君は素知らぬ顔で の商品レビュー
タニハピがよかったのでこちらもトライ。 この人の物語の組み立て方が好きだ。 最後に大きなどんでん返し、もいいけど、 あそこのこれが、つながって・・っていうのが ムフフとさせてくれる感じがイイ。 登場人物のみんなも、 繊細すぎず、でも単純すぎず、毎日を生きていて、ちょうどいい。
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「ゆうちゃん」という女優がお話のどこかに出てきて、それもゆうちゃんの成長とともに時間軸が過ぎていく、各章の登場人物も他の話で出てきたり繋がっていたりする物語。最後はほっこりする話から悲しい結末もあるが、最後の章はどんでん返しがあって、そうゆうことだったのか!とすっきりするしもう一...
「ゆうちゃん」という女優がお話のどこかに出てきて、それもゆうちゃんの成長とともに時間軸が過ぎていく、各章の登場人物も他の話で出てきたり繋がっていたりする物語。最後はほっこりする話から悲しい結末もあるが、最後の章はどんでん返しがあって、そうゆうことだったのか!とすっきりするしもう一度読み返してしまうほど面白かった!タイハピとも少し似ている構成で読んだあとは前向きになれるお話たちでした。
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ありそうな男女の日常に即して描かれていて、主人公の心情も現実味がある。だからどの話もすっと入りこんで読むことができた。 女優ゆうちゃんの存在がどの話にもアクセントになっていて、登場人物が様々な思いをめぐらす。 最終話の「人は生きていれば誰かに影響を与える」っていう物語全体の象徴で...
ありそうな男女の日常に即して描かれていて、主人公の心情も現実味がある。だからどの話もすっと入りこんで読むことができた。 女優ゆうちゃんの存在がどの話にもアクセントになっていて、登場人物が様々な思いをめぐらす。 最終話の「人は生きていれば誰かに影響を与える」っていう物語全体の象徴でもある言葉にはぐっときた。
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全6編の連作短編集。女優ゆうちゃんを時間軸に様々な話が語られます。さらっと読める話から、主人公を善人とせず、人の内面の汚いドロドロした心情を描いた物まで幅広い作品が集まっています。好きだったのは「斜め四十五度」と「どこかで誰かに」。「今日の占い」は読んでて怖い。モラハラに苦しんで...
全6編の連作短編集。女優ゆうちゃんを時間軸に様々な話が語られます。さらっと読める話から、主人公を善人とせず、人の内面の汚いドロドロした心情を描いた物まで幅広い作品が集まっています。好きだったのは「斜め四十五度」と「どこかで誰かに」。「今日の占い」は読んでて怖い。モラハラに苦しんでいる人はこんな風に支配されちゃうのでしょうか。最後ヒロインが自分で逃げることを決断してよかった。始まりほわっと、中盤イライラどんよりして最後はほっとして読み終えました。
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同じ人を見ても、立場、環境によって見え方が違う。好意的であったり、否定的であったり。そして見え方と、本質はまったく違っていたり。飛鳥井さんの作品は本当にリアルで考えさせられる。全部が全部ハッピーエンドでないところも現実的でいい。オススメ
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1人の女優をフックにした連作短編集。 それぞれの短編ではいろんな人生における選択を、それぞれの登場人物からみた同じ女優(但し、時代が異なる)に対する評価を通して間接的に表現するという味のある構成です。 人物描写に好感が持てるいい作品でした。
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読み始めた時は「しまった」と思った。 今もっとも触れたくない、私から見たら十分恵まれた人生を送っているのに“女性特有の悩み”に悩む人たちの連作短編集。 だけど、一編読むたびに泣いてしまった。 まさにタイトルの通り“女の子はいつも”。 それでも私は今いるステージを抜けて、彼女た...
読み始めた時は「しまった」と思った。 今もっとも触れたくない、私から見たら十分恵まれた人生を送っているのに“女性特有の悩み”に悩む人たちの連作短編集。 だけど、一編読むたびに泣いてしまった。 まさにタイトルの通り“女の子はいつも”。 それでも私は今いるステージを抜けて、彼女たちのステージに行きたい。 そんな思いを強くした本でもあったかも。 だけど…そのための一歩は踏み出せないんだな。 向こうから歩いてきてもくれないし。 どうしたものか…笑
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タイハピと同じような構成 この手のタイプの現実的だけどどこか物語要素があって都合が良いだけでなく、肩の力が抜ける小説を書かせたら上手い 短編物はすべてが繋がったときが気持ち良い
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「ゆうちゃん」という子役の女の子をからめての短編集。 最後のお話で「!」 ゆうちゃんは、強い心と意思を持つ立派な女性に成長していた。
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日常にいっぱいいっぱいのとき、自分を守ろうとばかりしちゃうとき。 つい忘れてしまう大切なことを思い出させてくれる。 私はこの本を今読んでよかった。
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