P&G流世界のどこでも通用する人材の条件 の商品レビュー
“グローバル・リーダーの養成学校”と言われるP&Gの元HR担当VPが提唱する5つの『グローバル・ケイパビリティ』を分かりやすく、背景も含めて説明されています。日本人が世界に飛び立つ前にというか、大学に入る前に高校生とかが読むと、ワクワクさせられる1冊ですね。すでに40手前ですが、...
“グローバル・リーダーの養成学校”と言われるP&Gの元HR担当VPが提唱する5つの『グローバル・ケイパビリティ』を分かりやすく、背景も含めて説明されています。日本人が世界に飛び立つ前にというか、大学に入る前に高校生とかが読むと、ワクワクさせられる1冊ですね。すでに40手前ですが、改めて頑張りますか(^^;)あなたは何ができますか?と専門性について尋ねられたところ、「部長」と答える日本人(^_^;)
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P&Gは、「グローバル人材の養成学校」と言われる。多くの卒業生達が国内外でリーダーとして様々な活躍をしている。 そんなP&Gの人事担当のヴァイスプレジデント(執行役員)である会田秀和氏の著書。P&Gの人事の仕組みや、育成等の内情を読み解く一冊。 具体的な仕...
P&Gは、「グローバル人材の養成学校」と言われる。多くの卒業生達が国内外でリーダーとして様々な活躍をしている。 そんなP&Gの人事担当のヴァイスプレジデント(執行役員)である会田秀和氏の著書。P&Gの人事の仕組みや、育成等の内情を読み解く一冊。 具体的な仕事の事例は少なめだが。コレ一冊で、P&G社員のモチベーションの高さがありありと伝わってくる。 新人の頃からリーダー研修を受け、すぐに適正を言い渡されるらしい。そして4年目でブランドマネジャーになるよう育成するようだ・・・。 ちなみに調べたところ彼の講義の聴講料は1日3万~5万。ワークショップは80万とのこと。 ・英語の習得・・・「ビジネスにおける世界共通語である英語は必須ですが、あくまで必要条件であって十分条件ではありません」 ・グローバル・ケイパビリティ・・・企業が全体として持つ組織的な能力、の意味。会田氏はこれが大事だと言う。 ・役職で呼ばない。階層を前提としたコミュニケーションを排除し、対等な関係で議論できるようになれば、個人も組織もより創造的になれる。 ・ファブリーズ・・・欧米の住宅はカーテンやじゅうたんなど洗濯するのが大変で大ヒット製品になったが、日本で1999年発売されることになった際、日本の住居は畳や障子が当時基本で需要があるか疑問だった。 「日本で売れない」と諦めるか「新たな切り口を探してビジネスチャンスを開拓するか」が戦略的思考力が試される瞬間だった。 除菌効果を加え、リポジショニング。「除菌プラス」を追加。2000年代に入るとフローラルの香りを始め、緑茶成分入りのものや除菌力を高めて大成功。 ・組織は「空母」。方向転換するのに時間がかかるが、それさえ出来れば後は進んでいく。 ・コヴィー「7つの習慣」・・・「何ごとも将来のことを見据えて始めよ」。具体的な将来像をはっきりすれば希望や具体的な目標が産まれる。 ・「ワーク&ディベロップメント」・・・目標管理と相対評価。評価1.2.3段階で、3が続くようだと「キャンセルアウト」(雇用契約の解消)の対象になるらしい。。 ・今後昇進する可能性が低いと考えられる人がそのポジションに居座り続けると、下位のポジションにいる人達のチャンスを奪ってしまう。 ・原則、降格人事をやらない。しかし相当数の人にキャンセルアウトの時が訪れる。 模倣したい、とは正直思わないが、彼の講義、1回は聴講してみたい。
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”P&Gがグローバル企業として先行したのは製品や事業のグローバル化ではなく、経営のグローバル化・人材のグローバル化に取り組んだから” だそうです
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グローバルコミュニケーションスキル、プロアクティブリーダーシップ、テクニカルコンピタンス、といったユニバーサルなワードの戦略的ブレークダウン。ケーパビリティやクロスカルチャーに関するトピックも非常に実践的でためになる。
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どこかで読んだごもっともな話が集められているだけで途中でつまらなくなったが、最後まで読み通した。 「グローバル化において日本人に欠けてるスキル」の行で、非常に納得したのが、 ③コンフロンテーション・スキル 相手を尊重しながらも異を唱えたり、理解や是正を求めて働きかけること 経...
