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妖琦庵夜話 その探偵、人にあらず の商品レビュー

3.9

89件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    41

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

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2019/09/01

面白い。続きを買いました。 事件も面白いですが、時折描かれる 伊織・芳彦・マメ の日常が可愛らしい。 ◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️ 《ついさっき、法務省のCMを見て絶句した挙句、すごい形相で おはぎを続けて五個食べました。》 ...

面白い。続きを買いました。 事件も面白いですが、時折描かれる 伊織・芳彦・マメ の日常が可愛らしい。 ◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️ 《ついさっき、法務省のCMを見て絶句した挙句、すごい形相で おはぎを続けて五個食べました。》 口が悪く偏屈な隻眼の美青年 伊織。 この時の伊織の様子を想像したら笑ってしまいました。 苛々しながらおはぎをモシャモシャ… なんだか可愛い、、笑

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2019/05/01

「妖」の字だけで、なんとなく気になっていた作品。とうとう試しに・・・と手にとってみたら、まぁ、案の定なのかどっぷりはまり早速全巻かいにはしりました。 やっぱり、人間の心の汚さが浮き立つ。

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2019/03/13

読書録「妖キ庵夜話 その探偵、ひとにあら ず」4 著者 榎田ユウリ 出版 角川ホラー文庫 p82より引用 “「一度餓えを経験したら、そんなこと言わ なくなるんじゃないですか。ま、一種の洗脳 みたいなものでしょう。雑誌では定期的にダ イエット特集をするし、テレビの通販番組で も...

読書録「妖キ庵夜話 その探偵、ひとにあら ず」4 著者 榎田ユウリ 出版 角川ホラー文庫 p82より引用 “「一度餓えを経験したら、そんなこと言わ なくなるんじゃないですか。ま、一種の洗脳 みたいなものでしょう。雑誌では定期的にダ イエット特集をするし、テレビの通販番組で もダイエット関連商品はしょっちゅう売って る」”  人間と妖人を見分ける能力を持つ茶道家を 主人公とした、長編ミステリ小説。 同社過去刊行作、加筆修正文庫版。  夜のニュースで告げられた、オリンピック 水泳選手の日本代表からの除外発表。本人も 教会も思いもよらぬ理由に残念がるが、その 理由は努力で取り除けるものではなく…。  上記の引用は、女性がやたらとダイエット をしたがる風潮についての、主人公・洗足伊 織の台詞。 一方でダイエットについて番組を作りながら、 一方でひたすら食べ物の情報を流し続けるよ うなテレビは、体を整える上で害悪なのでは ないでしょうか。食欲は視覚情報によっても 刺激され、誘発されるそうですし。  妖怪のDNAを持つ妖人が存在する世界が舞 台となっていますが、日本特有のものとの設 定です。外国にもいることにすると、政治的 に面倒な話を書くことになるからでしょうか ?人類の亜種という位置づけのようですが、 DNAを検査しなければわからないようです。 ーーーーー

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2018/11/24

宮廷神官物語で知った榎田ユウリさん。 暗闇からヒタヒタと忍び寄ってくる類いの怖いのは苦手なのですが、新人刑事の脇坂さんが緩衝材となってくれました。 おばけとか幽霊とかより、よほど生身の人間の方が恐いやん!!!

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2018/10/14

突如発見された妖怪のDNAを持つ妖人達と、口が悪く捻くれ気味なお茶室の主で匂い立つような伊織と、彼を頼る妖人対策本部の空気の読めない無邪気な新人刑事と先輩刑事。ダイエットに励む女子大生と友人間の闇と殺人事件。曲者の伊織が珍しく可愛がるあどけない小豆とぎや座敷童等を含め男性ばかりだ...

