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辞書を編む の商品レビュー

4.2

55件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

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2015/04/19

辞書編纂の裏側をウィットに富んで書かれていて面白かった。著者の辞書編纂という仕事に対する愛情、情熱が伝わってきた。

Posted byブクログ

2014/11/02

三省堂国語辞典の編纂者による辞書作りの内幕。国語辞典なんてどれでも一緒と思っていたが、取捨される言葉、その語釈など、それぞれに持つ特徴があることを知り、早速、各辞書を立ち読みで比べてみた。結果、実用上は何冊もの辞書を持つ理由はないが、知識欲を満たす意味で複数の辞書を購入する意味は...

三省堂国語辞典の編纂者による辞書作りの内幕。国語辞典なんてどれでも一緒と思っていたが、取捨される言葉、その語釈など、それぞれに持つ特徴があることを知り、早速、各辞書を立ち読みで比べてみた。結果、実用上は何冊もの辞書を持つ理由はないが、知識欲を満たす意味で複数の辞書を購入する意味はある。それだけ言葉の世界は奥深い。

Posted byブクログ

2014/10/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者は「実例主義」の国語辞典の編纂者。実例主義とは、文学作品などの(権威ある?)文献には現れなくても、広告などで巷に溢れており、一般的言葉は積極的に載せていこうという方針。

Posted byブクログ

2014/06/29

20140628読了。 一昨年大ヒットした『舟を編む』の現実版。 辞書編纂にまつわるあれやこれやがわかりやすく書いてある。 今まで国語辞書を選ぶ時、何で選んでいたかというと、特に基準はなく、なんとなく。大きさであったり、収録語数であったり。 言葉を説明するとき、できるだけ簡単な言...

20140628読了。 一昨年大ヒットした『舟を編む』の現実版。 辞書編纂にまつわるあれやこれやがわかりやすく書いてある。 今まで国語辞書を選ぶ時、何で選んでいたかというと、特に基準はなく、なんとなく。大きさであったり、収録語数であったり。 言葉を説明するとき、できるだけ簡単な言葉で言い換えるというのはできるようでなかなか難しい。難しい言葉を難しい言葉で説明するのは簡単なことなのだが、小学生にでもわかるような言葉で説明する難しさを痛感する。 しかし、これを読んで辞書編纂にはたいへんな苦労があるということがわかったのはもちろん、どんなポリシーでその辞書が編纂されているのか、その辞書がターゲットにしているのはどんな年代なのか、それぞれに違うということが認識できたので、今後は内容を見比べて本当にじぶんにあっている辞書を選びたいとおもった。 しかし、電子辞書、ネット辞書全盛のこの時代、紙の辞書をあえて選ぶ理由はなんだろうか。

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2014/06/20

三省堂国語辞典の編纂に関わる飯間氏が、その改訂の過程を、丁寧に著した本。 言葉に向き合う飯間氏の真摯さがひしひしと伝わってくる良著です。 いわゆる誤用も、「誤り」とばっさり切り捨てるのではなく、日本語の変化、派生の仕方の一つととらえるなど、「今の」日本語の姿を的確にとらえよ...

三省堂国語辞典の編纂に関わる飯間氏が、その改訂の過程を、丁寧に著した本。 言葉に向き合う飯間氏の真摯さがひしひしと伝わってくる良著です。 いわゆる誤用も、「誤り」とばっさり切り捨てるのではなく、日本語の変化、派生の仕方の一つととらえるなど、「今の」日本語の姿を的確にとらえようとする姿勢がよくわかります。 辞書には、言葉の「かがみ」としての2つの役割があって、そのうちの一つは「鏡」、つまり、日本語を映し出すもの、もう一つは「鑑」、つまり、日本語の規範となるものですが、三省堂国語辞典は前者の「鏡」であることを、より強く意識している、とのこと。 言葉は日々変化することを考えると、そのことに強い共感を覚えました。 それにしても、現在の三省堂国語辞典の基盤を作り上げた見坊豪紀は凄い人ですね。 この本からも、そのことがよくわかりました。

Posted byブクログ

2014/03/26

辞書は中学生でも分かるように書く、というのが三国(三省堂国語辞典)のポリシーらしいが、この本も分かりやすい文章で書かれていてとても読みやすかった。込み入った内容もあるのに、シンプルな文章のおかげでまったく苦労を感じない。見習いたいと思った。 辞書の編纂作業のあらまし、が主な内容だ...

辞書は中学生でも分かるように書く、というのが三国(三省堂国語辞典)のポリシーらしいが、この本も分かりやすい文章で書かれていてとても読みやすかった。込み入った内容もあるのに、シンプルな文章のおかげでまったく苦労を感じない。見習いたいと思った。 辞書の編纂作業のあらまし、が主な内容だが、こぼれ話や編纂にかける思いを記述した部分に著者の温かい人柄が感じられた。

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2014/02/12

 国語辞典の編纂に関しては①用語の発掘・用例採集調査、②加えるべき言葉の判定会議、③語釈の文章考案、④取捨選択など手を入れる行為などの局面から詳細に説明があり、三浦しおん「舟を編む」の世界が現実であることを示してくれる。それにしても辞書の編纂者がこんな苦労を抱えているとは夢にも思...

 国語辞典の編纂に関しては①用語の発掘・用例採集調査、②加えるべき言葉の判定会議、③語釈の文章考案、④取捨選択など手を入れる行為などの局面から詳細に説明があり、三浦しおん「舟を編む」の世界が現実であることを示してくれる。それにしても辞書の編纂者がこんな苦労を抱えているとは夢にも思わなかった。例えばキャバクラという用語の意味を実体験するために実際に店に入るなど・・・。三省堂国語辞典:通称「三国」の特徴は何よりも「中学生にも分かる説明!6万語」、新明解の特徴その他辞書にはそれぞれの強みがあり、読み比べによってその思想の違いを実感してみると実に楽しそうである。新しい言葉でなくとも洩れている盲点のような言葉も確かにあるのかも知れない。「んーん」「あーあ」などは確かに有り得る!デジタル化の時代になり、新しい悩みが出てきていることも分かる!

Posted byブクログ

2014/01/04

辞書引かないよなー。そもそも最近買ってないし・・・ 辞書作りの「戦い」が書かれています。 言葉ってのは生き物なので、次々と新しい言葉が出てくる。 辞書に載せるか、載せないか。 どう説明するか。大変な作業です。

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2013/12/22

三浦しおん『舟を編む』の便乗タイトルだけど(「おわりに」でもご自身が触れています)、いたって真面目な「辞書のつくりかた」の本。『三省堂国語辞典』(通称「三国」)の編集委員である飯間さんが、『舟を編む』だけではわからない、現場から見た「辞書のつくりかた」を説明。ニーズに合わせたいろ...

三浦しおん『舟を編む』の便乗タイトルだけど(「おわりに」でもご自身が触れています)、いたって真面目な「辞書のつくりかた」の本。『三省堂国語辞典』(通称「三国」)の編集委員である飯間さんが、『舟を編む』だけではわからない、現場から見た「辞書のつくりかた」を説明。ニーズに合わせたいろんな「国語辞典」があるんだということがよくわかる。

Posted byブクログ

2013/12/07

辞書がどのように作られるのか、手順を追って書かれており興味深い。日常生活のあらゆる場面から、辞書に載せるための言葉を採集するプロセスは、辞書作りというイメージにはなかったので面白かった。他の辞書も同じような過程で作成されているのか、気になった。 (2013,12)

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