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道徳という名の少年 の商品レビュー

3.6

37件のお客様レビュー

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2015/06/19

親から子へと継がれていくタブー。 子は美しく生き、親は醜く朽ちていく。 子は親になり、タブーは引き継がれ続ける。 また繰り返される。 道徳に逆らい、道徳に貶められた母は我が子にその敵の名を与えた。

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2015/06/09

後半半分は桜庭一樹インタビュー。2006年から2012年、『少女七竈~』から『無花果とムーン』まで、過去作品も含めて、インタビュー形式の自己作品解説みたいになっています。それがめっちゃおもしろい。作家の頭の中。桜庭ファンのみならず、作家志望の方とかにもおすすめかも。

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2014/11/23

桜庭一樹は『砂糖菓子〜』『少女七竃〜』『私の男』と4冊目。 …こーれーはー…ダメだったー…。 桜庭一樹の陰気な性的な空気が濃厚すぎてちょっとウップってなっちゃった(´・_・`) 文章は好き。

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2014/11/16

タイトルのとおり、道徳という名前を付けられた少年の周りの人々の話。どす黒い童話のようなお話。 今まで読んできた桜庭一樹作品が濃縮された感じ。 不道徳な一族の中で、道徳という少年だけが、名前のとおりだった。

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2014/09/12

道徳や一般論の奴隷になっているクソ野郎ばかり。生きている時間のうちで、必要なことは本当に僅かだ。下らない世界の一部として、生きている。

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2014/07/22

読み終わったと言うか、物語だけ。後半のインタビューはすっ飛ばし。物語自体は面白かった。文章のリズムが良くて言葉選びもうまいと思う。書き方が上手い作家は音感があると思う。 インタビューの方は読まず。作家が作品について語る、というのはその作品の世界を狭めてしまうようで、それは読み手...

読み終わったと言うか、物語だけ。後半のインタビューはすっ飛ばし。物語自体は面白かった。文章のリズムが良くて言葉選びもうまいと思う。書き方が上手い作家は音感があると思う。 インタビューの方は読まず。作家が作品について語る、というのはその作品の世界を狭めてしまうようで、それは読み手の私の至らなさとか傲慢もあるのだけど、私はやっぱり読まない自由を選ぶ。

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2014/03/03

本編は移動中に読み終わる位なので、ちょっとした暇には持って来い。 母から、娘へ、 娘から娘へ、 父から息子へ、と 物語が続いて行く。 ファンタジーの世界のようで、やはり哀しい。桜庭さんの世界だなーと。 その後インタビューになるが、桜庭さんの世界感を少し理解できるような…。 ...

本編は移動中に読み終わる位なので、ちょっとした暇には持って来い。 母から、娘へ、 娘から娘へ、 父から息子へ、と 物語が続いて行く。 ファンタジーの世界のようで、やはり哀しい。桜庭さんの世界だなーと。 その後インタビューになるが、桜庭さんの世界感を少し理解できるような…。 桜庭さんが影響を受けたものが、自分の知っているものだったりして、色々と想いを馳せた。 個人的に”あのはな”が出て来たのは感激でした。(笑)桜庭さんの作品を読みたくなるインタビューでした。

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2013/10/02

メモ:未読の作品のインタビューは読んでない。 桜庭作品はGOSICKから入ったからか、それ以外の作品に感じるなにかにずっと違和感というかもやもやしてたけどちょっと謎が解けた気分。 これも母親と名前の物語で、解説にもあったけどすごく桜庭さんの世界が凝縮された一冊だと思う。 と...

メモ:未読の作品のインタビューは読んでない。 桜庭作品はGOSICKから入ったからか、それ以外の作品に感じるなにかにずっと違和感というかもやもやしてたけどちょっと謎が解けた気分。 これも母親と名前の物語で、解説にもあったけどすごく桜庭さんの世界が凝縮された一冊だと思う。 というかGOSICKって完結してたのか...武田日向さんのイラストが好きでビーンズ文庫で揃えてるせいか全然知らなかった... 早く続きでないかなー

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2013/09/28

これはがっつり趣味突っ走りの、暗黒童話でした。 お父さんの話が怖い。全ての女の行きつく先を見せつけられてるようで苦しい、でも読む手が止まらない、清々しいほどの残酷なお話でした。

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2013/07/15

短編集。 世代が変わっていく連作になっている。 独特な雰囲気の作品がほとんどだが、ちょっとファンタジーっぽい感じ。 しかし、決して明るい話でもなく、ハッピーエンドでもないので、読む際は注意。

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