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実録!あるこーる白書 の商品レビュー

3.8

37件のお客様レビュー

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2013/04/23

アル中は、アルコール依存症という病気だから、医者に掛からないとだめ。医者にかかるためには、本人が「底つき」(なんで自分はこんなところにいるんだ!)を自覚しないとだめという主旨の対談です。 これまで表に出てこなかった、西原の一面が語られているという点で非常に興味深いけど、面白い...

アル中は、アルコール依存症という病気だから、医者に掛からないとだめ。医者にかかるためには、本人が「底つき」(なんで自分はこんなところにいるんだ!)を自覚しないとだめという主旨の対談です。 これまで表に出てこなかった、西原の一面が語られているという点で非常に興味深いけど、面白いところはほとんどないです。アルコール依存症の家族を抱えている人がいたら読むべしですね。

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2013/04/20

面白かった。「アル中とは、アルコールがその人だけにシャブになってしまう病気」という西原理恵子の説明が良かった。

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2013/04/14

アルコール依存症の認知度が低いために,当事者が解決策に辿り着けないというところに危機感が伝わってくる。本人よりむしろ家族・近親者に届けたい。

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2013/04/09

アルコール依存症のマンガ家吾妻ひでおとアルコール依存症の夫を持っていた西原理恵子。このふたりを軸にアルコール依存症についてまじめに語り合っている本です。 アルコール依存症をまじめに語っているとはいえ、いつもの西原節も健在で辛口でありながら笑えるところもあり、そしていろいろと考えさ...

アルコール依存症のマンガ家吾妻ひでおとアルコール依存症の夫を持っていた西原理恵子。このふたりを軸にアルコール依存症についてまじめに語り合っている本です。 アルコール依存症をまじめに語っているとはいえ、いつもの西原節も健在で辛口でありながら笑えるところもあり、そしていろいろと考えさせられ本になっています。 専門のお医者さんが話される本も大事ですが、今の世の中言葉だけが先行し、実態を知らない人が多すぎる実態。実際に依存症の人、依存症予備軍の人、そしてその近くにいる人。とくに近くにいる人の存在が大きいこの病気。一人でも多くの人が、知識をつけ、前に次に進んでほしいと願うばかりでした。

Posted byブクログ

2013/04/09

アルコール依存という病気がどのようなものなのか、患者とその家族の両面との対話によって立体的に浮き彫りにし、正しい理解に導く好著。 「正確な理解」がなぜ必要なのか敷衍しておくと、えてしてこの国ではアルコール依存が「病気である」ということを「理解する」ということが「意思の弱い酔っ払い...

アルコール依存という病気がどのようなものなのか、患者とその家族の両面との対話によって立体的に浮き彫りにし、正しい理解に導く好著。 「正確な理解」がなぜ必要なのか敷衍しておくと、えてしてこの国ではアルコール依存が「病気である」ということを「理解する」ということが「意思の弱い酔っ払いを甘やかす」ことだと曲解されて受け取られがちなのだが、まったくそうではない。 1.すべての病気と同じように予防と早期発見・早期治療が肝要であること。 2. 正しい知識を持つことによって、不必要な精神的苦痛(しばしば身体的暴力に及ぶ)を逃れる道筋をつけられること。 3.非合理的な精神主義によって正しい治療への道を閉ざすことを避けること。 これらのためにも、知名度のある著者たちが名乗り出てアルコール依存症への理解を進めるのは意義のあることと思われる。

Posted byブクログ

2013/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アルコール依存症ってどんな病気?毎晩アルコール摂取する私はパラパラと立ち読みしたら止まらず、そのまま購入し一気に読んだ。アルコール依存症の陰には、その人を支えるイネーブラーが存在する。本人に代わって後始末をしたり、飲む環境を整えたりして、依存症をますます悪化させる。病気という理解がないため、意志が弱いとさげすまれ、家族のやっかいものになって最後は死に至る。 依存症から抜けるには、まず、底打ちしてから専門の病院に入院し、依存症とはどんな病気であるかを学習していく。そして、その後は一滴もアルコールを摂取しない。料理酒、みりんも避けたほうが無難。アルコールを口にすることをスリップと言い、一口でもアルコールを口にすると、歯止めがきかず、大量飲酒に至る。入退院を繰り返して、どんどん悪化する。う~ん、アルコールって怖いわ。うまく付き合っていきたい。

Posted byブクログ

2013/03/20

 アルコール依存症だったご主人を看取った西原理恵子さんと、ご自身がアルコール依存症から立ち直った吾妻ひでおさん。アルコール依存症は病気であること、それもきちんとした知識があれば治すことのできる病気であることを啓蒙すべく出版された対談集。  これまでに出版された西原さんのエッセイマ...

 アルコール依存症だったご主人を看取った西原理恵子さんと、ご自身がアルコール依存症から立ち直った吾妻ひでおさん。アルコール依存症は病気であること、それもきちんとした知識があれば治すことのできる病気であることを啓蒙すべく出版された対談集。  これまでに出版された西原さんのエッセイマンガなどからも、故・鴨志田穣氏の闘病の日々はうかがわれたものの、当時は書かずに伏せておられたことなどもずいぶんとあったようす。  意志が弱いということではなく、病理であるということ。症状や本人の苦しみが理解されづらいこと。治癒には困難が伴うけれど、けして治らない病ではないこと。  本人が治す気にならなければ治らない。そして大抵の人の場合、一度とことん底まで行って見ないことには、治そうという気にはならない……うちにもタチの悪いボーダーライン上の酔いどれがいるので、わりと洒落にならない気持ちで読了。家の中で多少タチが悪かろうと、よそ様に迷惑が及ばないうちはなどと思えば、なかなかふんぎりがつかないのだよなあ……。  家族というのは、たとえ家の中でどんなに険悪だろうが外に対しては団結して、恥を隠そうとするものだ……というのは別の作家さんの言なのだけど、思い出してわれ知らずため息。つくづく難しい問題だなと思います。

Posted byブクログ