モルフェウスの領域 の商品レビュー
コールドスリーパー第一号のケアをする涼子。目覚めたアツシ、親は親権放棄、特別立法の法律、廃案と保護の停止。 凍眠8則、結構現実的な感じだけれど、ロボット3原則ほど知られてない。可能性はあるのに、8つじゃ多すぎるんだね。賢すぎ。
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2014/8/7読了、【2014年-31冊目】何冊も読んでいる海堂尊作品の1冊。コールドスリープという近未来の冷凍睡眠をテーマとした小説。テーマ自体は興味深いが、第一部の「凍眠」はコールドスリープの技術的な話や、「凍眠八則」の法的な話などが多く、比較的娯楽性の強い海堂作品にしては少し退屈な展開だった。マドンナ・ヴェルデの曾根崎教授がキーマンとして登場。海堂ワールドはこうしてどんどん広がっていく。続編の「アクアマリンの神殿」は単行本化されているが、とりあえず文庫化まで待とうかな。
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海堂尊のモルフェウスの領域を読みました。 病気の治療法が開発されるまでの期間、人間を凍らせて眠らせる凍眠の技術が開発されたら、というテーマの物語でした。 凍眠をしている少年、佐々木アツシの生命維持業務を5年にわたって行っている日比野涼子は、アツシが目覚めた後に起きる問題に気づき...
海堂尊のモルフェウスの領域を読みました。 病気の治療法が開発されるまでの期間、人間を凍らせて眠らせる凍眠の技術が開発されたら、というテーマの物語でした。 凍眠をしている少年、佐々木アツシの生命維持業務を5年にわたって行っている日比野涼子は、アツシが目覚めた後に起きる問題に気づき、アツシを守るために行動を開始するのでした。 新しい技術が開発されたときに、それを現実の世界とマッチさせるためにはいろいろ考えなければならないことがある、という指摘は面白いと思いました。 コールドスリープの装置を開発した技術者、西野は冥府の番人のように登場しますが、この人が不眠症というのは笑えないジョークだと思いました。
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この人の本はとにかく前半はゆっくり物語が進行して、後半で突然急展開する。これも目覚めまではゆっくりで、後半でなぞときが急展開。 でもこの話はこの作者に今までにない透明感で、終わり方もなかなかオツだった気がする。新しい方向?
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テーマは興味深いが、表現がわかりづらく共感できない。と言うか、何を言っているのか、どう感じているのか、が遠回しもしくは比喩が多くダイレクトに伝わってこない。 主人公がなぜそこまで少年に肩入れするのか、その主観的な背景がよくわからない。
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続きが気になってどんどん読める。 後半一気に読んでしまったので、分かりにくい部分もあった。後でまた読み返してみようと思う。 西野のキャラが憎めない。 田口先生や佐藤先生など、他の作品のキャラがたくさん出てきてテンション上がった。
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☆3.0 コールドスリープ。未来の画期的な 医療。 将来的には本当に実用化される日が来るのかもしれない。 もう少しで認可されそうな治療法を待つ人やそのような治療法を待っていられない人たちには福音に聞こえるだろう。 でも、果たしてそうなのか? 5年10年とコールドスリープすることで...
☆3.0 コールドスリープ。未来の画期的な 医療。 将来的には本当に実用化される日が来るのかもしれない。 もう少しで認可されそうな治療法を待つ人やそのような治療法を待っていられない人たちには福音に聞こえるだろう。 でも、果たしてそうなのか? 5年10年とコールドスリープすることで、現代の浦島太郎になってしまわないか。 人は自分が浦島太郎になってでもコールドスリープを選択し、治療法を待つのだろうか。 また仮に自分が浦島太郎になることは厭うても、我が子の治療のためならどうか。 文中、沢山の聞きなれないカタカナ言葉が出てきて辟易させられたが、とても考えさせられる内容だった。
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話の続きが気になる。だんだんと海堂尊ワールドが完成してきており、別の小説からの登場人物が出てくるのがよかった。
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新薬の開発を待つために5年間のコールドスリープを選んだ少年とそれを管理する人とその周りのお話し 解説でも書いてたけど、作品間の矛盾があったために壮大な穴埋め作品らしい 確かに「医学のたまご」の時は高校生だったもんなぁ・・・ となると、この話の続きとしてはそんなふうに解決するとい...
新薬の開発を待つために5年間のコールドスリープを選んだ少年とそれを管理する人とその周りのお話し 解説でも書いてたけど、作品間の矛盾があったために壮大な穴埋め作品らしい 確かに「医学のたまご」の時は高校生だったもんなぁ・・・ となると、この話の続きとしてはそんなふうに解決するということでいいのかねぇ? いつもの海堂作品同様に過去作品のキャラが登場 ショコちゃんやグッチーが絡んでくるのは当然として サトーちゃんもしっかりしてた あと、アフリカで出会った医務官も名前は出てないけど、高階先生とやりあったアノ人だよね? 名前がうんぬんというセリフは海を渡ったって事か・・・ ストーリーの内容としてはあまり好きじゃない いくら矛盾の解消のためとはいえ、コールドスリープはなぁ・・・ 今までも突飛な技術はあったけど、それを根幹にしてしまったら興醒め ただ、終わり方としては螺旋を描いているようなのは個人的に好きだ
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途中わかりにくくてちょっと退屈したけど、読み終わってみたら面白かったなぁと思える作品だった。にしても医療ものはむつかしいね(^^;;
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