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白いしるし の商品レビュー

3.5

442件のお客様レビュー

  1. 5つ

    64

  2. 4つ

    119

  3. 3つ

    162

  4. 2つ

    34

  5. 1つ

    8

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2024/10/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まじまは夏目のことを好きだったと思う それ以上に恋人のことを好きだったと思う 私には理解できないことだけれど、乗り越えた夏目はとても強いし美しい 自分の足で立つということ 渦中は苦しくてただ溺れるしか出来なくても、 その苦しみの海が深くても、浅くても、 どれだけ時間がかかっても、 それは時間が経てば薄れていく 下手すれば消える それが悲しいとも思うけど、そうじゃないと、とてもじゃないが生きていけない だから人間には絶対的にこの機能が備えられている 備えられるべくして備えられたのだと思う 火種だとあとがきにあったように、思い出す頻度が減り、苦しさが薄れても、得た物は必ず自分の奥深くに根強く張り付き地盤を形成する そのことはずっと忘れないでいたいな

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2024/09/30

ただただ気持ち悪かったですねえ 褒めの方なのかもわからないくらい ずっと気持ち悪かった こんなどっぷり浸かった恋愛したことないからかも でもおもしろかった ずっと不思議な感じ 読み終わってからずっと一人一人のこの先のことを想像してしまう

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2024/09/21

西加奈子さんの良さが全開! 恋ってこういうことでしょう?という素直でまっすぐなパンチを食らわされます。 終盤の爽快感が好きです。

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2024/09/17

肩にタトゥーを入れて半年後に別れて2年引きずって、忘れる為に東京に行って、日本とは東京とそれ以外の場所だと言う所、もう西さんだった、三沢が出て来るのも西さんだった。夏目は恋をするけど、テレビも見れない常に間島を考えるだけで、思い通りの言葉を掛けられて溶ける。って女性にはみんなあり...

肩にタトゥーを入れて半年後に別れて2年引きずって、忘れる為に東京に行って、日本とは東京とそれ以外の場所だと言う所、もう西さんだった、三沢が出て来るのも西さんだった。夏目は恋をするけど、テレビも見れない常に間島を考えるだけで、思い通りの言葉を掛けられて溶ける。って女性にはみんなありうるもの?本能で考えるのと違うのか?出会って会いたいと思い実際に関係を持つとそれはそれで次の悩みが発生する、他人事だと判るのにいざ自分だとドップリ浸かるのは何故か?3ヵ月誰にも会わず、いやっ3ヵ月もなのかい。瀬田の方が気になるよ

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2024/09/12

前半共感しすぎて気持ち悪かった 後半のあるポイントから共感できなすぎて気持ち悪かった 褒め言葉のほうの、「気持ち悪かった」です。

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2024/09/10

又吉さんがよく褒めているけど、その通りで、西加奈子さんの凄さが詰まった一冊。 全ページを記録しておきたいと思ったほどなので星5。 好みが分かれるのはわかるけど、文章が流れるように入ってくるから読んでいないみたいだった。

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2024/08/23

【2024年167冊目】 32歳、独身の夏目は、過去の恋愛をひきずり、新たな恋を遠ざけていたが、画廊で見た「間島」の絵に心を鷲掴みにされ、間島に対しても恋心を抱く。少しずつ間島との距離を詰めていく夏目だったが、彼に触れたことで二人は以前の関係には戻れなくなって――。恋に狂う男と女...

【2024年167冊目】 32歳、独身の夏目は、過去の恋愛をひきずり、新たな恋を遠ざけていたが、画廊で見た「間島」の絵に心を鷲掴みにされ、間島に対しても恋心を抱く。少しずつ間島との距離を詰めていく夏目だったが、彼に触れたことで二人は以前の関係には戻れなくなって――。恋に狂う男と女を描いた一作。 夏目、間島、瀬田、塚本。登場人物全員が恋に狂っていて、いろいろな意味で圧倒されてしまいました。20代の、恋愛に明け暮れていた頃に読んだらもっと響いたかもですが、残念ながらちょっと枯れているので、「精神科でカウンセリング受けた方がいいのでは?」と思うに留まった自分を残念に思うなどしました。 恋を通じて絵に、猫に、絵の具に囚われた彼女ら彼ら。瀬田と夏目がふらっとにいられたのは、お互いどこかが欠落していることに気づいていて、でもそれを埋められる相手ではないことをなんとなく理解していたからなのかなと思ったりしました。 恋愛に悩んでる人は読んでみるといいかもしれません。

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2024/08/18

恋は人を良い意味でも悪い意味でも狂わせる。そのことを思い出した小説だった。ずっと恋をしていないから、好きがわからなくなっていたけど、この小説を読んで、恋はするものじゃなくて落ちるものなんだなって思い出した。本能的にダメだと思っても抗えないし、理性的にダメだと思っても抗えない。小説...

恋は人を良い意味でも悪い意味でも狂わせる。そのことを思い出した小説だった。ずっと恋をしていないから、好きがわからなくなっていたけど、この小説を読んで、恋はするものじゃなくて落ちるものなんだなって思い出した。本能的にダメだと思っても抗えないし、理性的にダメだと思っても抗えない。小説の登場人物はそれぞれに、「一般的」とは言えない恋愛を通して、もがきながらも生きている。その生きている感じがうまく言えないけれど、いいなと思った。

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2024/08/14

ここまでその人自身にのめり込むような恋愛は、怖いような羨ましいような気持ちです。登場人物の恋愛がみんな一筋縄ではいかなさそうなのが垣間見えて、そこも気になりました。

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2024/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙と書店のポップから、可愛らしい、切ない恋愛小説かな〜と思ったら全然違った。 素敵な表現だなと思うところや共感できるところもあるんだけれど、話自体があまり受け付けなかった。自分と別世界だった事(ていうか自由すぎん?お金大丈夫?)もあるが、切ない恋愛小説を望んでいた分、切なさより気持ち悪さが勝った。 間島さんという人は誠実で素敵な男性なんだという印象を持っていたら、綺麗に浮気してて絶望した。綺麗なまま終わってることが腑に落ちなかった。 たった数ヶ月会っただけの、ほんの数日恋人のように過ごしただけの相手に振られて、こんなにダメージ受けるかな。登場人物の誰も好きになれなかった。

Posted byブクログ