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月下上海 の商品レビュー

3.5

79件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

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2015/03/15

うーん、雰囲気はすごくあると思うし、面白く読んだけど、でもそれだけって感じ。あんまり深みはないというか・・・

Posted byブクログ

2015/02/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こういう2時間ドラマっぽいエンタメ好きです。 一気読み。以下ネタバレ全開。 ただ、槇だよなあ。ヒロインを汚し過ぎだし、最期にこの男は違うでしょ?と思う。締まらない。もっとどぎつい過去を持たせて中盤で哀しく消えるキャラクターだと思う。大好きな椎名桔平さんで脳内映像まわしていたので、後半虚しくなりました。枯れた瑠偉が何者にも縛られない人物として再会し、ヒロインがもう少し庶民的に変わるのかと思えば、そうでもなく…。夏もとても魅力的な男として書かれているのに、どうして殺すの〜。チャンバラ活劇エンタメ?ならば、ヒロインが幸せになるために、可能性を残して欲しい。最終的にヒロインと関わった男は全員不幸になるっていう、どん詰まり。 昔昔、大層な別嬪さんが色んな男と色々ありました。っていうだけの話になっちゃってる。うーん。うーん。幼少時のエピソードや瑠偉との関係などはとても切なくていいのに。 面白いけど、面白くないんだよー。 いや面白いけど。。。モヤモヤ 他の作品も是非読みたいです。

Posted byブクログ

2015/02/09
  • ネタバレ

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戦争前後の退廃と混沌の上海を舞台にした話かなと 思っていたら全然。。。 なんというか、これもめっちゃ少女漫画(しかもハーレクイン系) だった。。。 さほど筆力も感じなかったし。 イケメンが悪役でヒロインを犯すのだけど、 なんかそれも書き手が喜んでいるみたいでいやだった。。。

Posted byブクログ

2015/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ソロモン流で見て興味を持ったので読んでみました。 普段は社員食堂のおばさんで、松本清張をもらった新人の作家さんという二足のわらじをはいている方。 テレビで見る限りとても男前で素敵なオネエサマでした。 さて、内容は、登場人物の衣装や、舞台となる上海の景色やその空気はとても素敵に描かれていたのできっと映画やドラマになると映えそうです。一気に読めましたし、読んでいて上海に旅に行きたくなります。 この時代が舞台の本を読むと、戦中の大変な中それぞれの運命に翻弄され一生懸命に生きた人たちの姿を思うと、自分もなすべきことを為していゆかねば・・・と思っちゃいますね。 個人的な好みとしてはストーリーとしてはもう少し捻りというかドロドロの深みがあったほうがいいかな(汗)

Posted byブクログ

2015/03/06

内容(「BOOK」データベースより) スキャンダルを逆手にとり人気画家にのしあがった財閥令嬢・八島多江子は、戦時統制下の日本を離れ、上海に渡った。謀略渦巻く魔都・上海で、多江子が出会う四人の男たち。憲兵大尉・槇庸平、民族資本家・夏方震、医学生ながら抗日運動に身を投じる黄士海、そし...

内容(「BOOK」データベースより) スキャンダルを逆手にとり人気画家にのしあがった財閥令嬢・八島多江子は、戦時統制下の日本を離れ、上海に渡った。謀略渦巻く魔都・上海で、多江子が出会う四人の男たち。憲兵大尉・槇庸平、民族資本家・夏方震、医学生ながら抗日運動に身を投じる黄士海、そして多江子の前夫・奥宮瑠偉。いま、運命の歯車が回り始める―。第20回松本清張賞受賞!

Posted byブクログ

2014/10/29

カバー絵と、戦時中の上海が舞台ってことでワクワクして読んだのですが、、、。 男性陣に魅力を感じられなかったな~残念。 中国人運動家の青年なんて、いたのかいないのかってくらいしか出てこなかったし、、。

Posted byブクログ

2014/09/10

【第二十回松本清張賞受賞!】スキャンダルを逆手にとり人気画家にのしあがった財閥令嬢・八島多江子。謀略渦巻く戦時下の上海で、多江子が愛する運命の男たち。

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2014/09/05

とても面白いのだけど、この時代のこの内容を描くにはページ数が少なすぎる。もっとじっくり濃密に描いて欲しかった。勿体ないなぁ。 読んでいる間、五味川純平の「戦争と人間」やその映画版、あるいは映画「砲艦サンパブロ」や「太陽の帝国」のシーンが頭に浮かんだ。

Posted byブクログ

2014/09/03

2013年第20回松本清張賞受賞作。 財閥令嬢の波乱の人生を描いた華やかな作品です。 八島多江子は、財閥令嬢。 かってのスキャンダルを利用してのし上がり、人気画家となっている。 上海には租界があり、東洋のパリとも呼ばれるほど、各国の領事館が中国の貧しい人民の暮らしとは異なる世界...

2013年第20回松本清張賞受賞作。 財閥令嬢の波乱の人生を描いた華やかな作品です。 八島多江子は、財閥令嬢。 かってのスキャンダルを利用してのし上がり、人気画家となっている。 上海には租界があり、東洋のパリとも呼ばれるほど、各国の領事館が中国の貧しい人民の暮らしとは異なる世界を築いていた。 多江子が上海に渡ったのは、中国文化協会に招待されてのこと。 ところが、憲兵隊の大尉・槙庸平から、スパイ行為を強要される。民族資本家・夏方震に接近して、蒋介石政権と通じている証拠を探せと‥ 陰謀渦巻く上海。 多江子はおてんばな少女で、幼馴染でいじめられっ子の瑠偉をかばってきた。大人になって瑠偉と結婚したのだが‥ 夫と愛人に殺されかけた大スキャンダル。 その真相を知っていると脅す槙。 じつは‥ 仕方なく夏(シャー)に近づくが、彼の人間的な大きさに惹かれ、夏も心身に傷を負った多江子を本気で想うようになり、ついには結婚を決意する。 ところが気づいた槙に夏が逮捕されそうになり‥ 美しいが気弱な初恋の夫、野卑で強引な憲兵隊員、年上で誠実な中国人の大立者という3人の男。 どろどろにもつれ込む関係は、上海版で小型の「風とともに去りぬ」みたいな。 これほどもつれた関係ではないけど、最後に縁ある若者も登場。 長身で個性的な美貌の多江子が着る豪華なドレスが毎回、キッチリ描写されているのもお楽しみ。 ぐいぐい引き込まれて読みやすく、ヒロインの強さともろさ、激しさと優しさもわかりやすい。 なんとなく~二日連続2時間ドラマみたいなノリですね。映像化は向いていると思います!

Posted byブクログ

2014/07/26

 おもしろかった。多江子、強くて大きくて優しい女だなあと思った。槇を見舞うところといい、瑠偉の母になるべきだったと悟るところといい、多江子の生き方がおもしろい。

Posted byブクログ