さいはての彼女 の商品レビュー
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「さいはて」というバイクを通じて人と人が繋がっていく物語。 色々な人視点で物語が描かれているのがやはり面白い。 ナギっていう子が知り合いにいるのでその子に重ねて読んでしまった。 聴覚障害がありながらも颯爽とバイクで走っていく姿はさぞかっこいいのだろうなと思う。
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頑張って乗り越えた先にあるものを見せてくれる珠玉の再生物語。ハーレーに乗る颯爽と格好いい美少女ナギが良かった。私もいつの間にか心の中に作ってしまっていた垣根のようなものを軽々と超えて、もっと楽に生きていけるようになりたいと思った。
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悩みを抱えた人達が、旅を通じて前向きになって帰っていく。その過程が丁寧に美しく描かれていて、どの短編も胸を打たれた。 旅先での素敵な出会い。私が超インドアなので、ものすごく憧れる。 特に好きだったのは、やっぱり表題になっている話。バイクやハーレーについては全く知らなかったけど、瑞...
悩みを抱えた人達が、旅を通じて前向きになって帰っていく。その過程が丁寧に美しく描かれていて、どの短編も胸を打たれた。 旅先での素敵な出会い。私が超インドアなので、ものすごく憧れる。 特に好きだったのは、やっぱり表題になっている話。バイクやハーレーについては全く知らなかったけど、瑞々しさや疾走感が文章から伝わってきて、爽快感が味わえて良かった。
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一人旅に出たくなった!今まではお金がないとか時間がないとか自分の中で言い訳ばかりしていたけど、無理にお金をかけなくても1人で見知らぬ土地に行き、色んな経験をすることで何かが変わるきっかけになるのかなと思いました。 それにしてもナギは強い!すごく憧れの存在でした。メールでは今日と明日のことしか書かれていない。昨日は書かれないみたいなところで感心しました。 あとは二つ目のお話を読んで、自分ももっと母を労ることを大切にしないといけないなと思いました。 この本を読んで、自分の視野の狭さに気付かされました。もっともっと色んなことを見て学んで経験して、この先の人生もっと豊かにしていきたいです。
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ハーレー乗りの聴覚障害の女の子とそれを取り巻く人々を描く物語。 爽やかで読後感スッキリ、心の中にハーレー乗りの風が吹くようなストーリー。 私も彼女のように爽やかにアクティブに清々しく行きたいと感じた一冊。オススメです。
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旅に出ないままには死ねない! そんな風に思わされた本でした。 どんなに落ち込んでいても、希望が持てなくなっても、どん底まで行っても、無いエネルギーを絞ってまずは旅に(外に)出る! この本が伝えたいこととは違うかもしれないですが、いただいたメッセージでした。
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旅に出かけたくなる爽涼感のある本。薄いので移動中に読むのにぴったり、ぜひ旅行に行く際に持っていって欲しい。 本書を読むと前向きに生きる気持ちにさせてくれる。
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2024.07.13-2024.08.02 さいはての「彼女」は読者をも魅了する。もちろん、スズカという主人公の心が、エンジン音を鳴らし、急スピードで駆け抜けていくところも魅力の一つだと思う。けれど、ナギの持つ「越えていく力」は、「彼女」という存在を知った者すべてにエンジンをか...
2024.07.13-2024.08.02 さいはての「彼女」は読者をも魅了する。もちろん、スズカという主人公の心が、エンジン音を鳴らし、急スピードで駆け抜けていくところも魅力の一つだと思う。けれど、ナギの持つ「越えていく力」は、「彼女」という存在を知った者すべてにエンジンをかけてくれる。恩着せがましくもなければ、その熱で人を焦がすこともない。ただ、凪いでいた人々に、風を送ってくれる。風が心地よいものだったことを思い起こさせてくれる人。読了後の私は、スズカに負けないくらい、夏風のようなナギに惚れ込んでしまったのだと思う。再読であるのだが、やっぱりこの話が私は大好きだと感じた。何度だって、「彼女」に会いに、本を開きたい。そう思う作品である。 全4編それぞれ感想があるが、載せるのは1つだけ。 宝物になる1冊。
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凪ちゃん、最高に爽やかです! 線を引いているのは自分なんだよ お父さんの言葉にハッとさせられました
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「人は何度でも立ち上がれる。再生をテーマにした、珠玉の短編集」 凄く爽やかで、気持ち良い風が吹く一冊。 30代くらいの女性がそれぞれの短編の主人公で "さいはて"での旅を通じて自分を取り戻していく 心が温まるし、旅に出たくなるし、とても爽快だし、 すっきり...
「人は何度でも立ち上がれる。再生をテーマにした、珠玉の短編集」 凄く爽やかで、気持ち良い風が吹く一冊。 30代くらいの女性がそれぞれの短編の主人公で "さいはて"での旅を通じて自分を取り戻していく 心が温まるし、旅に出たくなるし、とても爽快だし、 すっきりとした気分になりたい人におすすめ 好きなフレーズ 「そんな「線」はどこにもない。もしあるとしたら、お前が勝手に引いた「線」なんだ。いいか、ナギ。そんなもん、越えていけ。どんどん越えていくんだ。」p62 「どんな大それたことでも、誰かがそう考えるところから始まるんじゃないかな」p169
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