絶叫委員会 の商品レビュー
「偶然性による結果的ポエム」という穂村さんの言葉が秀逸だなぁ、と。それを発する側にはなれないかもしれないけれど、拾い上げる穂村さんのセンス。わざわざ拾い上げて広げなくてもいいような、時間が経てば忘れてしまうようなそういうのをクスッと笑えるものに転換して残していく。無駄とか、余計と...
「偶然性による結果的ポエム」という穂村さんの言葉が秀逸だなぁ、と。それを発する側にはなれないかもしれないけれど、拾い上げる穂村さんのセンス。わざわざ拾い上げて広げなくてもいいような、時間が経てば忘れてしまうようなそういうのをクスッと笑えるものに転換して残していく。無駄とか、余計とも言えるけど、そういうのを楽しめるのが歌人なのか?と思ったり。
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日々の考察的エッセイ。雑音としてスルーしてしまいそうな会話を拾い上げるアンテナの感度がすごい。なんということはない日常で、何万回と繰り返される偶然の出会いが、ひとりの歌人にこれほどのインスピレーションを与えているのか。そう考えると、一見、代わり映えしないような世の中でも、十分おも...
日々の考察的エッセイ。雑音としてスルーしてしまいそうな会話を拾い上げるアンテナの感度がすごい。なんということはない日常で、何万回と繰り返される偶然の出会いが、ひとりの歌人にこれほどのインスピレーションを与えているのか。そう考えると、一見、代わり映えしないような世の中でも、十分おもしろく感じられる。
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やっぱり穂村さんのエッセイ、大好きです。 他愛もない言葉の数々をこんなにも情緒豊かに捉えられるなんて、穂村さんはさぞかし世界が鮮やかで奥深く豊かなものに見えることでしょう。 穂村さんの感性という色眼鏡を通した世界の一部を覗き見させてもらえるエッセイ、至高のひと時でした。 豊かな感...
やっぱり穂村さんのエッセイ、大好きです。 他愛もない言葉の数々をこんなにも情緒豊かに捉えられるなんて、穂村さんはさぞかし世界が鮮やかで奥深く豊かなものに見えることでしょう。 穂村さんの感性という色眼鏡を通した世界の一部を覗き見させてもらえるエッセイ、至高のひと時でした。 豊かな感受性でありながら、すごく冷静な視点も持っていらっしゃって、そこに何度も笑わせられました。 素敵な言葉たちにたくさん出会えて、付箋だらけです。
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詩人の穂村氏が、さまざまな日常の言葉の中に潜む詩情をすくい上げてプレゼントしてくれるような本。 なんだか笑いが止まらないような言葉もあり、度々読んでいる。 今日は初詣の電車内で読もうかなと思って持って行った。 本当は長く電車に揺られて読書をするのも好きなので、もう少しあちこ...
詩人の穂村氏が、さまざまな日常の言葉の中に潜む詩情をすくい上げてプレゼントしてくれるような本。 なんだか笑いが止まらないような言葉もあり、度々読んでいる。 今日は初詣の電車内で読もうかなと思って持って行った。 本当は長く電車に揺られて読書をするのも好きなので、もう少しあちこち気兼ねなく出かけられたらいいのにな、と思う。
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初めて読んだ穂村弘さんの本。 こんな本読んだことなかったからびっくりした。エッセイってめちゃくちゃおもしろい、というか穂村弘さんの書く文章がめちゃくちゃおもしろい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
偶然性による結果的ポエム集 筆力があっても知識がないと書けないし知識あっても筆力なけりゃかけない 解説より。 おもしろい雑談相手、 その人の考えとか、その人のいいかんじとかが少しずつこっちに、にじんでくる
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いやあ、いい。にやにやしながらというかもう後半声出して笑いながら読んでしまった。 日常生活の中で見たり聞いたりするさまざまな言葉。一見普通のことばであっても、それが発された状況によってはとてつもないインパクトをもった言葉になる。 そしてその切り取り方がなんとも絶妙で、穂村...
いやあ、いい。にやにやしながらというかもう後半声出して笑いながら読んでしまった。 日常生活の中で見たり聞いたりするさまざまな言葉。一見普通のことばであっても、それが発された状況によってはとてつもないインパクトをもった言葉になる。 そしてその切り取り方がなんとも絶妙で、穂村さんの世界に対する視線を追体験できるのが面白い。 淡々とした分析というかツッコミもしみじみしてよい。 美容室の話しよかったな。 わたしが行くところでは「掻き足りないところはございませんか」っていわれる。かいてもらうの気持ちいいけどどうしたらええねん。 あとバナナストラップ。確かにあの皮をむいたときにたまにぺろんとなる紐っぽいものに思いを馳せたことが今まであっただろうか。
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一度は感じたことのあるあの感情に全て名前をつけてもらっている感覚になる一冊。 穂村さんの目の付け所や想像力、的確に言い換える言葉の表現の幅、ユーモアのおり混ぜどころのすべてが羨ましさを感じるほど魅力的。 読みながらふと、グーとパーで別れる掛け声や、森のくまさんの替え歌などが多少の...
一度は感じたことのあるあの感情に全て名前をつけてもらっている感覚になる一冊。 穂村さんの目の付け所や想像力、的確に言い換える言葉の表現の幅、ユーモアのおり混ぜどころのすべてが羨ましさを感じるほど魅力的。 読みながらふと、グーとパーで別れる掛け声や、森のくまさんの替え歌などが多少の地域差を出しながらなぜこんなにも全国に蔓延してるのか不思議に思ったことを思い出した。 そんな自分の感情に耳を傾ける機会になってよか。
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口角あがってふふってなる箇所がいくつもあって、読んでておもしろかった。普通の人がスルーしてるちょっとしたことを、気にしている解像度、観察力がすごい。
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