綾辻行人殺人事件 主たちの館 の商品レビュー

綾辻行人【監修】,イーピン企画【監修・原案】,天祢涼【ノベライズ】,おーちようこ【構成・記事】

2013/05/21

これ行きたかったイベント。

ミステリーナイト１度だけ参加した時のことも思い出した。

またいつか行きたいな～

2013/05/19

綾辻ファンのための一冊。
ミステリーナイト、楽しそうやなあ。いつか行きたし。
綾辻先生、いつの間に白髪に！知らんかった！かっくいー。
道尾秀介イケメン。

2013/05/13

　綾辻行人の名前がついていて買わないわけには、読まないわけにはいくまい。

　ノベライズしたひとの話は（持ってるけど）読んだことないので、正直言いましてそちらのほうは期待はしておりませんでした。綾辻だったら何でも良かった状態。買ったあとで「ミステリーナイト」というイベントのノベライズだと知ったくらいです。
　恥ずかしながらその「ミステリーナイト」ってのも知らなかったわけですがね。いや、たぶんちらっと聞いたことがある、レベルだったと思う。ホテルでの謎解きイベントで、綾辻デビュー25周年とイベントの25周年が重なるからコラボしようぜっていう舞台をノベライズしたものが半分、残り半分はイベントレポと綾辻のインタビュー、綾辻有栖川の対談、イベントプロデューサー脚本家の対談、という形式。
　「読者への挑戦状」が入っていれば、一応は手を止めて謎を解こうと試みはしますが、頭が悪いのでたいてい解けません。だから、謎解きのイベントにはあまり興味がないのですが、話のネタに一度は行ってみたいね、ミステリーナイト。なんか、二万円くらいかかるみたいだけど。
　事件を演劇として見せられて、それの犯人を当てる、という。しかも真夜中。午前二時とか、三時くらいまで。やっぱりもともと舞台であったものを小説化するのは可能だけど、魅力をそのままというわけにはいきませんね。ノベライズの謎解き部分は面白い、というほどでもなく。実際に参加して、見てたらきっと面白かったんだろうな、とは思います。
　十角館、迷路館、時計館、黒猫館の現在の主？　が登場人物として出てきますが、この部分が一番面白かった。館の擬人化っぽくって。紳士然とした十角館、攻撃的な迷路館、天然な時計館、お調子者の黒猫館。他の館の主も見てみたいね。暗黒館はあれだ、眼帯つけた子供だと思う。邪気眼とか持ってそう。青屋敷は中村青司そのままっぽい気がする。
　館シリーズ最後の十作目はまだ全然構想もできてないみたいですけれど、いいです、大丈夫です、待ちます、待たせていただきます、ていうか待たせてください。
　抜粋、綾辻のインタビューの中から。

　ずっと思っていましたよ。それほどに世界は非情である、と。ただ、努力しなければ何も始まらない。

2013/05/04

有栖川先生の追悼メッセージを真に受けたのが、もう何ヶ月前になるのでしょうか(OvO)あの時、綾辻先生が本当に亡くなったと信じた私は…泣いたよ…ガチでな…←

必死でニュースソース探したり、綾辻先生ご本人のTwitter見たり、講談社が追悼キャンペーン始めてないか確認したり←、まあテンパりましたわな(OvO)

そんなか弱い女←←←を泣かせた罪作りな企画のノベライズ。【綾辻行人殺人事件】です＼(^o^)／待ってましたっ

ご本人がノベライズされるのかと思いきや、メフィスト作家さんが執筆されたのですね。綾辻作品は毎回バイト先で入荷してたから、当然店頭に並ぶものだと余裕ぶっこいてたら、一冊も入荷しなくて絶望した＼(^o^)／うおおおお
そして注文してから届いたのが二週間以上後＼(^o^)／うおおおお

そんな紆余曲折（？）の末、ようやく手元に来てくれた今作だったのでした。うーん、感慨深い。

何だか導入が長くなりましたが、本編の感想も書きますよ＼(^o^)／

今作は【ミステリーイベントの舞台上で殺人事件が起こる】、所謂作中作ものです。
【十角館】、【迷路館】、【時計館】、【黒猫館】、という綾辻作品の館を冠した登場人物達が、彼等を統べる【蜃気楼館】の挑戦状を受けて一堂に介した。その直後、皆の前に颯爽と現れた【蜃気楼館】こと綾辻行人が、突然死亡するーー何という急展開（笑）。

この辺はネタバレになるので詳しくは触れませんが、この辺りの心理トリックは（意図した物ではないかもしれませんが）上手くミスリードされるよなあ、と唸りました。これは探偵役の観客達も騙されたんじゃないだろうか…。

被害者は2人。
館の1人と、綾辻行人。
前者を殺す動機を持つ者は多数。
しかし、綾辻行人を殺す動機を持つ者はいない。彼のコスプレをする偏執的なファンはいるけど（笑）。
そんなこんなで、舞台監督ホームズとウッカリ編集者ワトソンが捜査を進めていきます。

結論から言うと、トリックは思わず「あーーー！それ、そう言えば、そうだったじゃん！←」と言ってしまう内容でした。これ見よがしに張られた伏線に気づかなかった私、ドンマイ＼(^o^)／

何で気付かなかったし…簡単に見破られるはずだし…と読んだ後に自分の観察眼不足を嘆くことのできる作品に出会えるのって、すごく幸せですね。

このイベントに参加して、真相看破には至らなかった皆さんも、悔しさを覚えるのと同時に嬉しくもあったんじゃないかな、なんてシミジミしてしまいました。いやあ、ミステリーって、本当にいいものですね←

綾辻先生のスペシャルインタビューや有栖川先生との対談も嬉しい！
綾辻ファンなら買って損のない一冊です＼(^o^)／

衆人環視の密室から、売れっ子役者の刺殺体が転がり出た。更には、日本推理界の大御所・綾辻行人が殺害された！彼を殺害できたのは舞台上にいた関係者のみ。
綾辻行人の担当編集者である渥美は、綾辻ファンであり舞台監督でもある森下の力を借りて犯人に迫るが…。

2013/04/28

ミステリーナイト25周年企画「綾辻行人殺人事件『主たちの館』」のノベライズと、それに関わった方たちのインタビューも収録された一冊。イベントに参加した方もそうでない方も楽しめる一冊です。
ミステリーナイト自体についても興味深いことがいろいろ。ううむ、あのクオリティの高さはやはり並大抵の苦労ではないのですね。凄いなあ。

2013/04/17

ミステリーナイト25周年公演『綾辻行人殺人事件『主たちの館』』のノベライズ。やっぱり舞台で演じられることを前提とした作品を小説化するのは難しいのかね。どうしても動きが見えにくいし、色々とあからさますぎる気が……。どうせなら脚本をそのまま載せたほうが良かったんじゃ。とは言え、ノベライズ以外にもイベントリポートや対談、インタヴューと内容は盛り沢山で、作り手側のミステリ愛が感じられる。ミステリーナイト、参加してみようかな。