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人間革命(第5巻) の商品レビュー

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2018/08/01

第5巻は、第10巻のように、何度も読み返すべき内容を含む書であった。 朝鮮戦争の動向、それに伴う米ソ冷戦時代の幕開け、さらにそれと連動したGHQの占領政策の方向転換など、以前読んだ時には難しく感じられたところが、今回はよく理解でき、全般に渡って重要な示唆を含むのが第5巻であった。...

第5巻は、第10巻のように、何度も読み返すべき内容を含む書であった。 朝鮮戦争の動向、それに伴う米ソ冷戦時代の幕開け、さらにそれと連動したGHQの占領政策の方向転換など、以前読んだ時には難しく感じられたところが、今回はよく理解でき、全般に渡って重要な示唆を含むのが第5巻であった。 それは、戸田先生が育成してきた人材群が、いよいよ広宣流布の戦いの狼煙をあげたからである。 また、さらに過たずに布石を打ち続けなければならない戸田先生の気迫が、うねりを上げての運動に転換されていったからである。 青年訓あり、御書発刊の準備あり、蒲田支部での二月闘争あり。世界が、そして日本社会が新たな局面を迎えると同時に、創価学会もいよいよ「驀進」の戦いが展開されていく。 戸田先生は境涯が大きい。朝鮮半島の動乱を見るに、「東洋広布」を叫ばれ、「地球民族主義」の提唱まで構想を広げている。 何のための創価学会か。個人の幸福を追求するのはもちろんであるが、社会の変革のため、社会の救済のため、国の宿命を転換するために広宣流布をやろうという戸田先生の深い深い決意が、高速のエンジンとなり、創価学会が一つの生命のように、運動を始めるのである。

Posted byブクログ