IDOL DANCE!!! の商品レビュー
アイドル振付師であり、自身ドルヲタでもある著者が、専門家からも一般のファンからも軽く見られがちなアイドルダンスというジャンルに光を当てた野心作。竹中夏海という人は本当に面白い人で、僕はこういう人が大好き。
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「同じ作品を二度みるなんて時間のムダありえない!」と常々思っていたが、気付いたらラブライブのライブディスクをもう20回以上は観ていた。それ以前はせいぜいPerfumeのダンスをなるほどなるほどと眺める程度だった自分が、どうして演者の振付から表情、立ち位置、動線、コンビネーション、...
「同じ作品を二度みるなんて時間のムダありえない!」と常々思っていたが、気付いたらラブライブのライブディスクをもう20回以上は観ていた。それ以前はせいぜいPerfumeのダンスをなるほどなるほどと眺める程度だった自分が、どうして演者の振付から表情、立ち位置、動線、コンビネーション、フォーメーションの遷移まで追うようになってしまったのか。他の人は何に惹かれて観ているのかということで読んでみた一冊。 だが本書はアイドルダンス解説本、とするにはだいぶ個人的。歌詞とのリンク、振りコピ、フォーメーション移動など、解説らしき部分もないわけではないが、大部分は筆者が振付してきたグループのダンスの解説と関係者へのインタビュー。そのグループのファンであれば十二分に楽しめるとは思うが、それならば無理して一般化せず、そのグループのファン本として出してくれれば僕の目に留まることもなかっただろうに…。 文筆家以外の職業人が出す本の良し悪しというものは、個人の経験である特殊事情をどこまで一般化して書けるのかというところにかかってるんじゃないかと改めて認識した次第。
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この本は、振り付けの仕方に的を絞っている。本書はYouTubeを見ながら読むとより理解が深まります。 提供側からの視点で書かれているところは新しいと思うが、もう少し顧客視点で分析がしてあればもっと面白くなったと思う。 アイドルの表情、しぐさ等で男どもが何故惹き付けられてしまうの...
この本は、振り付けの仕方に的を絞っている。本書はYouTubeを見ながら読むとより理解が深まります。 提供側からの視点で書かれているところは新しいと思うが、もう少し顧客視点で分析がしてあればもっと面白くなったと思う。 アイドルの表情、しぐさ等で男どもが何故惹き付けられてしまうのかに踏み込んで、しかもそれを振り付けに活かしているというような裏話を期待していた。アイドル全般に渡ってこのような分析をするのは、もっと大きなお友達でないと無理なのかな。
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ダンスから見るアイドル!おもしろかった! 著者は日女体卒でPASSPO☆やアップアップガールズ(仮)の振付をしている人です。中学の時から振付をしていたというから、根っからの振付師ですね。 アイドル・ダンスの特徴や、衣装や小道具、フォーメーション等々、歌唱には全く触れず、それ以外の...
ダンスから見るアイドル!おもしろかった! 著者は日女体卒でPASSPO☆やアップアップガールズ(仮)の振付をしている人です。中学の時から振付をしていたというから、根っからの振付師ですね。 アイドル・ダンスの特徴や、衣装や小道具、フォーメーション等々、歌唱には全く触れず、それ以外のパフォーマンスすべてを熱く語っています。 特に東京女子流のプロデューサーと衣装担当との鼎談が面白かった。 オーディションで選んだ子をもとにグループを作るのではなく、グループのコンセプトが先にあって、ポジションごとに予め設定したキャラに合う子を集めるなんて、なんと戦略的。 他にもBerryz工房やPerfumeなどのパフォーマンスが取り上げられています。 それにしても、Perfumeってプロから見ても、完成度が高いんだねぇ。
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85点 ダンスやアイドル論、今のアイドルのあり方などが、 深いアイドルへの愛をもって語られる良書。 まぁそこまで深い話はないのだが、それでも本当にアイドルのことが好きなことが伝わるので、好感が持てる。
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ずっと積ん読になってて、やっと読みました。ぱすぽなどの振り付けを担当する竹中夏海さんが、アイドルとダンスや自分のキャリアについて語った本。 アイドルという現象の中の人の話として語られていて、最後にはアイドル自身へのインタビューなど本当にアイドルとアイドルダンスを知れる一冊だと思い...
ずっと積ん読になってて、やっと読みました。ぱすぽなどの振り付けを担当する竹中夏海さんが、アイドルとダンスや自分のキャリアについて語った本。 アイドルという現象の中の人の話として語られていて、最後にはアイドル自身へのインタビューなど本当にアイドルとアイドルダンスを知れる一冊だと思いました。
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体育大卒で振付師として活躍する筆者が アイドルの踊るダンスをダンサー・振付師視点で考察する、 ユニークな一冊です。 もともと振付師が演者につけた振り付けを ファンたちもコピーして踊る「振りコピ」文化が アイドルとそれを応援するファンたち、 ひいてはダンスそのものとの距離さえも近...
体育大卒で振付師として活躍する筆者が アイドルの踊るダンスをダンサー・振付師視点で考察する、 ユニークな一冊です。 もともと振付師が演者につけた振り付けを ファンたちもコピーして踊る「振りコピ」文化が アイドルとそれを応援するファンたち、 ひいてはダンスそのものとの距離さえも近づけて そこに喜びを感じるという、図式が面白い。 もともと自分で踊るとそのダンスを客席で見られないため、 ひとに振り付けしたダンスを見ているほうが好き、と語る彼女。 珍しいキノコ舞踏団で活躍する同輩や、 自ら振り付けを担当するアイドルたちの プロデューサーや衣装さんとの対談も見ものなので アイドルファンだけでなく、ダンスに興味のある方も けっこう楽しめる読み物ではないかなーと思います。
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すごく読みやすくて最後まで一気に。 アイドルのダンスをこんなに構造的に捉えたことがなかったので、とても勉強になった。
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アイドルグループのダンスには独特の世界がある。歌詞にひもづいていること、振りコピ(振付のコピー)をすることがその特長だと。実際にアイドルの振付師が、どのように考えながら振付を決めていくか。アイドル産業は、この10年の取り巻く環境の変化により、ビジネスモデルが変化しており、それに合...
アイドルグループのダンスには独特の世界がある。歌詞にひもづいていること、振りコピ(振付のコピー)をすることがその特長だと。実際にアイドルの振付師が、どのように考えながら振付を決めていくか。アイドル産業は、この10年の取り巻く環境の変化により、ビジネスモデルが変化しており、それに合わせるカタチで、AKBなどの触れるアイドルグループが出現している。その中で、どのような振付、衣装を含めてアイドルグループのアイデンティティを確立していくのか、それを考えるヒントになり、おもしろい。
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第一章で「振りコピ」カルチャー(見るのではなくマネする)を中心にしたダンス論を展開していて、ここは面白いが…中盤以降はダンスを論じるのではなく漠然としたアイドル論になっていってしまう。残念。
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