石の繭 の商品レビュー
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2017/4後半読了 確かにひどい事件なんだけど、 犯人の気持ちがわからないでもないんだよなぁ。 だからもちろん犯人が悪いんだけど、 犯人=絶対悪と言った考えの主人公だったから、 うーんと思いながら読み進めることになってしまった。 少しでも同情の描写があれば、また違ったかも。
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連続殺人事件が、過去の未解決事件に繋がって行く。それが主人公の父親が関係していたこともあり、以外な第3の被害者が現れる。 謎解きや緻密な犯人とのかけひきも面白い。 シリーズものになっているようなので、他の作品も読んでみたくなりました。
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ドラマが面白かったので、原作を読んでみた。麻見さん初読みです。ドラマは原作に割と忠実に作られていて途中の展開に新鮮味はなかったけど、ドラマでは描き切れなかった部分を知ることができて良かった。ドラマの主任はちょっと無愛想というかクールで、それはそれでいいけど、原作の主任の方が飄々と...
ドラマが面白かったので、原作を読んでみた。麻見さん初読みです。ドラマは原作に割と忠実に作られていて途中の展開に新鮮味はなかったけど、ドラマでは描き切れなかった部分を知ることができて良かった。ドラマの主任はちょっと無愛想というかクールで、それはそれでいいけど、原作の主任の方が飄々としていて天然っぽくて魅力的かな。塔子との距離も自然な感じでいい。姫川玲子シリーズの姫川&菊田と同じような匂いがする(現時点で恋愛に発展しそうにないところなど含め)。読み方としては邪道だけど、2人が気になるので続きも読みます。
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異様な変死体が発見される。 犯人からは警察を挑発するような電話が入り、犯人に結びつく手がかりも掴めないまま第二の殺人が起きる。 殺害方法や遺体に施された加工は、犯行に込められた犯人からのメッセージなのか。 交渉の相手役となった塔子は、先輩刑事とともに事件を分析し、推理し、捜査によ...
異様な変死体が発見される。 犯人からは警察を挑発するような電話が入り、犯人に結びつく手がかりも掴めないまま第二の殺人が起きる。 殺害方法や遺体に施された加工は、犯行に込められた犯人からのメッセージなのか。 交渉の相手役となった塔子は、先輩刑事とともに事件を分析し、推理し、捜査によって真実に近づいていく。 20年前に起きた未解決の誘拐事件。 事件により誘拐された子どもは重症を負い、一緒に連れ去られた母親は行方不明のまま発見されていない。 読み直すと、小さなエピソードやさりげない場面に伏線が張られていた。 ただ犯人の予想がついてしまう展開は少し残念だった。 限られた登場人物の中で、犯行が可能な人物を考えていくと必然的に犯人が浮かびあがってしまう。 ミステリー感覚で読むと物足りないものがあるかもしれない。 強い個性がないぶん、読みやすい物語だった。 シリーズは如月塔子が中心となって展開していく物語なのだろうか。 最初にこんなハードな事件が起こってしまって、次の作品のハードルが高くなってしまったような気もするけれど、期待する気持ちも高くなった。 優しさを秘めた個性的な鷹野が気に入っているので、出来ればこの先も二人のコンビぶりをみていけたら嬉しい。
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けっこう面白かった。謎解きもそうだけど、かなり伏線が効いていて、ほんのちょっとした事が伏線として氷解していくのは気持ちがいい。最後にちょっとしたどんでん返し的な展開になっているし、割とハラハラさせられる。 内容的には、普通の警察ミステリーだけれど、主人公の女刑事「如月塔子」の人となりをうまく表現していて好感がもてる筋書きとなっている。さらに、昔の誘拐事件とかが絡んできて読者をひきつける。 この作品はシリーズ物の第一話となっているので、これからの展開が楽しみである。それ故、この作品で主人公のキャラがしっかりと表現されているのもうまい。これから次作に登場する主人公の活躍が期待される。ドラマ化もされてるみたいなので、興味のある方はご一読を・・・。
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中盤くらいまでは、よくある女性刑事が主人公の警察小説、くらいにしか思っていませんでした。 その評価が変わったのは、主人公と犯人の関わりが明らかになった辺りからでしょうか。所詮他人事と思っていた事件が、実は主人公の如月塔子に深く関わりのある事件ということが分かってからですかね。 その時点で、これは絶対主人公本人にも復讐の刃が向くだろうという予感がありましたし、そうした必然性があったからハマれたと思います。これが結局主人公となんら関わりのない事件だったら、凄まじくどうでもいい話という印象を受けての読了となり、続編どころか同作者の作品は二度と手に取ることは無かったと思います。 主人公自身がリスクを負っているからこその危機感・緊張感がスリルに繋がり、それが面白さに繋がると思った次第です。 それを思うと、続編はすでに購入済で楽しみでもあるのですが、さすがに2作続けて塔子が危機に会うような事態が想像できず… とりあえず、過度な期待はしないようにしながら「蟻の階段」読んでみようと思います。
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まず初めに衝撃的な事件が起きる。そして、犯人からの電話。交渉相手に選ばれた新人刑事の如月塔子。先が気になってどんどん読んでしまう。中盤で犯人はわかってしまうのだが、その先もどうなっていくのか興味深い。
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主人公の女性刑事、如月の生真面目さが好印象。 周りの先輩達もそれぞれ個性的でわかりやすい。 シリーズの続きを読んでみたいと思う。
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201610/面白かった。主人公の女性刑事が、よくある男前な長身美人とは真逆の、童顔低身長お子ちゃまキャラで、始まって早々、出掛けに外で恥かかないようにと母親から数万もらう場面もあったりするので、好みが分かれそうだけど。真っ直ぐに奮闘する新米女性刑事の成長モノってとこで、内藤了の...
201610/面白かった。主人公の女性刑事が、よくある男前な長身美人とは真逆の、童顔低身長お子ちゃまキャラで、始まって早々、出掛けに外で恥かかないようにと母親から数万もらう場面もあったりするので、好みが分かれそうだけど。真っ直ぐに奮闘する新米女性刑事の成長モノってとこで、内藤了の猟奇班シリーズ(程、極端キャラではないが)にちょっと近いカンジかな。チーム捜査モノ好きは楽しめるかと。試しに本作だけ買ったけど、読了後今出てるの全部買ってしまった。
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警視庁捜査1課の捜査班にスポットを当てた 女性が主人公の警察小説シリーズということで 誉田哲也の姫川玲子シリーズと近いけど これはこれでまた違った味わいの面白さがあった。 スーパーな捜査勘があるわけでもない 未完成で弱さを持った人物なので ある種の成長物語の雰囲気があって 等身...
警視庁捜査1課の捜査班にスポットを当てた 女性が主人公の警察小説シリーズということで 誉田哲也の姫川玲子シリーズと近いけど これはこれでまた違った味わいの面白さがあった。 スーパーな捜査勘があるわけでもない 未完成で弱さを持った人物なので ある種の成長物語の雰囲気があって 等身大な魅力がある。 ストーリーとしても、飽きさせない 物語の進行で、引き込まれる面白さ。 やや強引な展開もあったけど 今後に期待できるシリーズ1冊目だった。
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