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機械との競争 の商品レビュー

3.6

125件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    45

  3. 3つ

    45

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    1

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2014/06/25
  • ネタバレ

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不景気から回復しても、以前のように就業率は上がらない。それは、人間の仕事を機械が代わりに行うようになったから、というお話。 将来、人間の仕事は二極化していく。一つは、何かを創造する仕事。もう一つは、肉体労働を伴う仕事。 自分の将来の仕事は大丈夫だろうか、と心配する前に、自分の価値を高めていく方法を考えていこう。

Posted byブクログ

2014/06/21

第1次産業革命や第2次産業革命と同様に、現在のコンピュータの発展によってコンピュータが人の仕事を盗むかというとその通りで、とは言ってもその代わりコンピュータにはできない複雑な仕事は増えるので問題はない。なのだけど、情報技術に対して順応するのが遅くまだまだ仕事が整っていないというの...

第1次産業革命や第2次産業革命と同様に、現在のコンピュータの発展によってコンピュータが人の仕事を盗むかというとその通りで、とは言ってもその代わりコンピュータにはできない複雑な仕事は増えるので問題はない。なのだけど、情報技術に対して順応するのが遅くまだまだ仕事が整っていないというのが現状の問題のよう。 技術者の中で雇用の機会が多いのは低レベル、高レベルの人材で、中レベルの技術者は雇用が減っていくらしいが、何かを生み出すコストは減っていっているのでチャンスはどこにでもあるとも。

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2014/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コンピューターの発展は人間の仕事を奪い、人間の仕事(雇用)を二極化[高所得と低所得]すると、その処方箋として、教育、起業家精神、インフラ投資、法制度などをあげる。 教育への投資とインフラ投資は、そのとおりだと思った(特にアメリカは軍事に金を使うのでインフラ投資の割合は低いと聞く)が、雇用の二極化は避けられないかも知れない、高度成長期のように、所得の中央値をあげる社会情勢・状態が世間的には幸福感を醸し出すと思うのだが、自分の子供達の時代を思うと、そんなハッピーな時代がもう来ないかもしれないと思うと、少し暗くなる。

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2014/05/06

産業革命期のラッダイト運動が現代でも起こりうるのか。リテラシーの高まった日本ではきっと起こらない。チェス盤の法則から紐解く機械と労働者のこれからについてオススメの一冊。

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2014/04/29

テクノロジー失業に関するお話。指数関数的な情報通新技術の進歩に、新たな雇用の創出が追い付いていない現状。人件費削減が進む社会で、創造的職業と肉体的職業以外は早々に駆逐される可能性があるという。最後は楽観論で締め括っているが、勝者総取りの社会を是正するには、新たな雇用をどのように産...

テクノロジー失業に関するお話。指数関数的な情報通新技術の進歩に、新たな雇用の創出が追い付いていない現状。人件費削減が進む社会で、創造的職業と肉体的職業以外は早々に駆逐される可能性があるという。最後は楽観論で締め括っているが、勝者総取りの社会を是正するには、新たな雇用をどのように産み出すのか、考えていかなくてはいけないと思う。

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2014/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

機械が発展していっても、人の職はそれに応じて増えていく。機械に代われない仕事もいっぱいある。ちょっと希望が持てた。

Posted byブクログ

2014/04/25

「チェス盤の法則」によって指数関数的に進む技術革新のスピードから、機械化、自動化が進むと今まで以上に一部の仕事が人からコンピューターへ置き換わるスピードはアメリカで起きている現実よりもっと加速していくのかも知れない。ただ、「弱い人間xマシンxよいプロセス」のほうが、「強い人間xマ...

「チェス盤の法則」によって指数関数的に進む技術革新のスピードから、機械化、自動化が進むと今まで以上に一部の仕事が人からコンピューターへ置き換わるスピードはアメリカで起きている現実よりもっと加速していくのかも知れない。ただ、「弱い人間xマシンxよいプロセス」のほうが、「強い人間xマシンxお粗末なプロセス」より勝っていることも事実。今でさえ生産の現場で人間が高度に自動化された機械やコンピューターを本当に使いこなせているかは疑問だし、移民政策などがなかなか進みづらい、人手不足の日本のような国こそスキルの向上を徹底的に行って、生産性をあげていくしか道はないのでは。 チェス盤の法則は、ローマクラブの「成長の限界」とよく似たメタファー。色んなリスクマネジメントをしていかないと。。

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2014/04/20

機械に置き換えられた大量の失業に対処することが今世紀の最も急を要するに社会問題に。機械と共存する社会とビジネスの再構築を。

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2014/04/22

◆かなり浅めの読了。 ◆景気が回復しても雇用が回復しないアメリカ社会。その理由は、人間がおこなっていた労働が高度な技術に代替されているからではないか。この本が提起する問題はいたってシンプルで、ラダイド運動が象徴するようにそれまでも語られてきた問題でした。著者によれば、かつては楽...

◆かなり浅めの読了。 ◆景気が回復しても雇用が回復しないアメリカ社会。その理由は、人間がおこなっていた労働が高度な技術に代替されているからではないか。この本が提起する問題はいたってシンプルで、ラダイド運動が象徴するようにそれまでも語られてきた問題でした。著者によれば、かつては楽観的にみられていたこの説明(雇用喪失説)が、コンピュータとインターネットの時代となったいまになって、にわかに危機的な課題として浮かび上がりつつあるといいます。 * 感想 * ◆問題提起の本と著者が語っているように、雇用喪失の問題と技術発展の問題にどれだけ関係しているのか(解説にあるように、のちにならないと分からない)、そして対策・解決の点ではそれぞれ疑問が残るかもしれません。たとえば、教育をとおした人材育成という解決策が提示されるいっぽうで、いま機械との競争に負けつつある人びと(つまり労働が機械に代替されつつあるか、その可能性が高い人びと)に対してはどのような対策が可能なのでしょうか。 ◆衝撃的な問題提起から、読者がそれぞれの答えを考えながら読んでゆくと面白い本だと思います。

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2014/04/18

ITによる進歩が速いので、新しいことによる雇用の増加が起こる前に、雇用の減少が進んでしまう。 これからは、教育への投資増や、新しいテクノロジ利用への規制をしない、といった考慮が必要に。 原書はアメリカの話だが、それでも日本から見るとアメリカは良くやっているように見える。ということ...

ITによる進歩が速いので、新しいことによる雇用の増加が起こる前に、雇用の減少が進んでしまう。 これからは、教育への投資増や、新しいテクノロジ利用への規制をしない、といった考慮が必要に。 原書はアメリカの話だが、それでも日本から見るとアメリカは良くやっているように見える。ということは、日本はさらに数歩遅れているということ。

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