日本SF短篇50(Ⅱ) の商品レビュー
VolumeⅠがあまりに面白くてⅡも続けて読む。 まったく経験のない山野浩一の不条理な世界も良かったし、題名しか知らなかった「折紙宇宙船の伝説」もなかなかの作品でした。でも、なんといっても圧巻は小松左京の「ゴルディアスの結び目」。昔、この連作集を読んだ時もすごいと思いましたが、...
VolumeⅠがあまりに面白くてⅡも続けて読む。 まったく経験のない山野浩一の不条理な世界も良かったし、題名しか知らなかった「折紙宇宙船の伝説」もなかなかの作品でした。でも、なんといっても圧巻は小松左京の「ゴルディアスの結び目」。昔、この連作集を読んだ時もすごいと思いましたが、今読んでも衝撃度は変わらず。連作集読み返してみようっと。 でも、77年あたりから作品的にスルーしているものが多くなってきていました。内容的にソフトな感じのものが多くなってきているせいでしょうか?梶尾真治、新井素子など、やっぱり少し苦手。73年~76年までの作品が40歳前後の著者によるものなのに、それ以降が20歳代の若い作者の作品となっているせいかもしれません。 いずれにしても、あらたな発見のあるこのシリーズは今後も楽しみです。 小松左京凄すぎ!
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眉村卓、小松左京、神林長平、梶尾真治…と、ラインナップの豪華さは前巻以上。 小松左京「ゴルディアスの結び目」は再読だったと思うが、イメージの濃密さは圧巻。 神林長平「妖精が舞う」は「雪風」の原型。ずいぶん遠いところに行ってしまった感のあるシリーズだが、ここで原点を読めたのは...
眉村卓、小松左京、神林長平、梶尾真治…と、ラインナップの豪華さは前巻以上。 小松左京「ゴルディアスの結び目」は再読だったと思うが、イメージの濃密さは圧巻。 神林長平「妖精が舞う」は「雪風」の原型。ずいぶん遠いところに行ってしまった感のあるシリーズだが、ここで原点を読めたのはちょっと嬉しい。 新井素子「ネプチューン」は甘い話だと思っていたのが、「Ending」の章で、甘いけど力強くもある話に昇格。
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小松左京「ゴルディアスの結び目」何十年ぶりで読み返す。当時は気づかなかったが、「ダークマター」のことがさり気なく書かれてたりして、こんな昔からやっぱりすごいなーと改めて敬服。 本アンソロジー2巻目にして、神林長平や大原まりこが登場している。自分のSF史でもNewホープのイメージだ...
小松左京「ゴルディアスの結び目」何十年ぶりで読み返す。当時は気づかなかったが、「ダークマター」のことがさり気なく書かれてたりして、こんな昔からやっぱりすごいなーと改めて敬服。 本アンソロジー2巻目にして、神林長平や大原まりこが登場している。自分のSF史でもNewホープのイメージだったのだが、もはやこの50年の前半の出来事なんだな。光陰矢のごとし。
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