道徳という名の少年 の商品レビュー

桜庭一樹【著】

2013/04/27

ジャングリン・パパの愛撫の手がとても好き。
桜庭節というか、桜庭一樹さんの作品を読む時はいつもそういう期待がある。今回の作品でもその期待は裏切られませんでした。満たされました。

インタビューは、最初は「インタビューのが長いよ！」と思ったけれど、冷静に、落ち着いて読むと、とても素敵なインタビューだった。
彼女の作品でまだ読めていないものもたくさんあるし、ちゃんと読んでいきたい。そしてこれからも満たされたいです。

2013/04/25

南米文学に影響を受けたらしい、ちょっとシュールで残酷なおとぎ話。著者インタビューも同時収録されている。「私の男」は結構好きだったのだが、この著者が繰り返し描いているテーマに、今回はいまいち乗り切れず。

2013/04/15

桜庭一樹の作品を読むたび、あーそれそれ！　そういうの！　と涙が出そうになる。
リズムがよくて甘くて苦くてグロテスク。砂糖菓子。
ミニマルケス。
男女。というより、男の女性化。

2013/04/04

装丁の美しさは文庫になっても変わらず。
半分は「道徳という名の少年」、もう半分は桜庭さんのインタビュー集。
インタビューの内容が今までの作品の背景や書こうと思った理由が詳細に書かれていて面白かった。
卒論で凄く使えそうと思ってしまったｗ

2013/04/11

親子５代にわたる
グロい（といったらあれだなぁ）話
連作短編
隣の家のお父さんの腕に恋する話がきもちわるい

西尾維新や桜庭一樹（の文庫）は図書館にないからみかけたら買っちゃうんだけど
そろそろやめようかと思ってきた（気づくのおそい）

2013/04/01

これは桜庭さんファンは単行本もってても絶対買うべき！なぜってインタビュー集がうれしすぎる……文庫の半分以上が今までの作品それぞれについてのインタビュー。

文庫のデザインも素敵ではあるけど、単行本のそれには到底敵わないので（『道徳の〜』はいちばんと言ってもいいくらい綺麗）、単行本と両方揃えるのがおすすめ。榎本さんが気付いていくような、もしくは桜庭さんが意図した本質のイメージには近づけていないことも多いんですが、それはそれで面白くていいなあと。

2013/03/30

小説よりもインタビューの方が長く、桜庭作品を読んでいないと分からなかった。　小説の文体が雰囲気と合っていて素敵。でも話全体としてはまあまあかな、と。