突如発見された妖怪のDNAを持つ妖人達と、口が悪く捻くれ気味なお茶室の主で匂い立つような伊織と、彼を頼る妖人対策本部の空気の読めない無邪気な新人刑事と先輩刑事。ダイエットに励む女子大生と友人間の闇と殺人事件。曲者の伊織が珍しく可愛がるあどけない小豆とぎや座敷童等を含め男性ばかりだけれど個性的で楽しい。

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2018/03/10

人間に見える人間ではない妖人が実はいた!な話。 ファンタジーというよりはミステリーかホラーかな。 私は最後のエピソードのあの子が一番怖いと思う。 結局怖いのは人間なのか?

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2018/02/11
  • ネタバレ

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2018/2/10 なんでこの本読もうと思ったのかなぁ?覚えてないけど。 お化け・妖怪大好物なので選ぶことに不思議はない。 でもちょーっと入り込めなかった。 みんなそこまでじゃないねん。 嫌いではないけど入れ込む程ではないキャラクター。 事件も気になってしゃーないってこともなく、謎解きに手が止まらないってこともない。 パッと見わからないけど恐れている世間に溶け込んだ異形のものっていうのが現実の人種的な問題と重なって本の世界に入り込めないってのもあった。 追記:カブキブか!

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2017/10/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ただただ小豆あらいと座敷わらしのチビッ子妖人に持ってかれた。小豆あらいのマメくんはそのままで癒されましたが、座敷わらしは母性本能くすぐるキャラと、内在している年齢そのままの大人の男の魅力?にキュンとしたり…子供の一緒にいたい=おかあさんだけど、童子の妖人でなければ恋人として惹かれていたんだよねきっと。 事件については叙述トリック?だから仕方ないけど誰視点か不明の一人称の多様で読みにくかった…

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2017/08/17

 「妖怪」のDNAが発見され、それを持つ存在は「妖人(ようじん)」と呼ばれるようになった。  人と妖人を見分けられる能力をもつ茶人、洗足伊織の物語。  いい塩梅に、古き良き日本が繁栄されていて、雰囲気がいい。  うん。  もっと、日々の生活を大事にしなきゃね、って思わせてくる。...

 「妖怪」のDNAが発見され、それを持つ存在は「妖人(ようじん)」と呼ばれるようになった。  人と妖人を見分けられる能力をもつ茶人、洗足伊織の物語。  いい塩梅に、古き良き日本が繁栄されていて、雰囲気がいい。  うん。  もっと、日々の生活を大事にしなきゃね、って思わせてくる。  で、妖怪のDNAがっていうけれど、結局のところ、人は自分の<欲>に動かされ続けるのだ。  ただ、その出方がDNAゆえに変わるというだけ。  というのが、とにかく切ない。    ちょっとキャラがステレオかなと思わないではないのだけど、まぁ、周りがステレオだからこそ、ある意味ステレオの極みであるような伊織の存在が確固たるものになっている気がする。  が、存在は確固としてあるのに、足元はあやうい。  このアンバランスさが、どうやら魅力らしい。  面白かった。

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2021/12/30

妖人と呼ばれる妖怪のDNAを持った存在、凄く惹かれる設定です。 カバーイラストを中村明日美子さんが描いているのも素敵。 今回は青目さん以外に怖い設定のある妖人は出てこなかったけれどこの先ドンドン出てくるのだろうか。 妖人よりも人間・・女の子同士の友情の方が怖い、時々挟まれる女の...

妖人と呼ばれる妖怪のDNAを持った存在、凄く惹かれる設定です。 カバーイラストを中村明日美子さんが描いているのも素敵。 今回は青目さん以外に怖い設定のある妖人は出てこなかったけれどこの先ドンドン出てくるのだろうか。 妖人よりも人間・・女の子同士の友情の方が怖い、時々挟まれる女の子達の会話が。 特に最後。チィちゃん君が余計なことを言うから・・・と心が重くなる。 座敷童の結末も悲しい。 妖人が人間を守って死んでもそれは話題にも上らない、犯人でなければ話題にならないっていうことも心にのしかかる

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