旅の絵本(Ⅷ) の商品レビュー
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むかーしから続いている「旅の絵本」、久々に新刊が、しかも日本編!ということで母のリクエストがあったので購入。 自分の子どもころを描こうと思ったら結果的に節電の世界を描くことになった、と安野さんは言います。いつかやがて原子力発電所が作れないときがきて、電気が今のように使えなくなったとき、あわてないように。そんな思いが込められた日本の原風景が優しい。他の旅の絵本シリーズ同様、昔話や映画の場面も描きこまれていて、それを探すのも楽しい。
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待ってましたの日本篇。春から初夏そして実りの季節をむかえるまでの田園風景を馬に乗った旅人が進んでゆく。 幼い子はもっぱら「ウォーリー」を探すのと同じように 馬に乗った旅人を見つけて満足。 すでに開眼した子はなにか昔話でも隠れているのではないかと 場面のすみずみにまで目を凝らし...
待ってましたの日本篇。春から初夏そして実りの季節をむかえるまでの田園風景を馬に乗った旅人が進んでゆく。 幼い子はもっぱら「ウォーリー」を探すのと同じように 馬に乗った旅人を見つけて満足。 すでに開眼した子はなにか昔話でも隠れているのではないかと 場面のすみずみにまで目を凝らし、 私たちおとなも、子らが関心を持たないような背景に思いを馳せ こどもには発見できないようなくすぐりを発見できないかと じっくりながめる。 というふうに家族みんながくりかえしたのしめる絵本。 1977年に刊行された、 50歳の頃に描かれた『旅の絵本』第一作がほんとうに細密で 隠し絵やだまし絵などいくら読んでも読み飽きないしかけに あふれていたのと比べると、 先年の中国篇、そして最新刊の日本篇は、 隅々まで緻密に計算したような鳥瞰図ではなくなり、 純粋に、残したい風景、あるいはなつかしい心象風景を 描き出すことに重点がうつったようで、 さまざまな事情を考え合わせれば それはもちろん当たり前かつしかたのない変化であるのだけど、 かつてのように遊んでもらえないようなさみしさがちょっとある。 いや、知る人が見れば、 やっぱりいろいろと隠されているのかもしれない。 古い映画や物語の一場面とか、ゆかりの人物の姿とか・・・ いまの私の教養ではぜんぜん及ばないしかけが。 手元において、ときどき開いてみたら、 そのたびごとに何かを発見して、 少しずつこの味がわかるようになるのだろうな。
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Ⅰからの大ファンです。 日本編ということで、よけいに楽しみにしていました。 日本の風物、民族を描いてくださるとともに、これまでのⅠ~Ⅶにも出てきたちょっとしたキーポイントが見え隠れして、昔からのファンの方にはサプライズ! Ⅶの中国編でニュアンスが変わってきてしまいましたが、こ...
Ⅰからの大ファンです。 日本編ということで、よけいに楽しみにしていました。 日本の風物、民族を描いてくださるとともに、これまでのⅠ~Ⅶにも出てきたちょっとしたキーポイントが見え隠れして、昔からのファンの方にはサプライズ! Ⅶの中国編でニュアンスが変わってきてしまいましたが、このⅧは昔ながらの旅の絵本です。☆五つです。
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たのしみに待ってました。 旅人さんは、今回とうとう日本(ちょっと昔の、ね)に。 途中のページ、「津和野の町並みに似てるなぁ〜」と思ってたら、あとがき読んで正解でした。うれしい♪ また、津和野を訪ねたくなります。 で。やっぱり、ページのあちこちに散りばめられたお話たち、今回もありま...
たのしみに待ってました。 旅人さんは、今回とうとう日本(ちょっと昔の、ね)に。 途中のページ、「津和野の町並みに似てるなぁ〜」と思ってたら、あとがき読んで正解でした。うれしい♪ また、津和野を訪ねたくなります。 で。やっぱり、ページのあちこちに散りばめられたお話たち、今回もあります。たのしいです。
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満を持しての「日本」! 待ってました!って期待が大きかったのかなあ。 まず、どうもペンのタッチに慣れるのに時間がかかってしまった。微妙に合わなくって。 慣れたら、古き良き日本の風景があたたかい感じで続く。 けど、やはりどうしても欲がでちゃう。 もっと昔話とか妖怪とか遊びがたくさんほしくなっちゃう。 綺麗だし、何度も何度も開いてみてるけど。 やはり1冊目が一番好きなんだなあ。
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巻末の解説を読んで、改めてはじめからじっくりと「読む」。このシリーズの最初からある存在感に畏敬と憧れをさらに深める。
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