銀座缶詰 の商品レビュー

益田ミリ【著】

2023/09/14

生活の中の余白を大事にしたいと思える作品。「不要不急」なるものがいかに人生に彩りを与えるか、そして大人になることの楽しさと切なさをユーモアたっぷりに描写している。益田さんの毒っ気が垣間見えるのもポイント。

2023/09/18

今回読んだ益田ミリさんのエッセイ、銀座缶詰もとても良かったです！

歳を重ねることとか、日々のあれこれの考え方が面白くて、何となく共感できるところが良いです( ˙-˙ )！

友達の分類とかについて書かれているところが印象に残ってとても共感出来ました。型にはまらず、自由でいいし、同じである必要はないし、似ている友達がいるのも当然だけど、だからといってみんな同じではない。友達にも色んな子がいて、相手に合わせてちょっとずつ違う自分がいてもよい！

2023/04/04

はじめて益田ミリさんの本読んだ
43歳未婚の日常のエッセイ
さらさら〜と読める
もう若くはないけど楽しいんだ！大人には子供とは違う思い悩みを抱えつつ楽しく過ごすことはできるんだ！みたいな内容多めで確かにそうなんだろうけど読み終えた時には少し強がりみたいに感じた

2023/03/23

年代が上の方のエッセイを読むと歳を重ねる怖さが和らぐので好き。上京後に買った基本のレシピ本が一番活躍する話しだったり、たまに自腹でホテル執筆されていたり40代って楽しそう。子育て終わって自由になっている自分を想像妄想旅に連れて行ってくれた。

2023/02/25

日常のことが書いてあり、分かるな〜と思う部分がよくありました。

私もお友達とお土産交換が好きです笑

2022/11/06

益田ミリさんのエッセイの中でも特に好きな方だった。
ずっと缶詰になってはいなかった。
生活っぽい部分が多くて面白かった。

2022/08/29

ひとつひとつが 短いから ちょこちょこ読める。
40代の作者の見たこと 思うこと。
私も20年後には同じことを思うのかな、とか
考えながら読んだ。

149ページの「口に出して楽しむ」
自分の中であれこれ考えるのも楽しいけど、
たしかに仲の良い女友達と
美味しいご飯を食べながら、
最近食べたもの、やったこと、行った場所、
行きたい店、新しい始めたこと、挑戦したいこと
ぐあーと話す時間 楽しいよなー
友達に触発されて 私も頑張らなきゃ！と思えるし。
（飽き性なのでその効果も続かないこと多いけど）

ミリさんの本を読むと、きっとわたしも
いつまでもずーっとこんなわたしのまま、
歳をとるのかなーて思えて
安心なような、焦りもあるような。
100共感！とはまだならないけど、
何も考えたくない時にも読める本。

2022/07/11

私の大好きな益田ミリさんの本♡
エッセイ集を手に取るたびにワクワクする！

日常のモヤモヤを書いているので
共感できたり、納得できたりするところが
たくさんあった☺︎☆

「損得メモリ」「自分の性格」etc...
読んでたら頷けるところがあったり！

『ひとつのことで失敗したとしても、
自分のすべてがダメと思わない』
素敵なことだなって思った。
わたしもそう思わないような努力をしたい！

2022/06/13

益田ミリさんの本、とくにエッセイはほぼ読んだと思っていたけれど、なぜか逃していた1冊。
約10年前の作品でありながら、安定のおもしろさ。40代のミリさん、若い。

ｐ24
考え事は大切である。
たとえ小さくても、心にひっかかったことを自分の中で見つめる時間は必要だ。
たとえば、あの人にあんなふうに言うんじゃなかった、失敗したなぁと思うようなことがあっても、次々に予定が入っていると、まぁ、もういいか済んだことだし、ってなってしまう。
この「済んだことだし」と思う時間が早すぎると、同じ失敗や失態を繰り返すもの。ひとりでじくじくっと後悔する時間をある程度確保しておかないと、人との関係も雑になっていく。

ｐ78　帰省するたびに、近所の誰かが亡くなっていることを知る。~ということを思って。

疎遠になっていた大人のわたしが、こんなに悲しい気持ちになること、おばちゃんたちは思いもしなかったかもしれない。でも、わたし、忘れてないんだよ。そう思うとこみあげてきて、泣き虫だった子どもの自分に戻っていた。
～ありきたりの里帰りも、いつか大切な思い出に変わる日がくることを、私はもうすでに気づいているのである。

子どもの頃、親切にしてくれた人たち、ひととき触れ合った人たちのことを思う時、あのおばちゃんはもう亡くなっているだろうな、とかどんなおばあさんになっているんだろう？　とか家族に見守られて亡くなっていったんだろうな、とか思う。電車で隣に座ったおじさんからキャラメルをもらったこと、「あーた、大丈夫なの？」と声をかけられたこと、いろんな大人に見守られて大きくなった、と思う。
そして、実家に帰ると連絡すると駅まで迎えに来てくれた父、駅まで送ってくれた母を思う。「いつか実家に帰ることが『帰る』じゃなくなる日がくるんだろうか？」そう思いながら新幹線に乗っていたあの日は、大切な思い出。

ｐ134　自分は「大切にしてもらった成分」が詰まっていると感じて、大丈夫！って思えるところ、身に染みる。

父や母だけでなく、外の世界の人々が幼いわたしをひょいっと気にかけてくれた。そんなたくさんの「大切にしてもらった成分」が、大人になった私には詰まっているんだ。だから、きっと、わたしは大丈夫なんだ！　なにが大丈夫なのかはわからぬが……時点所をこぐ足どりが、ふいに軽やかになったりするのだった。

ｐ184
自分の性格の中で嫌いな部分があるのは、なんとも切ないことである。
だけれど、いくつかの好きな部分のおかげで、大抵、なんとかなっているのだった。

ｐ187
さみしさはひとりでなんとかしなくては

2022/03/02

昨日の夜から読み始めて、もう読み終わってしまった。
益田ミリさんの本って、本当に面白い！
しかも、この本は今の私の年齢と同じ頃のミリさんのことが書いてあって、さらに共感度アップ！！

ミリさんは、友達も多いし、色んなところにたくさん出かけて刺激をもらってていいなー羨ましいって思ったり、子供がいる私とはまた違う悩みもあるんだろうなとも思ったり。

くすりも、ほっこりも、しんみりも少しある良い本です。