落英 の商品レビュー

黒川博行【著】

2014/06/04

関西弁が軽快でテンポよく読めた。タイトルの落英というのがどこから来ているかわからないまま終わったので後でネットで調べる。

2014/05/23

このところ、不調と多忙でなかなか本が読めない。でも、相変わらず、この人は面白い、ともかく、キャラを作るのがうまい。今回の３人も出色。特に、（関西弁の会話）は、最高。

2014/03/10

ハッピーエンドはないなと思っていたら急転直下のバッドエンド。因果応報が作者のテーマだけにこの方が納得できる。ヤクザ同士のケンカでないところがミソ。登場人物が多くて覚えるのが大変だった。ただ軽く読んでいてもストーリーが入ってくるのはユーモアたっぷりの会話が魅力的だからか。

2014/01/05

大阪県警薬対課の桐尾武司、上坂勤は薬物捜査の過程でトカレフを発見．この銃が迷宮入りした事件との関わりが出てきて、和歌山県警の満井雅博と合同捜査を開始．この満井は個性が強くどこでも落ち着かない．しかし、この3人が組んで暴力団や企業の談合屋を手玉に取って、大金をむしりとる．奇想天外なストーリー展開だが楽しめた．

2013/09/11

覚せい剤密売捜査のガサ入れ中に、迷宮入りの事件に使われた拳銃が発見される。大阪府警の薬対課の２人の刑事が専従捜査を命じられ、和歌山県警の悪徳刑事と組むことになる。

黒川作品らしい作品でした。前半が覚せい剤密売捜査に終始し、なかなか事件の進展が見られないものの、二人の刑事の関西弁のやり取りがテンポ良く、飽きずにスルスルと読めた。後半は、これまた癖のある県警刑事が加わり、お互いハッタリをかましつつ、事件の複雑な背後関係を紐解いていく様が面白かった。出来れば、薬対課のコンビが悪徳刑事に染まらずに最後まで行ってくれたら良かったのだけれども、そうはならないのが人間の弱さかな。ほろ苦いエンドだったけれど、それもまた良かったデス。

2013/08/26

大阪府警薬物対策課の桐尾と上坂。覚醒剤密売捜査の最中、お蔵入りの殺人事件に使われた拳銃を見つけてしまう。その専従捜査を命じられ、和歌山県警の満井とタッグを組むが、満井は悪徳刑事だった…

2014/04/30

大阪府警の桐尾(彼女ヘルス嬢)、上坂(映画好き)の薬対課のコンビがガサ入れでふとしたきっかけで曰く付きのトカレフを見つけ時効事件を追わされる。時効事件捜査で過去事件を担当した満井と言う和歌山県警の汚れたデカと組まされ3人で事件追う。
黒田節のテンポ良い大阪弁のやり取りが、が面白く読めた。

2013/04/11

覚醒剤密売捜査に拳銃・・・暴力団と黒い警察。内容はスリリングで怖い話だが、会話文が多く、その会話の口調がぎすぎすしていないので、あまり緊迫感がないように感じた。それぞれの刑事の背景もなんだかゆるい。