どこかで読んだごもっともな話が集められているだけで途中でつまらなくなったが、最後まで読み通した。 「グローバル化において日本人に欠けてるスキル」の行で、非常に納得したのが、 ③コンフロンテーション・スキル 相手を尊重しながらも異を唱えたり、理解や是正を求めて働きかけること 経営陣や上司がコンプラ抵触する行為、パワハラに近い行為をしたとき、逆ギレすることなく改めさせる 今の会社なのか日本共通なのか、少なくとも自分には欠けているスキル。 もやもやとしたものが具体的に表現されてすっきり。
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言わずもがなのグローバル企業、P&Gのノウハウを基に、日本人が世界で通用するにはどういうスキルが必要か、ということを書いた本。 グローバル化なんぞ、過去20年くらいずっと言われていることで、今更とやかく言うもんじゃないよ、と思いがち。 だけど、こうした本が未だに出続けているということは、現在もまだ、日本人は世界に通用するだけの能力を身につけていないのだろう。自分も含め。 で、本書の要点をまとめてみると、だいたい以下の6つに集約されると思う。 1. 英語はできて当たり前。必要条件であって、十分条件ではない。 2. 外国人相手のコミュニケーション方法は、日本人相手のそれとは違う。万国共通の手法を身に付ける必要がある。 3. 各人が育った文化圏により、行動・思考様式は当然異なる。それに合わせた動きが必要。 4. 他社との差別化を生み出せるイノベーションを起こすことが必要。日本人は目先の業務改善に偏りがち。 5. 不確実な状況を打開するためには、自ら積極的に行動するリーダーが求められる。 6. まずは専門知識ありき。一芸に秀でなければ、勝負にならない。 まあ当然どれもこれも耳の痛い話な上に、大方どこかで聞いた話ではあるのだけど、新鮮だったのは6。 昔IBMがT字型人材ってのを提唱していた記憶があるけど、それに近いものなのかもしれない。 日本企業だとT字どころか一字になりそうだから、その点は気をつけた方がいいかも、と思った。
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文化の違いに関する下りが非常にためになる本。 現場から大局をつかみ、ヒントをえる。 多文化の中でいかにプルをするかの力 ・グローバルケイパビリティ ・why what how をしっかり説明できることが重要 相違点を明らかにすることから第三の道が始まる。 ・文化がないところをチャンスを捉えられるか ・リーダーシップの5E ビジョンをつくる力、共感する力、力を引き出す力、強みを生かす力、成果を出す力 ・テクニカルコンピテンシーがあってはじめて説得力が生まれる。 ・
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・新しいことを学習し、それを組織に取り入れ、道なきところに道を切り拓き、みんなを引っ張っていくリーダーの存在こそ欠かせない。 ・若手社員に求められるリーダーシップは、みずから率先して、たとえば自分の仕事を改善したり、これまでのやり方やプロセスを変更したり、チームにユニークな貢献を...
・新しいことを学習し、それを組織に取り入れ、道なきところに道を切り拓き、みんなを引っ張っていくリーダーの存在こそ欠かせない。 ・若手社員に求められるリーダーシップは、みずから率先して、たとえば自分の仕事を改善したり、これまでのやり方やプロセスを変更したり、チームにユニークな貢献を果たしたりすること。仕事の範囲は決められているとはいえ、そのなかで何か新しいことを試みることが大切。 ・一人の力ではできないことを成し遂げるために組織が存在している。
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P&Gの元人事経験者の立場から「世界で通用する人材の条件」が述べられている。 グローバル人材を目指す人にとっては、一つのヒントになるかも。
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グローバル人材の正体は何かってこと。 英語(外国語)ができる人間?確かにそれだけじゃないんだよなぁ。 どの本にも書いてあるけど、グローバル人材たる条件として、外国人とのコミュニケーションとして「英語」が使われているので、身につけなければ始まらない。英語を身につけたうえでビジネスを...
グローバル人材の正体は何かってこと。 英語(外国語)ができる人間?確かにそれだけじゃないんだよなぁ。 どの本にも書いてあるけど、グローバル人材たる条件として、外国人とのコミュニケーションとして「英語」が使われているので、身につけなければ始まらない。英語を身につけたうえでビジネスをするのに必要なのは、「専門知識をもつこと」や「異文化を理解すること」、そして「戦略的思考」「リーダーシップ」。グローバルに考えローカルに実行できること。 ・・・まだまだ今の会社で身につけられることはたくさんある。会社は機会を提供するだけ。 メモとして、リーダーシップの5Eモデル。 Envision:ビジョンを作り示す Energize:わくわくさせる Enable:達成に向けて、能力を開発する Engage:達成に向けて協力する Execute:実行して結果を出す P&Gでは、リーダーシップに力を入れているとのこと。自分がどういったっ人材になりたいのかといった観点で就職活動すればよかったなあって後悔もする。どういった企業がどのように人材育成に力を入れているかなんて聞きもしなかったorz 色々な本を読んで共通した人材育成に関する取り組みは「承認欲求と自己実現欲求を同時に満たすこと」仕組みを作ることかな。
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