そして、合間合間に二人の作家の過ぎ去りし日々が語られていく。夫婦愛の物語でもあり、戦後を生きてきた夫婦の物語でもある。老境にさしかかりつつるある自分の身を振り返りながら読み進め、ずっしりと胸に響く一冊となった。

Posted byブクログ